岐阜聖徳学園大学の大学進学情報
基本情報
お知らせ「2025年4月、新学部・新教育体制がスタートします!」
当校のポイント
◆仏教精神を基盤とした人間教育で人間性を高める
本学は仏教精神を基調として、心豊かな人間性と確固たる倫理観を育むことによって人格の完成をめざします。そのうえで、高い志と自主性・社会性・創造性を有し、激変する時代への適応力に豊んだ生きる力をみがき、グローバル人材の育成に努めています。
◆独自の教員養成プログラム「クリスタルプラン」で実践力を身につける
教育学部には、入学直後から4年間にわたり、数多くの教育現場での実習を体験できる「クリスタルプラン」があります。教職に関わる科目を実践的、系統的に学ぶ「教職体験科目群」と地域の子どもたちとのふれあいで力をつける「子ども理解活動」から構成されています。
◆きめ細かく手厚いサポートで「めざす就職」を実現します
開学から50年以上にわたる歴史の中で培われたノウハウをもつ教員就職対策。このほか、さまざまな講座をとおしての就業意識を醸成したり、企業とのマッチングの必要性を意識するように図っています。業界セミナーや就職合宿など多彩なプログラムを設け一人ひとりにていねいにサポートしています。
ごあいさつ
岐阜聖徳学園大学では、海外研修や教育知識、先端技術への理解等をとおして他者の異なる考えや文化を尊重できる人間性と高い専門性を育成をしています。
各種制度
【スカラシップ】※(全学部)
対象:一般選抜前期日程標準科目方式合格者のうち成績上位者
免除:最長4年間学費の全額または、授業料半額
【Yawaragi奨学金】※(人文学部、経済情報学部、看護学部)
対象:総合型選抜Yawaragi方式においてYawaragi合格となった者
免除:最長4年間授業料半額
【指定校制奨学金】(経済情報学部)
対象:学校推薦型選抜指定校制推薦方式入学者
給付:入学後に300,000円(入学年度のみ)
【課外活動特別奨学金】(人文学部・経済情報学部)
対象:学校推薦型選抜課外活動特別推薦方式にて合格し、人文学部・経済情報学部へ入学する受験生
給付:入学後に300,000円(入学年度のみ)
【特別奨学生奨学金】※(看護学部)
対象:総合型選抜特別奨学生選抜方式にて2次審査を合格した受験生
免除:最長4年間授業料半額
※学費とは、授業料・教育充実費、実習費(看護学部のみ)の合計です。
学費等は、在学中に改定されることがあります。
就職・進路
主な就職先
▽教育学部
【教員】(公)愛知県/石川県/岡山県/川崎市/岐阜県/東京都/滋賀県/静岡市/富山県/長野県/名古屋市/浜松市/福井県/三重県/横浜市(私)津田学園中学校・高等学校/岐阜聖徳学園大学附属小学校/浜松開誠館中学校・高等学校 他【幼稚園教諭】(私)こばと幼稚園/いずみ中央幼稚園/岐阜聖徳学園大学附属幼稚園 他【保育職】(公)一宮市/大垣市/大府市/各務原市/関市/長浜市/名古屋市(私)桜花こども園/黒野こども園/まさきこども園/樹心寮 他 【公務員】(国家)国税専門官(地方)岐阜県/名古屋市/愛西市/あま市/岐阜市/海津市/北名古屋市/郡上市/長浜市/東近江市/山県市 他(警察)福井県 【企業】アルペン/国際航業/大和ハウス工業/中部薬品/豊橋商工信用組合/尚文出版/JAあいち中央農業協同組合/ディップ/富山テレビ事業/丸三証券/USENーNEXT HOLDINGS 他
▽経済情報学部
【企業】アーレスティ/アイエイアイ/あいおいニッセイ同和損害保険/アイコットリョーワ/イオンリテール/井高/イビデン/ATグループ/永和システムマネジメント/王子製紙/大垣西濃信用金庫/岐阜トヨタ自動車/岐阜信用金庫/ぎふ農業協同組合/キョウデン/協和医科器械/ケイヒン/三甲/サンラリー/システム ディ/十六銀行/昭和コンクリート工業/信越化学工業/新幹線メンテナンス東海/杉本商事/諏訪信用金庫/西濃運輸/セキノ興産/セブン工業/太平洋工業/ダイドー/大和ハウス工業/タカギセイコー/タツノ/辰巳屋興業/中央工機/槌屋/TSUCHIYA/東海エレクトロニクス/日伝/日本自動車連盟/日本電設工業/日本トムソン/パールイデア/浜松いわた信用金庫/フジトランスコーポレーション/文化シヤッター/ミツワ電機/森松工業/横浜冷凍/ユアサクオビス/米津物産 他 【公務員】(国家)名古屋法務局/自衛隊 (地方)稲沢市/岡谷市/可児市/高山市 他 (警察官)愛知県/岐阜県/静岡県 他 (消防士)名古屋市/養老町 他 【教員】岐阜県(高校・情報) 他
▽看護学部
【病院】愛知医科大学病院/一宮市立市民病院/稲沢市民病院/大垣市民病院/海南病院/刈谷豊田総合病院/岐阜市民病院/岐阜県総合医療センター/岐阜大学医学部附属病院/杏林大学医学部附属病院/小牧市民病院/東京逓信病院/中部国際医療センター/東海中央病院/富山赤十字病院/長浜市立湖北病院/長浜赤十字病院/名古屋セントラル病院/名古屋市立大学病院/名古屋市立大学医学部附属西部医療センター/名古屋市立大学医学部附属東部医療センター/名古屋大学医学部附属病院/日本赤十字社愛知医療センター名古屋第一病院/羽島市民病院/浜松赤十字病院/藤田医科大学病院/松波総合病院/名城病院/名南病院 他【保健師】安八町/揖斐川町/大垣市/岐阜県/山県市 他 【養護教諭】岐阜県 他
目標とする資格
※「養護教諭免許状<国>(二種)」「第一種衛生管理者<国>」は保健師取得後、申請により取得できます
学費
学部・学科の学費
教育学部 | 初年度合計 1,360,000円 | ※後援会費・学友会費を別途納入/理科・音楽専修は別途実習納入費有り |
人文学部 | 初年度合計 1,360,000円 | ※後援会費・学友会費を別途納入 |
経済情報学部 | 初年度合計 1,360,000円 | ※後援会費・学友会費を別途納入 |
看護学部 | 初年度合計 1,900,000円 | ※後援会費・学友会費を別途納入 |
オープンキャンパス
オープンキャンパス2025
2025年6月の日程 | 14(土) |
2025年7月の日程 | 19(土) |
2025年8月の日程 | 2(土)/3(日)/23(土) |
説明 | 学部紹介、模擬授業、キャンパスツアー、学食体験、個別相談コーナー、OCA企画(※OCA:OpenCampusAdviser)ほか 現地でしか分からないこと主たくさんあります。実際に出かけて、大学の雰囲気を感じてください。無料駐車場も用意しています。保護者の方も是非ご参加ください。 お申し込みは https://mypage.s-axol.jp/shotoku/events から。 |
地図・アクセス
羽島キャンパス
学校所在地
〒501-6194 岐阜県岐阜市柳津町高桑西一丁目1番地
交通アクセス
【名鉄岐阜駅前バス停】1番乗り場/【JR岐阜駅バスターミナル】6番乗り場よりバスにて約25分、終点下車すぐ。
【JR大垣駅前バス停】2番乗り場/【名鉄岐阜バス停】3番乗り場よりバスにて約25分、終点下車すぐ。
岐阜キャンパス
学校所在地
〒500-8288 岐阜県岐阜市中鶉一丁目38番地
交通アクセス
【名鉄岐阜駅前バス停】1番乗り場/【JR岐阜駅バスターミナル】6番乗り場よりバスにて約15分、徒歩にて約10分。
学部・学科
教育学部
