日本外国語専門学校 海外留学科(海外大学留学センター/アート&デザイン留学センター)の評判(卒業生)
卒業生の声
W.N. さん
イギリスで開発学を学び、 日本や発展途上国の未来を切り拓きたい。

JCFLでの1年間は、留学先でスムーズに学び始めるためのとても重要な期間でした。留学したサセックス大学では国際関係学を専攻し、開発学を学びました。世界各国からきた教授陣の臨場感あふれる内容は興味深く、自主性も問われます。大学在学中はボランティアにも積極的に参加し、食糧難の問題を解決するために会社を起業した友人のお手伝いもしていました。卒業後はインドネシアでのインターンシップを経て、再度サセックス大学の大学院の「開発学修士課程」に進学。日本や海外で起きている問題を解決したいという責任感や使命感があるため、将来は学んだことを活かして食糧問題に切り込んで日本で起業をしたいと思っています。
S.T.さん
ノーベル賞受賞分野「オートファジー」を研究中。 いつの日か世の中から病気をなくしたい。

高校生の頃、小児科医として小さな命を助けたいという思いから医学部を受験するも不合格。苦手な英語を克服し、日本を飛び出そうとJCFLで留学を目指しました。進学したウエストバージニア大学では生物学(Biology)を専攻しながら「医学進学課程(Pre-Med)」も履修。同じ医学でも医者ではなく、大勢の人を救う可能性を探る研究者の道へ。日本に帰国後は、首都大学東京の大学院修士課程を経て東京大学大学院の博士課程へ進学。「オートファジー」の研究を続ける一方で、新潟大学大学院の特任助教として職を得て、研究者としてのキャリアを積んでいます。
N. R.さん
サッカーをしながら、 英語もビジネスも学べる最高の環境。

留学して7ヵ月、現在は2つの社会人サッカーチームに所属。1つは男女混合、1つは男性のみのチームで、毎週のように試合に出場しています。チームの中ではアジア人は自分だけで、英語の勉強にも最高の環境です。起業にも興味があるので、自分でビジネスをする際に役立つ会計学や統計学、経済学などを大学で勉強しています。アメリカ留学で一番成長したと感じることはスピーキング力。生きた英語を吸収して圧倒的なスピードで上達しています。
N. K. さん
スポーツビジネス「プロ」として 社会に貢献したい。
高校までは野球部だった私はスポーツの仕事を夢見て、アメリカ留学を決意。苦手だった英語を克服するためJCFLに入学し、ニューヨーク州立大学に2年次編入しました。卒業後は現地で就職し、大学院にも進学。スポーツマネジメントを学びました。2017年に大手スポーツメーカーの日本総代理店に入社し、地域活性化に関わる仕事に従事。現在は、総合エンターテインメント企業で、有明アリーナを運営するチームに所属。スポーツとエンタメの両面からワクワクするような新しい街づくりに携わっています。
S.M. さん
2008年卒業
アメリカ・インディアナ州立大学「マーケティング学」専攻卒
日本マイクロソフト
海外大学への進学は、準備が必要ですし、大変なこともありますが、私は絶対に日本の大学より成長できると思います。
いろいろなことに挑戦できるチャンスなので、少しでも興味があれば、まずはオープンキャンパスに話を聞きに来てください。
日本外国語 海外留学科に進学したきっかけは?
中学の頃から英語が好きで、いつか海外留学したいと考えていました。
短期のホームステイや、1年くらいの交換留学では楽しむだけで終わってしまう気がして、何とかアメリカの大学に進学できる方法はないかと調べているうちに出会ったのが日本外国語の海外留学科でした。
日本外国語 海外留学科では1年間でアメリカの大学に進学する準備ができ、しかも単位移籍をして2年次編入ができるところも気に入りました。
日本外国語で過ごした1年間について教えてください。
海外留学科で学んだ1年間は、実際の海外大学のテキストなどを使い、本場のスタイルの授業を日本にいながらにして経験できました。
プレゼンテーションやディスカッションなど自己発信型の授業が多く、日本外国語で場数を踏んでいたおかげで、渡米後もスムーズに授業に溶け込むことができました。
また、日本外国語で1年間学んだ科目をアメリカの大学に1年分単位移籍でき、2年次から進学しました。3年間で大学を卒業できた点も大きなメリットでした。
留学中はどんなことを学びましたか?
留学したインディアナ州立大学では「マーケティング学」を専攻。実在する商品を使ったマーケティング戦略の考案など実践的な授業が多かったです。
特に想い出に残っているのは、クラスメイト3名とチームを組んで挑戦したHONDA社の車「CR-Z」の全米マーケティング・コンテスト。学内審査を勝ち抜き、さらに27大学対抗のコンテストを経て、なんと全米TOP10に選ばれたんです。
最終的には実際の車も貸し出されるというスケール感がさすがアメリカで、地元のラジオや新聞社ともコンタクトをとりPRしました。この経験を通して交渉力が一気についたと思います。
就職までの道のりを教えてください。
アメリカの留学期間を終えて、2011年の8月に日本に帰国しました。
アメリカにいる間に就職活動の準備は進めていましたが、面接試験などの本格的な活動は帰国後にスタートさせました。
採用試験を受けたのはマイクロソフト社を含めて5~6社。
海外留学経験者の採用にはどの企業もとても積極的で、就職活動1か月で内定をいただくことができました。
現在はどんなお仕事をされていますか?
