辻村和服専門学校の情報
基本情報
和裁は1枚の布を裁断し縫い上げる、決して機械化されない技術であり、一生の仕事です。
師範科・高等師範科では、1年・2年で基礎知識・技術を学び、4年終了時には、裁断から仕上げまでをひとりで完璧に出来るようになり、この時点でプロとして活躍できるだけの高度な技術が身につきます。
卒業後はプロの和裁技能士として高く評価され、生涯和裁の仕事を続けていけます。
近年、出場した全国和裁大会(技能五輪全国大会)では、14大会連続で入賞しています。(2024年技能五輪全国大会銀賞・銅賞受賞)
制度面では、学費のうち授業料が半額免除になる特待生制度や、全額免除になる辻村奨学生制度Aなど、経済的サポート制度が充実していて、学びやすい環境を整えています。
生活面では、全国から学生が集まる当校の特徴として、住みやすい綺麗な学生マンションを完備。個室、相部屋があります。

和裁の辻村和服専門学校
2025/4/19(土)5/17(土)6/14(土)7/12(土)7/26(土)8/22(金)8/23(土)13:00~16:00
2025/9/20(土)10/4(土)11/1(土)12/13(土)
2026/1/17(土)2/21(土)3/21(土)
高校3年生の方、高校1,2年生の方、保護者の方へ
学校の雰囲気をCHECK!「どんな雰囲気の学校?」「どんな寮なんだろう?」
モノづくりが好き、自分で作ることが好き、裁縫が好き、日本文化が好き、そんな学生が集まる当校!
当日は和小物の作りの体験ができます。9月~6月は小物作り体験、7月~8月はあずま袋作り体験!
是非、いろいろな雰囲気を感じにお越しください。

お知らせ「静岡浅間神社にて針供養を行いました」
例年は2月8日に行いますが、今年は前日の7日に行いました。コロナ禍、大拝殿の改修工事等により近年は参加人数を数名に制限していましたが、今年は久しぶりに着物姿で全員の参加となりました。日頃の和裁実習で使用した、折れたり曲がったりした針を柔らかいお豆腐にさして感謝を込めて供養しました。
今週末は国家技能検定の実技試験が当校であります。実力を発揮できるように祈願した学生さんも多かったと思います。磨いてきた和裁技術を発揮できるよう願っています。
針供養の様子はこちらから(静岡朝日テレビニュースのyoutubeより)
https://www.youtube.com/watch?v=cMgH785xZcY
当校のポイント
①高度専門士や専門士の称号が与えられる県認可の和裁の専門学校
②国家検定の合格率が高い!技術の証。近年さまざまな入賞歴
③着付け・茶道など、さまざまなユニークな授業
④無料の豊富なオーダーメイド教材と、イスに座って行う和裁の授業
⑤授業料の負担を軽くする経済的なサポート制度
⑥学生マンション(学生寮)完備。女子限定。
⑦系列企業があり、卒業後の和裁技能士への道は開かれている!
⑧一流の教師、講師陣がしっかり教えます。
ごあいさつ
大正3年に発足以来、創立111年、多くの和裁技能士を育成し、輩出してきました。
111年にも渡る日々の積み重ねが現在の早く、美しく、そして綺麗にという辻村式和裁技術を確立してきました。
当校の大きな特徴としては、高い技術力、各サポート制度の充実、寮などの施設の充実、そして何よりも卒業後、系列企業が卒業生に仕事を渡しているという点です。
総合力のある和裁技能士を育成することに、絶対的な自信があり、系列会社があることで、卒業後の和裁技能士としての道筋も立ててあります。
各種制度
当校には、みなさんを経済的にサポートする制度が充実しています。
・特待生制度(授業料半額免除)
・辻村奨学生制度A(授業料全額免除)
・辻村奨学生制度C(日本学生支援機構授業料減免新制度と連動)
・奨励金制度(全員に支給)
・学外編入制度・学内編入制度
【日本学生支援機構の高等教育無償化対象校】
学費について
■ 師範科
初年度納入金 94万円(入学金15万円・授業料59万円・教育充実費15万円・施設維持費5万円)
■ 高等師範科
初年度納入金 94万円(入学金15万円・授業料59万円・教育充実費15万円・施設維持費5万円)
『ま・あ・る』にて学生が和裁士の「しごと・ものづくり講座」を開催
当校の学生6名が着物姿で講師をしました。完全予約制で小学校3年生~6年生の生徒さんが参加してくれました。
まずは、手縫いで着物を仕立てる「和裁」のことや10m以上の長い「反物」から着物ができていること、「綿」や「絹」の素材のことなどお話しし、実際に生地に触れてもらったり、反物の長さを見てもらったりしました。また、和裁の実演も見てもらいました。着物や和裁のことを知ってもらえたと思います。
着物型ティッシュケース作りでは、楽しくお話ししながら、一緒にモノづくりをしました。参加された生徒さんにとって作り上げる喜びや達成感を感じてもらえたと思います。
今回、とてもいい機会をいただきました。今後も是非、開催できればと思います。
技能五輪全国大会14年連続入賞!