概要 | ☆学部の特徴☆ 01.「10専修紹介」 幼児から高校生まで幅広い世代を対象とした専門知識の保有と豊かな人間性の育成を目標としています。 02.「クリスタルプラン」 教職体験科目群と子ども理解科目群をとおして、教育現場で必要とされるノウハウを養います。 03.「教職教育センター」 教育実習相談や就職サポートなど教職員一丸となって支援します。 |
学費について | 初年度合計 1,360,000円 ※後援会費・学友会費を別途納入/理科・音楽専修は別途実習納入費有り |
〇独自の教員養成システムにより専門性を深め、高い就職率を実現
2025年3月の卒業生352人中、284人が教員(正規採用・臨時採用・非常勤を含む)の夢を掴んでいます。
※詳しくは大学HPまで
〇資質向上のための授業
建学の精神を理解し、人間力の向上を目指します。教員への資質向上のための授業が豊富です。即戦力として知識と技能を身につけます。
- 学べる学問
- 宗教学/教育学
- 目標とする資格
- 幼稚園教諭免許状<国>/学校図書館司書教諭資格<国>/中学校教諭免許状<国>/高等学校教諭免許状<国>/小学校教諭免許状<国>
国語専修
年限 | 国語専修では、将来、小学校・中学校・高等学校の教員になることを目指して、日本語の語・文法等の体系や変化を解き明かす国語学、上代から現代に至る国文学、日本の言語文化の底流にある漢文学、言語活動を重視した国語科教育法の各分野を幅広く学びます。さら、学生自身の関心領域を専門的に掘り下げながら、文学の魅力を味わい、現代社会における言葉の役割や言葉と人間形成との関わりを考えていきます。国語教育の実践現場で指導力に加え、日本語・日本文化についての深い理解と関心を持ち、国語で正確に理解、豊かに表現・伝達する能力、言語感覚を備えた人材の育成を目指しています |
言うまでもなく、国語力はすべての学力の基盤です。問題文を理解できなければ、答えることはできません。外国語の習得も母語の力が前提となります。「読む・書く・話す」力=リテラシーは、社会生活を送るための基本能力であるだけでなく、より良い未来を切り開く重要な原動力となります。私の授業では、小学校での「国語の授業の作り方」を学び、考えます。小学1・2年生は週に9時間も国語の授業がありますので、国語嫌いは学校嫌いに直結してしまいます。どうしたら子どもたちが国語に興味を持ってもらえるか。文章を読み解く方法を身につけ、漢字という手強い壁をこえてもらえるか。教育現場で培われてきた処方や理論を学んだ上で、では自分はどうするか、模擬授業を繰り返しながら模索していきます。小学校の授業では、子どもたちの言動の背景に気を配ることも大切です。小声で自信のない子。乱暴な言い方をする子。「なぜそうなのか?」を考え、担任としてきめ細かなサポートを行う方法も学びます。子どもたちの土台を築く、意義ある役割に挑んでいきましょう。
社会専修
年限 | 私たちが生活する社会の成り立ちと仕組みについて基礎知識を身に付け、多角的な視点から事象を捉え、考察する力を養います。社会のあり方は実に多様で、答えが1つであるとは限りません。社会的事象には立場や見方によって異なる側面があることを理解し、自自身の考え方を持ちながらも、児童、生徒などの様々な価値観を尊重できる地理・歴史・公民科目を専門とする教育者を育てます。さらに本専修では、社会という専門分野の導力だけではなく、学生が将来、主体的に考え行動し、広く社会で活躍できる力の獲得を目指しています。 |
高校時代まで、みなさんは歴史、地理、公民など、便宜上、各分野ごとに社会を学んできたことと思います。しかし社会は本来、分野や科目に分けられるものではなく、人間社会全体をカバーする学問です。それぞれの分野や科目は密接に結びついていますから、常に人間社会の全体像を念頭におきながら各分野を学んで欲しいと思います。また単に教科書をなぞり、年号や単語を教えることに意味はありません。ある事象や概念について教える時、その事象或いはその概念の形成に至った過去や背景を子どもに考えさせることが、社会の教員に必要な資質だと思います。そうやって、物事が生じるパターンや文脈を自らの力で考えることで、子どもは人間やそのまとまりとしての社会の本質を見抜く力を身に付けていきます。それはやがて、社会に存在する問題や課題に対処する技量、子どもが社会を生き抜く力へとつながっていきます。社会という教科を通じて、これらの力を育ませることの出来る教員になることを期待しています。
数学専修
年限 | 小学校・中学校・高等学校の教員として算数・数学の教育を実践する力を養うため、数学と教育法について十分に学べるカリキュラムを組んでいます。具体的には、算数・数学の教内容の基礎(初等算数、代数学、幾何学、解析学、コンピュータ、確率統計)及び算数・数学の教育法(教科教育法初等/中等)を学習します。そこで得た力は、児童、生徒にとって、将来社会で必要となる数学的論理力などを獲得する上で、支えとなるものです。また、本専修での学びに基づいて、教員になってからも自己研鑽を続け、数学的思考や教育法を活かせる社会人になってもらうことも意義があると考えています。 |
小学校1年生の問題です。[おかしが7こあります。こどもが5人いたので、1人に1こおかしをあげました。おかしはなんこのこっているでしょうか?]。「7-5」で「2個」は大人なら誰でも答えられます。しかし、児童から「おかしから人をひくって、なんだか、へんだな。」と質問されたら、どのように答えますか?「7-5=2」という式と答えは間違っていません。7はお菓子の個数、5は5人のこどもに1人1個あげたお菓子の個数です。「問題を解くこと=算数・数学を教えることができる」ではありません。よりよく教えるためには、問題の背景にある数学的事実、そこに至る論理、思考過程を知り、分析して、分かりやすく伝える力が必要です。一方で、数学では常に新しい発見がされています。社会の変化や要望により教える内容も変わっています。自分で学び、それを分かりやすく教える力も必要となります。これらの力を私たちと一緒に身に付けていきましょう。
理科専修
年限 | 理科専修では、物理・化学・生物・地学を専門とする4名の教員が、大学レベルの専門教育担当し、理科教育を専門とする2名の教員が、指導法や指導理論、教材論などを担当しています。小・中・高の学校現場を経験している教員が多く、理論だけでなく、授業の設計や指導技術など細かなところまで学べることが本専修の強みの一つです。近年学校現場では、教授型の授業から子どもの学びを支援するファシリテータ型の授業へと、新しい授業観に基づく授業が求められています。時代の変化に応じて、新たな授業スタイルや教育方法などを自らが取り入れ,成長し続けられる教員を輩出したいと考えています。 |
身近にある不思議を教員が実験や観察を通じて、児童・生徒に見せることが、理科に興味を持つ動機付けになります。私が専門とする地学の領域でも、本専修の学生に対し、月食や虹、鉱物など実物を見せ、体験してもらうようにしています。クワガタを探したことのない人は、クワガタを見つけられないように、体験の有無は学びの中で重要な役割を担います。その上で学生には、世の中は複雑で原因と結果がシンプルに一致しないことを伝えいます。例えば恐竜。恐竜だけを調べていても、絶滅した理由は分かりません。隕石の落下いう異質なものを組み合わせた時、新しい仮説が生まれ、解明に至ります。理科教える時、違う角度からの見方を提示することは、理科の興味深さを伝えることにつながります。そのためには、広く深く知り引き出しを持つことが大切です。体験を大事にして、引き出しを増やし、自分の得意分野をつくる。それができれば“子どもの心”をつかむ魅力的な教員へ成長できるはずです。