現在は、マイクロソフト社の日本法人に勤務し、日本の大手メーカーに対するパートナー営業を担当しています。
メーカーのハードウエアと当社のソフトウエアをどう組み合わせてWin-Winのビジネスにつなげていくか、常に新しいことへのチャレンジも多いです。
アメリカ留学で培った課題に立ち向かっていく行動力やチームワークで物事を進める力は、私の大きな強みになっています。
N. H. さん
2005年卒業
オーストラリア・クイーンズランド大学「獣医学」専攻卒
オーストラリア・ブリスベン市立動物愛護センター 獣医師
高校生で抱いた「獣医」の夢。確実な留学準備とオーストラリア名門大学の理論と実践を経て、今獣医として活躍しています。
海外大学正規留学を目指したきっかけを教えてください。
高校時代にオーストラリアで2週間のホームステイを経験。広大な自然、日本とは違う空気や時間の流れに感動し、もう一度この国に来たいという強い希望を持って帰国しました。
獣医を目指すようになったのは、高校で講演してくれた「ムツゴロウさん」こと畑正憲さんとの出会いと愛猫の事故死がきっかけ。ムツゴロウさんの講演では動物を助けるという仕事の価値を学び、愛猫が事故にあった時に何もできなかった自分がこれからできることは他の動物を助けることだと考え、獣医という夢を抱くように。
こうして、再びオーストラリアに行くという夢と、獣医になりたいという夢が重なり、海外留学を目指しました。
日本外国語 海外留学科に進学したきっかけ、また、日本外国語で過ごした1年間について教えてください。
高3の夏休みに福井から上京し初めて日本外国語を訪れました。留学科の先生が大変親身に話を聞いてくれ、たくさんの質問に一つひとつ丁寧に答えてくださったのを覚えています。
また、特待生奨学金制度があったことも魅力で、初めて参加したオープンキャンパスで帰るときにはもう入学を決めていました。その後、特待生試験準備のために「スカラシップ対策セミナー」にも参加。勉強の甲斐あって、20万円の授業料免除をいただくことができました。
留学で必要になる英語力は、オールイングリッシュの授業を通して理解したり、友人たちとディスカッションしたりする、実践的な英語。日本外国語ではこの力をつける授業が充実していました。特にオーストラリア留学に必要な英語能力テスト「IELTS」のスピーキング対策では、ネイティブの先生が英語独特の表現を教えてくれたり、英語でプレゼンテーションしたりして、留学先の授業でも大いに役立ちました。オーストラリアの文化理解の授業では、歴史、慣習などの知識を身につけることで、スムーズにオーストラリアでの生活にとけ込むことができました。また、日本外国語でできた友人たちの存在は、在学中はもちろん留学後も大きな心の支えになりました。本当にかけがえのない財産です。
留学中はどんなことを学びましたか?
もう一度訪れたいと思っていたブリスベン。そこで獣医学を学ぶための理想的な環境が整っている大学がクイーンズランド大学でした。クイーンズランド大学の獣医学専攻は世界的にも有名で、難関と言われるだけあって、優秀な学生が世界中から集まっていました。
解剖学、生理学、家畜学、寄生虫学、細菌学、免疫学など、授業の範囲は広く、テスト前は眠れない日々が続きます。でも、大学が所有している広大な牧場で飼育している牛や馬などの動物たちとふれあい、血液採取、心拍数の測定、体温測定などの実習を重ねていくにつれ、獣医に向けて着実にステップアップしている実感が持てました。
また大学では、オーストラリア人はもちろん、アジア、南米、ヨーロッパ、アフリカまで世界中の友人ができ、休日に海や山へドライブに行ったり、ただはしゃいるだけで楽しく、良い思い出です。海外の大学は、勉強、遊びのメリハリがしっかりしていて、どちらにも集中できる環境ですね。
現在はどんなお仕事をされていますか?
大学卒業後は、サウスオーストラリアの動物病院でペットの獣医師として勤務した後、現在は「Animal Welfare League of Qld Rehoming Centre(ブリスベン市立動物愛護センター)」で唯一の獣医師として勤務しています。
ここは理由があって飼うことができなくなった犬や猫を引き取り、新たな飼い主へと引き渡しを行う施設なのですが、ワクチン接種や避妊・去勢手術など動物たちのケアが僕の仕事です。多い日は1日に20件の手術を行うこともある忙しい日々ですが、面倒をみた動物に新しい飼い主が見つかった時は、やりがいを感じる瞬間ですね。
獣医となった今でも、より専門性を深めて、獣医を目指すきっかけとなった猫の専門医を目指したり、イギリスなど他国で獣医として勤務するなど新しいことにどんどんチャレンジしていきたいと思っています。
留学に興味のある高校生にメッセージをお願いします!