技能五輪全国大会の入賞選手、全国障害者技能競技大会の入賞選手が鈴木知事より表彰を受けました。
当校からは技能五輪全国大会の和裁職種で銀賞・銅賞に入賞した高島さん、大石さんが出席し、表彰を受けました。
県知事より表彰されることは大変素晴らしいことです。
今後も益々、技術習得に努力し、活躍することを願っています。
~卒業生を訪ねて~「おしゃれ処布屋」様
【現在のお仕事について】
店頭での接客が主な仕事で、月に一度、展示会も開催しています。展示会の時は着物を着てお客様をお待ちしています。スタッフの先輩方も優しく指導してくれるので楽しく仕事ができています。お客様や得意先様から学ぶことも多いので、今は日々勉強です。
また、布屋呉服店では売るだけではなく、観劇などのお客様と一緒に着物を着る機会も創っています。また、仕立て教室も開催しています。メインの先生の補助として生徒さんに教えています。生徒さんに「石川さんが先生でよかったですよ」と声をかけていただいたときはとても嬉しかったです。
【この仕事を選んだきっかけ】
辻村和服専門学校で着物の仕立てを学び、国家技能検定の2級を取得しました。在学中から、着物をお客様がどういう経緯で購入されたのか、普段着物をどのような機会に着用されるか等に興味があり、仕立てたその先にいらっしゃるお客様のことを考えていました。それがきっかけで接客したいと思い、また学校の紹介もあり、地元にある布屋呉服店へ就職しました。布屋は雰囲気もよく、入社前に展示会にたびたび参加もできたので、会社に馴染むようにしていただけて有難かったです。
【学生生活を振り返って】
物作りが好きで、ミシンではなく手縫いで仕立てる和服に特別感を感じ、辻村和服専門学校に入学しました。大変なことも多かったですが、和裁技術の習得はもちろん、大事なお着物を扱う責任感も学べたと思います。同級生も仲良く、卒業後も会っています。そうした仲間がいたからこそ今があると思っています。
【今の目標】
着付けがもっと上手になりたいです。布屋にはお手本になる先輩方がいます。先輩のようになれるように、しっかり見て覚えていければと思っています。
石川さん、この度はお話しを聞けて嬉しかったです。布屋呉服店様、石川さん、お忙しい中、貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。今後とも何卒よろしくお願いいたします。
浜松繊維産業見学体験ツアー
まず、ぬくもり工房様本店に伺い、代表の大高様から遠州綿紬の歴史や文化のお話しや会社のこと等もお聞きすることができました。学生たちも自分の地元のこと、将来のことを考えるとても良いきっかけになったと思います。その後、工場にも行かせていただき、シャトル織機が音をたて織り続けている現場を見学することができました。実際の仕事の現場を見ることができたことは、大変有難いです。
次は㈱さかたや様です。
着物の染色補正等の加工修理や撥水加工、京洗い等のきもののトータル加工サービスの企業です。社長の福居様やスタッフの皆様に社内をご案内していただきました。とても分かりやすくご説明していただき、また職人さんの技術を目の前で見ることができました。
最後にお伺いしたのは、二橋染工場様です。注染そめの染工場を見学、てぬぐいハンカチの染めの体験をさせていただきました。板場、紺屋、水元等の工程をご説明していただき、職人さんの技術、仕事の様子を見学させていただきました。注染そめの体験では、みんなで楽しく、てぬぐいハンカチを注いで染めました。
今回の浜松に行ったことは当校の学生たちにとって、かけがえないのない経験になったと思います。この度は、各企業の皆様、お忙しい中、詳細まで丁寧にご説明、ご対応いただき、誠にありがとうございました。今後とも何卒よろしくお願いいたします。
「人形浄瑠璃 文楽」を鑑賞
学生の希望者20名余り、着物を着て参加の学生も。
人形遣い、太夫、三味線の方々が息を合わせ、創り上げる舞台はとても素晴らしいものでした。3名で動かされた1体の人形は、手先、首等も細かく動き、見入ってしまいました。
前回の歌舞伎に続いての「グランシップ伝統芸能シリーズ」。また、機会があれば観に行きたいです。
部活・サークル
課外授業で、華道も行っています。
寮・下宿
静岡県の西部、東部、静岡県外の全国からの入学希望者のために、相部屋の「さくら寮」、個室の「ときわ寮」を完備。