音楽専修
年限 | 音楽専修では、音楽の専門性を高めると共に、音楽指導者としての基礎知識、技術、指導法を学びます。声楽、ピアノ、管打楽器などの演奏実践や作曲、指揮に必要な基礎知識、技術を各専門教員のもとで学びながら、豊かな表現力を身に付けます。ただ演奏するだけでなく、作曲家が作品に込めた想いを読み取り、鑑賞する力・表現する力を磨く過程で、他者理解・自己表現を深めます。4年次には4年間の集大成として、学外のホールでの卒業研究発表会を開催するなど、多くの演奏・舞台経験を積み、教育を始め幅広い音楽シーンで活躍できる人材の育成を目指します。 |
音楽は、言葉では表せない感情やイメージ、自分の思いを伝えることができる、人間の根源的な表現方法です。合唱、合奏など、みんなで一緒に演奏することの楽しさや、新しいものを生み出す感動があります。音楽の授業では、教員も子どもたちと歌ったり、演奏したりして、お互いの心を感じあえるという、音楽ならではの良さがあります。長い歴史を通して人間の暮らしには常に音楽がありました。音楽を学ぶことは、これまで先人が作り上げてきた文化を知り、それを次世代につなげていくことになります。本専修では、知識、技術のみならず、この感情豊かな、人間味あふれる音楽文化を愛し、その素晴らしさを伝えられる人材の育成を目指しています。技術の進歩により、世界の人々と簡単に「つながれる」
今を生きる私たちですが、みなさんには、喜びや悲しみ、そして感動を共に感じることができる音楽を、「心でつながりあえる」文化として継承し、わかりやすく伝える担い手となってもらえることを願っています。
体育専修
年限 | 運動・スポーツは、〈する、みる、支える、知る〉などの多様な関わり方があり、障がいの有無や年齢、性別、国籍などを問わない共生社会を実現するためのユニバーサル・コンテンツとしての期待が高まっています。体育専修では、体育学に関する専門領域(8領域)、実技(12種)について最新の理論及び指導法を学びます。同時に、個性豊かな子どもたちが、多様な運動・スポーツに挑戦し、“できる喜び”を味わい、生涯にわたって積極的に運動・スポーツに親しむ資質・能力を育む力も身に付けます。小学校・中学校・高等学校(保健体育)の免許状を取得し、各校種で活躍する教員を養成します。 |
体育の授業で児童・生徒を指導する場合、発達に応じた身体活動を教えなければなりません。ーバーワークはケガにつながります。活動量が足りないと、次への成長につながりませんそれぞれの力を見抜く観察力が必要です。その上で、いかに体を使うべきかコツを教え、パフォーマンスを発揮できるよう具体的に教えることが大切です。また体育は〈できる・でない〉の二極化が進んでいます。できる児童・生徒が評価される風潮がありますが、教員は“できる子”ではなく“挑戦する子をほめるべきです。挑戦はやがて自立につながります。挑戦した結果、できるようになった時、児童・生徒は満面の笑顔を見せてくれます。れは教員にとって、何よりの喜びです。その風景に何度でも出会えるよう、日々の学びの中で観察力、具体的に指導できる能力、挑戦をほめる力を養ってください。そして安心・安全な授業をベースに、体育は楽しいものであることを伝えるために、本専修でまずは自自身、体育の楽しさを理解しましょう。
英語専修
年限 | 小学校教諭、中・高等学校の英語教諭を目指し、自身の英語運用能力を高めながら、英語学、第二言語習得論、英語教育学などの専門的な知識を身に付け、効果的な授業ができるよう英語教育法を学びます。学校現場からの要請〈学校のカリキュラムでは教科の学習が大きな学びの機会になっているため、教員に高い英語力が不可欠であること〉〈授業が児童・生徒にとって学びやすいものとなるよう「技」「術」が求められていること〉〈教員として児童・生徒と一緒になって学校生活を送れるよう専門的に知識や力量を備えること〉などを念頭に置き、分かりやすく教えられる実践的な指導力の獲得を目指します。 |
英語は世界の共通言語。そのため日本人が海外の人とやりとりする際にも、英語を使うことが多くあります。児童・生徒が英語を学ぶことは、将来、英語が日常的に使われる世界に入っていくための第一歩。海外の人とコミュニケーションを図ったり、今まで知らなかった海外の文化に触れたりするなど、視野が広がり、より豊かに生きることにもつながっていきます。学校の英語の教員は、「聞く・読む・話す・書く」という4技能を教え、生徒の英語力を向上させる授業を担います。その時、大切にしてほしいのは、“英語で通じた!”という喜び。コミュニケーションする際、自分のことを伝え、相手を理解し、お互いに分かり合うことは、楽しいものです。その体験を積み重ねられるよう、教員は児童・生徒が何につまずいているかに気づき、手を差し伸べ、適切なアドバイスをする必要があります。本専修で、英語を教えるための確かな理論や指導力、幅広い知識を身に付け、生徒が新しい世界を知るきっかけとなる教員を目指してほしいと思います。
保育初等教育専修
年限 | 哲学者ロバート・フルガムは自著において「人生に必要な知識はすべて幼稚園の砂場で学と語っているように、子どもの発達において、一見すると遊んでばかりにみえる幼期こそ、その後の人生の礎を築く最も大切な時期だと言えます。本専修では、少人数よる講義や演習、実習を通じて、さまざまな知見に触れ、経験を積み重ねながら教育や保育を多面的に捉え、〈真〉と〈新〉が織りなす保育実践力の獲得を促します。ま本専修には、本学看護学部との合同演習があり、多職種連携の基礎を学べることも大きな特徴の一つです。 |
幼児教育は、生涯を自分の力で生き抜く基盤を築く重要なものです。ノーベル経済学賞を受賞したJ・ヘックマンは、長年の研究から「5歳までの教育が、人の一生を左右する」と結論しました。幼児期の学びは、遊びの中にあります。たとえば泥だんごを作るとき、どうしたらまん丸になるか、ピカピカに光らせるにはどうすべきか、子どもたちは全力で考え、ほかの子を観察し、相談し、工夫し、手を動かします。教員の役割は、短期的な結果や成果を求めずに、まず子どもたちが「やりたい」と思うことを思う存分にやらせることです。大人にはイタズラや悪さに見える行為にも、必ず意味があります。「こうしなさい」と強制したり、あるいは叱ったり禁止するのでなく、「なぜそうしたのか?」を理解し、好奇心を肯定してあげると、子どもはグンと伸びていきます。私自身、小学校の教員をしていた際に「学力以前の根源的な教育があるのでは?」と大学院で学直し、幼稚園教諭となりました。幼児教育は、すべての教育の“原風景”。教員を目指す全学生に学んでほしいと思います。
特別支援教育専修