留学は異文化の地での生活、日本の大学とは異なり常に自分の意見を求められる授業など、大変で苦しいと感じることも正直あります。しかし、そういう状況でも自分を信じて努力を重ねれば、必ず新しい世界が開けることを留学経験から学びました。
また、さまざまな国の人々と交流することで、言葉や文化の壁を超えて互いの価値観を理解し尊重することの大切さを学ぶことができます。
勉強面だけでなく、人間的にも本当に大きく成長できるが正規留学です。皆さんも、ぜひ日本外国語で留学の夢を実現し、世界という大きな舞台で活躍できる人になってください。
I さん
2014年卒業
イギリス・キングストン大学「プロダクト&ファニチャーコース」在学中
日本外国語で1年間アート&デザイン+英語を勉強。
結果的に、芸術経験のない私が志望大学にすべて合格することができました。
日本外国語 海外留学科ではどんな1年間を過ごしましたか?
日本外国語に入学前、私は日本で大学を卒業し数年の社会経験を積んでおりましたが、芸術を専門的に学んだ経験はありませんでした。ましてや海外や留学の知識が乏しかった私にとって、芸術も英語もそして留学に対する悩みも親身になって答えてくれる日本外国語の一年間は非常に濃密なものでした。先生方は現役のアーティストやデザイナーをはじめ、美大留学を経験された方やイギリス、アメリカから来た方で構成されています。学生はほとんど全員、アート&デザイン、英語の経験がないので先生方からの手厚いサポートを受けながら助け合って過ごしました。カリキュラムを越えた柔軟な対応をしてくださるのも魅力的で、早い時期に英語の試験(IELTS)に合格した私には、その分アートへ充てる時間を増やしてくださいました。結果的に、芸術経験のない私が一年間で志望校の大学にすべて合格することができました。
留学先について教えてください。
私はロンドン中心から電車で約30分の郊外にあるキングストン大学のプロダクト&ファニチャーコースに在籍しています。キングストンは東京でいうと成城や世田谷のような閑静な街で自然がありながら、たくさんのスーパーやマーケットがありとても住み心地の良いところです。ロンドンでも一番安全で綺麗な街としても知られており、生活するには申し分のないところです。
キングストン大学のデザインコースはイギリス国内でも有数で全てのジャンルがあり、とりわけファッションは世界3位、プロダクトは今年のGardianでイギリス1位となりました。イギリスらしい資質剛健な大学で、先端の技術を学びながら、”Thinking through Making (作りながら考える)”をモットーとし、パソコン画面をとおした仮想的な方法ではなく、直の経験や、材料を使い、試すことでしか得られない実践的な知識や理解を教育しています。先生方との距離が近いことでも有名で、どのコースでも先生やスタッフから丁寧なアドバイスやチュートリアルがもらえるのでわからないことや不安なときはとても心強いです。
留学先ではどんなことを学んでいますか?
私の在籍するコースはイギリスでも珍しく、プロダクトと家具の両方を学べます。イギリスで活躍する先生方は国内のトップのデザイナーとの交流も深く、頻繁にゲスト講師を招き、彼らから直接指導を受ける機会が得られます。3D workshop(工房)はイギリスでも有数の充実した環境で、どの機器も自由に使えるので、模型作りから本作品まで一貫して手と頭を使って考えることができます。これはプロダクトを学ぶ上では非常に大事なことで、度々現役のデザイナーからも評価をもらっています。
課題中は忙しいですが、そこはヨーロッパ。しっかり休むことも大事だという慣習があり、過度な疲弊する生活はあまりなく、時々クラスメイトと会食し、長期休暇のときはスクールトリップや個人的にヨーロッパへ旅をします。過密でないからこそ、さまざまなヨーロッパのデザインや個人でのリサーチを通してデザインを学ぶ、これがキングストン、イギリスの美大の魅力の一つだと感じています。
日本外国語 海外留学科で学んで良かったと思うことはありますか。
これは留学した日本外国語の同級生で時々話題になることですが、日本外国語で学んだ、作品を制作する上で欠かせないリサーチ力は、留学しても有効かつ優れたものです。多くの日本外国語の卒業生が各々の大学の先生や学生からそのリサーチ力を驚かれています。これは日本外国語がこれまでに培って来た留学後を見据えたカリキュラム、各方面で活躍する先生方がサポートするからこそのものだと思います。留学して2年近く経ちますが、今でも当時のことを思い出しては頑張ろうと自分を励ましています。
芸術留学に興味のある高校生にメッセージをお願いします!
留学は費用、語学、年齢、さまざまな点で悩みが尽きないと思います。しかし留学で得られる経験とアイデンティティは今後、その道で生きていく上で重要な役割を果たすと考えています。その証拠に、卒業生の中には世界で活躍する方もたくさんいらっしゃいますし、私もまだ学生の身ながら一流のデザインオフィスでインターンシップの経験をすることができました。これは日本にいてはなかなかできないことです。留学を少しでも考えているならば、ぜひまずは日本外国語に相談に行ってみてほしいです。