年限 | 特別支援教育専修では、特別支援学校及び小中学校等において、特別支援教育に携わる教員を養成します。現在、すべての学校種において特別支援教育が推進される中、一人ひりの子どもが抱える困難さを深く理解し、必要な指導支援を計画、実践できる人材が求られています。そこで本専修では、障がいのある子どもの療育・教育に対する知識と実践力を養い、ボランティアやインターンシップを通して、実際に障がいや疾患のある子も、そのご家族と関わっていきます。また4年次には、本学看護学部と合同で、医療的ケアを切り口に、多職種連携のあり方を学ぶ機会も設けています。 |
私が特別支援学校で校長を務めていた時のことです。それまでなぐり書きしかできなかった子どもが、○を書けるようになった瞬間に出会いました。子ども自身にとって、大きな喜びとなったことはもちろんですが、保護者、先生方、そして私も感動し、みんなで喜びを分かち合いました。すべての子どもは、成長するにあたって課題を持っています。特に支援を必要としている子どもは、障がいや疾患学びにくさなど、努力では超えられない課題を抱えています。特別支援に携わる教員は、子どもが困っていること、苦しんでいることに気づき、それを軽減させ、本来持っている実力を発揮できるようにする力が求められます。本専修の学生は、学びを重ねるごとに、温かい気持ちで接しよう、困っていることに気づこうという成長を見せてくれます。そして違いがある社会が“ふつう”なのだ、一人ひとりがもっと自信を持ってよいのだ、ということを理解します。そんな心を持った教員が、一人でも増えることを願っています。
学校心理専修
年限 | 学校心理専修では、教員になるための学習と心理学の学習を並行して進めます。また、科目を教える専門性の獲得とともに、教育の前提となる人間についての理解を深めます。そして、児童・生徒一人ひとりの特徴を把握し、児童・生徒が抱える課題に適切に関わる教員を目指します。心理学の研究方法やデータの分析方法を修得することは、課題を発見し、エビデンスに基づいて解決を進める能力へとつながります。心理学は、相手の心情に寄り添い、周囲とも協力し、誤解を招かない十分なコミュニケーションを図りながら問題の解決を目指す道しるべのひとつ。この力は、教育現場に限らず、社会人としても大いに役立つはずです。 |
教員の仕事は、教科を教えるだけではありません。いじめ、不登校、人間関係など学力以外の子どもの悩みにも対応します。また教科を教える場合、教えられる子どもは、何を考えていのか、話を聞いている時、頭の中でどのようなことが起きているのか、について知り、学ぶ人を理解することも大切です。教員になるための学習と並行して学ぶ心理学は、子どもの心に寄り添うための、ひとつのヒントになります。本専修では、子どもから話を聞く姿勢、話の引き出し方、声のかけ方、関係の築き方など、プロのカウンセラーが気をけるポイントを学べます。また、心理学はデータを集め、統計的に分析する学問でもあります。エビデンスから論理的に結論を導き出す力は、エビンスを重視するようになった教育現場で大いに役立ちます。大人と違う子どもの特徴を理解し、上手に関わる。それができる教員は、子どもにとって“心強い味方”になるはずです。頼りになる教員を目指して、教科+αの力を身に付けましょう。
人文学部
概要 | ☆学部の特徴☆ 01.AI時代に人間と文化を学ぶ 急速に技術の発展を遂げる現代だからこそ問われる社会課題と向き合います。 02.多様性と寛容性を力にする 異なる価値観や文化を受け入れる多文化共生社会への対応力を身につけていきます。 03.地域創生を現場で学ぶ 地域の課題解決の方法を学びます。3専攻共通の「地域創生探求」では地域を創るスペシャリストから実践的に学ぶ機会があります。 |
学費について | 初年度合計 1,360,000円 ※後援会費・学友会費を別途納入 |
〇人間と文化の多様性を学ぶ3専攻
人文学部には、世界の文化と多様性を学ぶ「英語英米文化専攻」、日本を深掘りする「日本語日本文化専攻」、未来を考え、前進する力を養う「歴史地理専攻」の3専攻を設置。学びの内容に応じて、教員免許状取得も可能です。
〇可能性を広げる就職支援
人文学部で育んだ人間力や多様な価値観は、あらゆる業界で必要とされます。2年次から始まるインターンシップ、講義と実習や、4年間の個別就職サポートなど支援が徹底されています。
- 学べる学問
- 人間科学/心理学/宗教学
- 目標とする資格
- 中学校教諭免許状(英・国・社)<国>/高等学校教諭免許状(英・国・地理歴史)<国>/学芸員<国>/学校図書館司書教諭資格<国>
英語英米文化専攻
年限 | 英米文学、英米文化、時事問題研究をとおして、世界の文化と多様性を学びます。また「英語スキル教育(TOEIC)」や「ALL English授業」などによって英語の活用能力を磨きます。 業種分野を問わず、AIの最先端技術を社会で実装する中で欠かせないのが、コミュニケーションの理解です。そのために役立つ学問が言語学や文学、メディア学、地域研究など人文学的な領域です。英語英米文化専攻では実用的英語運用能力を磨きながら、人間のコミュニケーションを深く理解し、生涯役立つ専門性を身につけます。英語運用能力は基礎から応用までレベル別少人数クラスで、どのレベルからも無理なく段階的に力を伸ばしていきます。All Englishクラスを選択すれば、英語だけを使い、日本にいながら海外と同じ環境で学びに没頭できます。発音やディスカッションなど実用性に磨きをかける一方、人文学的な領域を深め、多様な舞台でコミュニケーションを実践できる力を育てます。 |
〇世界の多様な文化を学ぶCulture 英米の文化を足がかりに世界の多様性を理解。そのリアルな世界と対比させ、国境のないデジタル空間を実感します。
〇国境を越えて学ぶCommunication 英語をツールとして出身国や人種の違いを越えた対話を進め、他者理解や相互共感がもたらす感動を体験します。
〇言葉と文化の追究から将来役立つ力を養うCareer レシテーションコンテストやTOEIC、免許、資格の取得に主体的に取り組み、自覚できる成長を成し遂げます。
日本語日本文化専攻
年限 | 日本語、日本文化、日本文学、知っているつもりでも、実はよく知らない「あたりまえ」を追究すると、新しい世界が見えてきます。日本を深掘りし、グローバルを考えていきます。 人間には、AIには真似できない感性や視点があります。人々は、地域の風土のなかで五感を研ぎ澄ましながら、多様な芸術・文学・ことば(方言)を生み出してきました。日本もその例外ではありません。実は、これらのとなって立ち現れた文化の背後には、長い歴史のなかで育まれた、普段私たちが意識することのない「見えない文化」があるのです。日本語日本文化専攻では、「地域の伝統文化を体験する」「小説の舞台となっている岐阜の地を訪れる」「岐阜の方言を調査する」等のフィールドワークを行うとともに、日本文化・文学、日本語、さらに「外国語としての日本語」についての学びを深めます。今、日本語日本文化を専攻することは、単に語を学ぶだけでなく、自身が育った日本の、豊かな文化を深く理解することを意味します。日本語日本文化の知識は、多様化する現代のキャリア形成において新たな価値を創造する人材として不可欠です。 |
〇日本語:読み・書きなどの基礎から日本語や文化について学ぶ 外国語との比較や国内の地域性において日本語を理解し、コミュニケーションのツールとして使いこなす力を高めます。
〇日本文化:岐阜文化を体感的に学び、日本の文化、世界の文化への視野を広める 多文化共生の起点となる日本文化、特に地域(岐阜)の文化を学び、異文化を深く理解し、尊重する精神を養います。
歴史地理専攻
年限 | 歴史や地理を学ぶことは、「時間」と「空間」の大きな連続性を学ぶこと。今、目の前にあるものの背景にあるさまざまば出来事を学ぶことで、未来を考え、前進する力を養います。 AIや仮想空間の新しい議論は「人間とは何か」という問いにつながります。そのヒントは、未来に目を向けるだけでなく人間が積み重ねてきた知恵の蓄積、すなわち歴史と文化にこそあります。新しい技術の時代には、歴史学と地理学の知見が必要とされています。キャリア形成のため、現実社会を生き抜くための専門性になります。史地理専攻では、歴史学と地理学の二つの学問分野を中心に学んでいきます。歴史学では、さまざまな史資料に基づいて東海地方や日本、さらには世界の国々や地域の歴史について理解を深めます。地理学では、特定の場所や空間に焦点を当て、人間の生活や活動について考察します。このように、歴史地理専攻では現代社会と人間について、時間と空間とのかかわりか学ぶことができます。 |
〇歴史:東海地方や日本、世界の国々や地域の歴史への理解を深める 史資料を深く読み解く力を養い、地域の歴史を観光資源とし、地域活性につなげる公務員や専門分野の教職の道も開けます。
〇地理:場所や空間に焦点をあて、人間の生活や活動について学ぶ 特定の地点や空間の特徴と人間の営みとの関係をICTを駆使して考える力は、地域を活性化させる原動力になります。
経済情報学部
概要 | ☆学部の特徴☆ 01.「多彩な選択カリキュラム」 自由度の高い履修制度で専門性を見極められます。 02.「社会人基礎力向上プログラム」 職業理解やビジネスマナー講座など1年次から大学卒業後の準備ができます! 03.「最先端科目」 データサイエンスなどのDX教育をとおして、幅広い業界で活躍できる人材を育成します。 |
学費について | 初年度合計 1,360,000円 ※後援会費・学友会費を別途納入 |
〇カリキュラムを刷新、幅広い教員免許状取得を目指せる学び
経済・経営・情報を横断的に学ぶ強みを活かして、「広く社会を知る」教員をめざせます。全学部の教員志望者を支援する「教職教育センター」のサポートを受け、夢の実現を図ります。
〇AIの仕組みと活用方法を学び、デジタル社会を生き抜く人材を育成
現代社会においてDX化を推進できる人材は常に求められています。経済情報学部は、今までの研究体制や履修科目を見直し、新しい学びの場を提供します。基礎から着実にノウハウを吸収して、夢をつかむための力を養います。
○英語・アジア圏への留学制度を新設し、海外で経済情報を学ぶ
1年次から生の経済情報と語学を現場で学ぶ留学制度を整備。グローバル化する地域経済を担う力を養います。
- 学べる学問
- 情報科学
- 目標とする資格
- 高等学校教諭免許状(公民・商業・情報)<国>/学校図書館司書教諭資格<国>
経済情報学科
年限 | 「経済」は世の中のしくみ、「経営」は会社のしくみ、「情報」は情報技術のしくみを学びます。れら3つの領域を統合的に学ぶことで、生活や仕事に欠かすことのできないしくみが理解でき、中から将来にわたり、自身の夢を実現するための力を身に付けられます。 |
ポイント2:VUCAの時代を読み解く能力 経済や経営の原則と、最先端の情報技術、そして移ろいやすい人の心理を学び、どの時代でも活きる自己を確立する。
看護学部
概要 | ☆学部の特徴☆ 01.「多職種への理解と連携」 教育学部生との合同演習の中で、コミュニケーション力を養います。看護職自身の専門性・独自性を明確にした上で、実践演習をとおして、多職種連携に必要な知識や技術の統合を目指します。 02.「目標に合わせて選べる自由な履修制度」 小児から老年まで幅広い看護領域を学び、専門性を身に付けます。 03.高性能シミュレータが充実した学びの環境 専門領域に特化した施設や高性能シミュレーターで、実践をリアルに体験します。 |
学費について | 初年度合計 1,900,000円 ※後援会費・学友会費を別途納入 |
〇養護教諭一種免許の取得
「看護」「養護」「教職」をバランスよく学ぶことが出来るのは本学部の特徴です。
〇3.4年生を対象とした海外研修
海外の医療施設見学や現地の看護学部生との交流等を体験できます。
2023年度にはマレーシアの首都クアラルンプールでの研修が開催されました。
- 学べる学問
- 看護学/福祉学/宗教学
- 目標とする資格
- 看護師国家試験受験資格<国>/保健師国家資格受験資格<国>/養護学校教諭免許状<国>/養護教諭免許状<国>(二種)※/第一種衛生管理者<国>※
※「養護教諭免許状<国>(二種)」「第一種衛生管理者<国>」は保健師取得後、申請により取得できます
看護学科
臨床におけるさまざまな状況や患者さんの状態を大学内で体験できるよう、9号館の4階には、小児、母性、成人、老年、在宅など各領域の実習室を設置ています。実際の入院病室や家の居室を忠実に再現しているため、現場さながらの看護の場面を体験できます。また、生体反応の確認や開腹術後24時間の援助など、実践的な看護ケア技術の向上に役立つ高性能シミュレーターモデルは、大人や子ども、妊婦や高齢者などラインナップが豊富。保有数は東海地方屈指を誇ります。充実したAV機器により、映像などによる応用学習や演習などの振り返り、ディスカッションを通じたディブリーフィングも随時行われています。
学生の声
加藤 塁さん
あこがれで目指した教師を、人生の目標に高めてくれました。
「先生もいいかも」という漠然とした思いを、「絶対に小学校の教員になる!」という目標に高めることができた、充実し4年間でした。「子どもが好きだし、理科の先生なんてどうだろう」と、軽い気持ちで入学したら、コロナ禍でリモート授業。しかし、これが私には逆に幸運でした。「教育とは何かという根本を学び、たっぷりある時間の中で「本当に自分にこの仕事は務まるのか?」と繰り返し問いかけることで、「やりたい」という気持ちが徐々に固まっていきました。通授業になると、想像以上に頼れる仲間と先生たちが待ってました。「子どもたちを笑顔にできる存在になりたい」という夢を抱き、小学校教員として活躍したいと思います。
林 すみれさん
子どもたちにひたすら向き合う大切さを学びました。
小学6年生のとき、騒がしくて落ち着きのないクラスの児童全員に粘り強く平等に接してくれた担任の先生が、あこがれでした。両親が教員だったこともあり、「私も子どもたちの心に残る先生になりたい」と決心。できることなら、ただ勉強を教えるのでなく、一人ひとりの子どもにふさわしい支え方を学びたいと選んだのが、特別支援教育専修です。けれど授業や実習で、現実は簡単ではないことを思い知りました。インターンシップで赴いた小学4年生のクラスでは、授業中に紙飛行機を飛ばす子や大げんかを始める子がいて、途方に暮れたことも。そんなすべての子に、根気よくどこまでも向き合える小学校教師を目指して、学び続けたいと思います。
後藤 信之介さん
バットをペンに替えここでしかできない成長を実現!
小学生から野球ひと筋。将来は子どもたちに野球の指導をしたいと考えていたので、「高いレベルで野球ができて、教員も目指せる大学」として、この大学を選びました。しかし1年次にケガをして、それでも野球に携わっていたいと、学生コーチに就任。そのとき、「野球をしていれば良い時代は終った。自分から野球を取ったらどうなる?」と真剣に考えました。次にすべきことは、勉強しかない。偶然TOEIC®に心な友人がおり、「勉強の仕方を教えてほしい」とお願いすると、先輩やゼミの先生など、次々と教えてくれる人が現れました。ところが、人生最大の勉強をして自信満々で受検した結果が、前回とまったく同じ690点。「自分に勉強は無理だ」と落ち込んだ私を、再び友人たちが応援してくれて、以来12回TOEIC®を受け、最高は880点。バットをペンに持ち替えて、もはやTOEIC®は私にとってスポーツ。本学は「入学して終わり」という大学でなく、成長しようとする人を全力で支えてくれます。将来、自分の子どもを学ばせたいと思うくらいに、私はこの大学を信頼し、愛しています。
片山 桐子さん
世界トップ校への留学とTOEIC®940点達成で憧れの航空業界へ!
昔から英語は好きでしたが、英語力にはまったく自信がありませんでした。でも大学のTOEIC®の授業で「誰でも高得点を目指せる」と知り、400点台から挑戦を開始。ところが600点台で壁にぶつかり、休みなく猛勉強しても成果が出ません。困惑して先生に相談すると、「勉強は量でなく質。自分の弱点を客観視しなさい」と助言されました。おかげ勉強のコツがつかめてスランプを脱出でき、その勢いで学内派遣枠1名のロンドン大学留学に挑戦します。想像以上に高いハードルでしたが、なんとか試験を突破できました。しかし、本当に大変だったのは留学した後です。
世界中から集まった学生とハイレベルな授業を受け、特に英語での論文執筆には苦しみました。乗り越えられたのは、文化の異なる友人たちが思いもしない観点から私をほめ、「トウコならできる!」と励ましてくれたおかげです。自分の長所を見つめ直し、自信を手にしたことで、帰国後の就職活動にも胸を張って取り組め、夢だった航空業界に内定できました。TOEIC®も940点を獲得。挑戦の大切さを、この大学が教えてくれました。
伊藤 梨々花さん
将来の起業を目指し、講義とアルバイトから多くを学ぶ日々です。
大学進学にあたり、将来自分はどんな仕事をしたいのか考えました。そこで頭に浮かんだのが、「地方創生ビジネス」というキーワードです。生まれ育った岐阜を活性化するために、いつか起業したい。それには経済や経営を学ばなければと、岐阜聖徳学園大学を選びました。同じ頃、テレビでドローンの番組を見て、「ビジネスに使えるかも」と調べ、県内にドローンの会社を発見。入学直後から、その会社でアルバイトを始めました。当時会社は設立2年目で、営業、接客、企画書づくりなど、さまざまな業務に携わらせてもらえました。ドローンの操縦も習得し、スクールで講義や技術指導も担当。会社のマーケティングを考える際には、大学で学んだ「人間心理と経済の関係」や市場分析の知識が役に立ちました。「教科書に書いてあったのは、こういうことか」と、現場経験を通じて再確認できたことも数多く、大学での学びとアルバイトの相乗効果を実感しています。ドローンと農業を組み合わせたビジネスで起業する日を夢見て、日々経験値を高めています。
小池 志親さん
資格への挑戦で少しずつ自信を獲得。次は宅建に挑みます。
周囲に流されやすく、目標を持てない自分を変えるきっかけとなったのが、資格への挑戦でした。「やりたいことがないから、逆にあれこれ試してみよう」と、興味のあった世界遺産検定2級を受検。それに合格したことで「やればできる」という自信が芽生えました。続いて授業で興味を持った日商簿記3級に挑み、これも合格。このとき、資格取得の後押しをしてくれる「資格検定講座」があることを知り、活用し始めます。2年になって、秘書検定2級に挑戦。「絶対に落ちた」と思いましたが合格通知が届き、準備は裏切らないのだと知りました。挑戦する時間が豊富にあるのが、大学生の特権。3年では難関の宅地建物取引主任者資格に挑む予定です。
川口 心愛さん
自分で考え、意見を言う。引っ込み思案の自分から大きく成長できました。
今も現役の看護師として元気に働く祖母に憧れ、同じ道を選びました。祖母の話から勉強の大変さは覚悟していましたが、実際の看護は「患者さんのベッドサイドでしかわからない個別性だらけ」だと感じています。実習で接した多くの患者さんの中にも、教科書どおりの人は一人もいませんでした。そこでもう一度教科書に戻ってみると、「あの患者さんの状態は、こういうことだったのか」と気づくことがたくさんありました。臨床から学び、基礎を振り返る。この繰り返しが大切だと実感しています。実習では、患者さんに合わせた看護計画を立てます。自分の意見を述べるのが苦手だった私は、指導役の看護師さんから「なぜそういう計画にしたの?」とたずねられても、最初はうまく説明できませんでした。しかし現実と振り返りを重ねることで、自分がどう考えたのか、思考の経緯を説明できるようになりました。すると自分の未熟な点が明確になり、より良い看護を実現できる自信につながりました。情報収集力の高い看護師を目指してさらに学習を続け、認定看護師や専門看護師など、高度な資格にも挑戦したいと考えています。
湯本 惇也さん
4年間をとおして救命救命の看護を追究し続けた強み
救命救急に携わる看護師をめざし、救命救急や災害医療に関する科目を積極的に選択履修しました。実習で入院中の患者さんを担当したときは、会話ができる看護に興味を覚えたこともありました。救急外来の患者さんの多くは、コミュニケーションがとれない様態だったからです。それでも初志を貫徹。高度救命救急の先端といわれる病院にインターンシップを申し込み、全国から集まった学生に刺激を受け、卒業研究では救急外科や終末期の患者さんの、家族の精神状態を取りあげました。こうしてひとつの分野を4年間追究したことを強みに、就職後は患者さんの思いを先取りする看護を実践します。
卒業生の声
静谷 公希さん
教育学部学校教育課程社会専修 2018年度卒業
小学校教諭
教師は子どもの道しるべ。1つの笑顔をめざして、100を与え続けます。
教師を志したのは、高校2年生の出来事がきっかけです。サッカー部だった私は先輩にとって最後となる大会でPKを外してしまい、チームは敗退。落ち込む私に、顧問の先生が「オレは公希の努力を見てきたぞ」と声をかけてくれたのです。そのひと言で立ち直れた私は、自分も教師になって子どもたちを前向きにさせてあげたいと考えました。「教師になるなら岐阜聖徳だ」と入学し、最初に感じたのは、共に学ぶ仲間の意識の高さです。おかげで私も「もっと頑張ろう」という気持ちになり、努力し続けることができました。教員、子どもたちの道しるべとなる存在ではないでしょうか。現実には大変なことが多く、子どもたちに100与えても返ってくるのは1つくらいです。けれど彼らの笑顔は最高にうれしくて、大きなやりがいになっています。
岡田 実姫さん
教育学部学校教育課程国語専修2018年度卒業
中学校教諭(国語)
大学の空気が私を変えた。 心の奥に届く授業を目指し 国語と向き合っています。
高校3年で進路選びに直面し、「自分はどんな大人になりたいか」を真剣に考えま。そこで思い浮かんだのが、私以上に私のことを理解してくれていた中3の担任の先生でした。「自分も子どもたちの良き理解者にりたい」と思ったのです。大学の4年間は、「もう一度戻りたい」と思うくらいに楽しく充実していました。同じ目標を持つ仲間と高め合う、あの空気感が好きでした。特に力になったのが、ボランティアサークルでの活動です。小学生のレクリエーションを手伝い、仲間と懸命に企画を考え、実行した経験は、引っ込み思案だった私を変えてくれました。皆さんも大学でたくさんの経験をしてください。「雑談力」も、教師の武器になりますから。私自身はもちろん、子どもたちも他者に寄り添える人になってほしいと願っています。
總山 藍さん
教育学部学校教育課程保育初等教育専修 2019年度卒業
幼稚園教諭
小学校を理解して子どもに向き合うことで 幼児教育の「あるべき姿」が見えてきます。
保育者になるのが夢で、「4年かけてしっかり学べる」「幼稚園や小学校教員の資格が取れる」と考えて本学を選択しました。3つの資格を目指したことで勉強は大変でしたが、1年次から幼稚園や保育所、小学校を訪問・体験できたことで、「自分が本当にやりたいのは何か」を考えることができました。幼稚園と小学校のどちらに進むか最後まで迷いましたが、先生方の親身なアドバイスもあって幼稚園に就職しました。幼稚園は、子どもたちが初めて体験する“社会です”。遊びを通して学んでいく子どもたちを支え、幼稚園から小学校へ子どもの育ちをつなげられるようにするには何をするべきか。園内研究会や研究保育等を通して幼児教育の勉強を重ね、宝物のような子どもたちと真剣に向き合っています。
尾関 佑真さん
教育学部学校教育課程数学専修2017年度卒業
高等学校教諭(数学)
進学、就職、さまざまな 未来が待つ生徒たちに 数学の楽しさを伝えたい。
高校時代、私と真剣に向き合ってくれた先生に出会い、「こんな大人になりたい」と思ったのが、教員を目指したきっかけです。この先生とは今も交流が続いており、変わらぬ目標です。最初は小学校の教員志望でしたが、大学の解析学ゼミで学ぶうちに、「高度な数学の面白さを子どもたちに伝えたい」と思うようになり、高校の数学教員に目標を転換。初任時から勤務している今の高校は、進学する子も就職する子もおり、授業にかなりの工夫が求められます。担任としての学級経営に部活の顧問、さらに進路指導も担当し、新しく覚えることも多くて大変ですが、子どもたちを未来へ送り出すために汗をかく日々には、計り知れない手応えがあります。
加藤 沙也佳さん
教育学部学校教育課程特別支援教育専修2018年度卒業
特別支援学校教諭
障がいのある子は 日常のすべてが学び。 全身で向き合います。
通っていた小学校の近くに盲学校があり、その頃から「障がいや弱みのある子どもたちを支えたい」と心に決めていました。阜聖徳学園大学の特別支援教育専修一期生として、先生や仲間たちと心をひとつにして勉強できたからこそ、小中高校の教員免許状取得に挑む多忙な日々も乗り越えられたと感謝しています。子どもの支援方法には、必ず理論や根拠があります。でも、最初に教科書があるのでなく、まずひとりの子どもがいて、「どう支援するか」がついてくるのです。それを懸命に考え、工夫する毎日です。彼らは日常のすべてが学びなので、学校全体と保護者、そして地域までがひとつのチーム。担任はチームのリーダーだと自覚し、1日1日と真剣に向き合っています。
小川 文菜さん
人文学部(外国学部外国語学科) 2016年度卒業
お客様を笑顔にするため 常に最新トレンドを追う 刺激に満ちた毎日です。
5歳から始めたバトントワリングで世界大会にも出場し、「人を笑顔にする喜び」を知りました。でも、どんな仕事ならそれができるのだう。私は就活イベントやセミナーなど、大学が用意してくれる機会はすべて活用して情報を集め、業界研究を進めました。そしてたどり着いたのが、時代とお客様に向き合う販売・店舗運営の仕事でした。ネットで買うのが普通の今、どうしたら実店舗に足を運んでいただけるか。わざわざご来店くださったお客様を、いかにワクワクさせるか。担当する店舗の販売員はもちろん、お客様にも話を聞き、積極的に人気ショップへ足を運んで、次にどんな新店を誘致するか、販促施策はどうするか、常に考えています。いつか自分の考えた全館イベントを成功させて、お客様はもちろん店舗スタッフまで、全員を笑顔にすることが私の夢です。
鍵谷 祐輔さん
人文学部(外国語学部 外国語学科)2019年度卒業
大学で鍛えられた英語力と 多様性への対応力で、 世界の物流に挑みます。
英語を使う仕事がしたいと、30社以上のインターンシップに参加しました。ある商船会社で乗船体験があり、国際物流のスケールの大きさに感動して海運業界を目指しました。現在は名古屋港で、クレーン操作員や船内での作業員など80人以上が半日がかりで行う作安全かつ効率的に進むよう、数百個のコンテナの積み込み順序や設置位置などを3〜4日がかりで考え、ときには深夜に及ぶ作業を見守っています。マニュアルのない仕事で苦労しましたが、父親より年上の作業員から「今日のプラン、やりやすかったよ」とわれると、心の中でガッツポーズです。大学ではTOEIC®を中心とした英語力に加え、相手の多様性を意識した会話力を徹底的に鍛えられました。それらを武器に、いつか海外へ赴任してグローバルな物流に携わりたいと夢見ています。※現在は海外勤務をされています
山元 健史さん
経済情報学部経済情報学科2020年度卒業
高等学校教諭(情報)
社会人を経て教員へ。 数少ない「情報」専任教諭 として奮闘中です。
勉強が嫌いだった私は、商業高校を卒業してすぐに就職し、メーカーの工場で働き始めました。楽しみは、昔から打ち込んでいた吹奏楽を高校生たちに指導すること。急速に伸びていく彼らを見ているうちに、「人の成長をサポートする仕事をしたい」という想いがふくれあがり、教員を目指して岐阜聖徳学園大学へ“やり直し入学”したのです。4歳下の同級生たちと学ぶのはとても楽しく、目標があれば勉強は楽しいという事実も発見しました。経済情報学部から教員になる学生は少人数ですが、圧倒的な教員養成のノウハウを持つ岐阜聖徳学園大学の手厚い支援で、岐阜県の高等学校教員採用試験に合格できました。県内でも数少ない情報の専任教諭として、意欲を燃やし取り組んでいます。
犬飼 和真さん
経済情報学部経済情報学科 2021年度卒業
仕事に直結する知識を 数多く学べる学部。目標は 大型商業施設の建設です。
大学で町づくり・地域活性のゼミに入ったことが、建設業界を志望するきっかけとなりました。生まれ育った地元の町に大和ハウス工業が手がけた大型商業施設があり、「いつか自分も、あんな大きなものを作ってみたい」と思い当社を志望、入社しました。振り返ると、経済情報学部で学んだことの多くが仕事に直結しています。情報の授業で業務用ソフトの使い方をしっかりと教わったおかげで、仕事の資料づくりで困ったことはありません。会社ではPCの基本技術は「知っているもの」として扱われますので、ありがたかったです。飲食、アパレル、物流などさまざまな業界の法人企業様がクライアントになりますが、経営の授業で詳細な業界研究を経験しているので、各社の事業内容や特色もすぐに理解できます。入学後、卒業後に本当の価値がわかる、魅力的な学部だと思います。
今川 暢さん
看護学部看護学科2021年度卒業
看護師(CCU勤務)
患者さんの心に向き合う AI化できない仕事が、 私の誇りです。
親も看護師で、仕事の話を聞いて感銘を受け「自分も医療系の道に進みたい」と考えるようになりました。大学では多くの人と出会いたかったので、総合大学である岐阜聖徳学園大学を選択。サークル活動を通じて他学部の友人ができ、留学の話や教育実習の話などを聞いて刺激を受けました。看護学部は先生との距離が近くて学びやすく、最新のシミュレーターで繰り返しできた練習は、そのまま仕事に役立ちました。私が勤務するCCUは心疾患を中心に多様な患者さんが入院するため、医学書やWebで勉強の毎日です。患者さんの回復には生活習慣の改善が不可欠で、栄養士さんたちと考えた提案を「頑張ってみるよ」と受け入れてもらえると、本当にうれしくなります。人の心に向き合った臨機応変な対応が求められる、AIにはできない仕事。私の誇りです。
中尾 圭太さん
看護学部看護学科 2022年度卒業
看護師(訪問看護) リーダー
将来の独立を目指し 新卒で訪問看護師に。 現場で学ぶ日々です。
子どもの頃から野球に没頭。「まず体育教師になって、将来はトレーナーとして独立できたらいいな」と漠然と考えていました。しかし校野球のトレーナーから「医療系の資格を取れば将来の幅が広がる」と背中を押され、一念発起して看護師の道へ。なんとか本学に入学できたものの、それまで真剣に勉強をしたことのなかった私は、テストのたびに追試の嵐でした。それでも挫折しなかったのは、先や友人の支えに加え、実習で患者さんと接するのがとても楽しかったからです。祖父母っ子だったこともあり、患者さんでなく身近な人として接することで、信頼関係を築くことができました。訪問看護師は「病院で臨床経験を積んでから」と言われますが、独立を視野に新卒で就職。看護と経営を、日々の経験から学んでいます。※夢を実現し、2024年秋独立されました
岡部 千乃さん
看護学部 看護学科 2019年度卒業
養護教諭
(取材当時)岐阜県立中津高等学校勤務
養護教諭になる夢を大学は本気で応援してくれました。
養護教諭をめざしていた私は、大学の配慮で、3年次には実習で忙しくなるため、通常は3年次で受講する外部講師による教員採用試験対策講座に1年次から参加させていただきました。教育学部の学生と一緒に面接練習もしました。その結果、養護教諭という夢を実現できました。養護教諭は基本的に、保健室で生徒の体調不良やケガなどに対応します。「先生ちょっといいですか」と訪れる生徒の相談を受けることもあります。”教科書を持たない立場が強みになる”という大学時代の教えを大切に、丁寧に生徒の話に耳を傾けています。また、看護学実習で多くの人に関わった経験は、教職員、学校医、学校歯科医、学校薬剤師、保護者などとの関わりに役立っています。
田中 万祐子さん
看護学部看護学科2020年度卒業
保健師
故郷の人々の健康に 貢献する保健師として 新事業にも挑戦中です
高校時代に「看護の道に進もう」と決めたものの、具体的な仕事まではイメージできず、「総合大学なら幅広い道が開けるはず」と考え、岐阜聖徳学園大学を選びました。そのとおり、学習する中で病気の予防に関心を持ち、保健師を志望。看護師、保健師の国家試験に加えて公務員試験も受けなければならず勉強は大変でしたが、手い試験対策のおかげで、故郷の山県市で人々の健康づくりに貢献できる仕事に就けました。先日、保健師が各地区へ出向いて市民の皆さんと直接触れ合い、健康相談などに応じる「まちの保健室」という、コロナ後に向けた新事業の主担当を任されました。多くの人に保健師の存在と役割を知ってもらえるよう、企画立案に楽しく頭を悩ませています。
先生からのメッセージ
観山 正見
全学生一人ひとりと向かい合い、入学後に大きな成長を目指す
秋山 晶則
省察的な現場体験を積み重ね 子どもたちを深く理解する 「学びの専門家」を目指す
柏木 良明
歴史や文化の相違を理解し、 言語やICTを活用して 新たな共通価値を生み出す
寶壺 貴之
経済・経営・情報を自由に学び、 時代が求める能力を 身に付ける
石原 多佳子
デジタル化が進む医療現場で 自律的に活躍できる 新しい時代の看護職を育成