服部栄養専門学校の評判(卒業生)
卒業生の声
白土 ゆりかさん
食のすべてを学べる服部学園。さまざまな経験が今に生きています。
なりたかったものは昔からパティシエひと筋。しかし服部学園で選んだコースはパティシエ・ブランジェコースではなく調理師科でした。どちらにしようかかなり悩みましたが、お菓子作りだけでなく和洋中すべての料理を学べる調理師科で良かったと思っています。さまざまな技術や知識を身につけたことであらゆる状況への対応ができるようになったこと、食の世界で仕事をしていくための心構えが備わったことなど、ここでの経験が後々本当に役に立っています。
各界から有名なシェフを招いての講義(マスターコース)も、卒業後にお金を払ってでも聞きにいきたいほど貴重な機会。それが当たり前のように体験できるのは服部学園ならではの魅力ではないでしょうか。
学生生活で印象に残っているのは、学園祭で仲間や先生たちと一緒にケーキを作ったこと。目標を共有した仲間たちとの絆は強く、今でも連絡を取り合って励まし合っています。
パティシエとは想像を形にして人を笑顔にする仕事です。
入社して9年、やりたいと思ったことは何でも挑戦させてくれる職場なので、いつまでも新鮮な気持ちで楽しんでいます。学びたいことはどんどん吸収し、やりたいと思ったことは全部やってやろう!という気持ちで取り組んできました。
その経験の積み重ねで技術も知識も身についた今、次のテーマはよりクリエイティブなケーキ作りです。目的とイメージを伺って具体的にご提案するゼロからのケーキ作り、特別な日のためのオーダーケーキです。
お客様の求める期待以上の形を作り上げることができたとき、そしてその美味しさで人を笑顔にしたとき、この仕事の醍醐味を感じます。ファッションや流行の色も常にチェックしアイデアに取り入れたり、やってみたいことは尽きません。どこまでできるか、挑戦するのが楽しい毎日です。オーダーケーキは一点もので食べて形がなくなってしまいますが、その写真を見た人が感動して次のお客さんになったり、口コミで広がったりして注文が続いています。
これからも感性と腕を磨いて、より多くの人を感動させるパティシエになっていきたいと思っています。
林ノ内 勇樹さん
志を共にする仲間と熱血指導。将来の自分に繋がる芯が育てられました。
服部学園に入学したのは今から約20年前。高校卒業してすぐの入学でしたが、まわりを見回すと脱サラで料理を学びにきている人や食品関係企業の社員など、自分よりもずっと年上の人が多くて最初は驚きました。十代の自分には見えていなかった新しい知識や経験が刺激的で楽しい毎日でした。いろいろな年代や経歴の同級生、でも向かっている方向や抱いている夢は同じ。指導する先生は、そんな学生の目線に降りて指導してくれる熱血タイプ。その環境に身を置くことで、否応なく「自分は料理の世界でやっていくんだ」という意志が強く固まりました。
入学前、一人でフリーターしながら資格をとるつもりでいたのですが、服部学園に入っていなければその覚悟は決まっていなかったかもしれません。専門学校は確実に技術を身につけることはもちろんですが、モチベーションや気持ちの部分で大きな役割があると思います。
社会に出てからが本当の学びの場です。
卒業後は和食店に5年、寿司店に7年、お世話になりました。それぞれ私にとっては欠かせない学びの場で、特に寿司修行期間に身についた精神は一生の財産とも言えるもの。「カウンターの中に立ったら常に人に見られてると思え」という師匠の教えを徹底的に叩き込まれ、服装はもちろん、動作のひとつひとつ、「きれいに仕事をすること」を身につけました。これは自分の店を持つようになった今も大切にしている信念です。
一人前の寿司職人になるためには、人によって捉え方が違うでしょうけど、私は最低10年は必要だと思っています。技術向上だけではなく、仕事に対する心構えやお客様に対する誠意といった人間性を養うためには時間がかかるからです。ただ、職場によって相性というのもあります。一箇所でうまくいかなくても他の場所でしっくりいくこともあるので、簡単にあきらめず焦らず一歩ずつ前へ進むことが、結果的に大きな成果をもたらすのではないでしょうか。
池ノ内 佳苗さん
大学で管理栄養士を取得してなお、調理師科に入学しようと思った理由を教えてください
私は大学に通っていた頃から、料理研究家になるという夢を持っていました。管理栄養士の資格を取って努力を重ねれば、夢はきっと叶うと思っていたのですが、大学での勉強は生化学や利用額などの座学が中心で、調理実習は2週間に1度程度。しかも基本の料理または専門的な病院食でした。一方、美味しい料理を作るためには調理師の知識と技術が必要です。自分の理想とする料理研究家になるためには管理栄養士だけでなく、調理師の資格も必要だと思い、入学しようと思いました。
なぜ服部栄養専門学校を選んだのでしょうか
調理師の資格を取るために学校を調べているときに、服部栄養専門学校のホームページを見て印象が良かったのは鮮明に覚えています。服部で学べることを調べていくうちに、自分が身につけたいと思っていた技術、知識、人脈等も得られそうだと確信できたので選びましたね。
実際に入学してからは、校外学習で有名な料亭での実習や有名な先生にも教えていただきましたし、この学校を選んだのは間違っていなかったと思います。
現在の仕事について教えてください
ABCクッキングスクール講師を経て、料理教室も主宰しています。週2回(水・土)10:30~14:00、最大4人までの「ビューティ&ヘルシー」をテーマにした教室です。調理師科で学んだ技術や知識を活かしながら、ただ単にカロリーオフのメニューを教えるのではなく、美味しさを損なわずに家でも再現できるヘルシーな料理を教えています。生徒さんは普段料理をしない方も多く“料理は楽しい”と入口になるように、盛り付けを女性らしくすることや、可愛いエプロンの貸出しをしたり、メニューやポイントもオリジナルのものを作るなど、女性こころをくすぐる、内容にしています。
また、管理栄養士の知識を活かし、1年半前から(株)クックパッドダイエットラボでダイエットカウンセラーをしています。お客様の体の状態や食事などをチェックして、メールや面談でダイエットのアドバイスを行う仕事です。
料理教室は今年から始めたものなのですが、ようやく夢への一歩を踏み出せたかなと思っています。管理栄養士と調理師の技術と知識があるからこそ、自信を持って教えることができていますし、将来的には本を出したり、メディアでも活躍できる料理研究家になれるよう頑張ります!
卒業後のクラスメイトとの関係はいかがですか
今でも頻繁に会って仲良くしているクラスメイトが二人います。私の料理教室にも通ってくれていますし、料理教室のことをSNSで宣伝もしてくれているので、本当に感謝しています。
また、主人が経営している寿司屋では同級生が働いています。「誰か一生懸命やってくれるいい人はいない?」と聞かれ、私が紹介した人なのですが、同じ飲食の世界で同級生が頑張っている様子を知ると刺激にもなりますし、モチベーションにも繋がっています。
最後に服部栄養専門学校に入学を考えている人にアドバイスをお願いいたします
有名な先生に直接教わる機会もありますし、普通の学校ではなかなか経験できない「そば打ち」や「鱧を捌く」など、幅広い勉強ができたことは今でも私の財産になっています。資格を取得するためのサポートもしっかりしているので、飲食の世界でやりたいことがあるのであれば、自信を持ってオススメできる学校です。
鎌形 幸生さん
料理の道を志したきっかけ
子供のころから料理が好きで、よく母の手伝いなどをしていました。中学時代の友人から料理の世界に進みたいと言われ、それまでは何となく興味を抱いていた料理の道がとても身近に感じられるようになりました。そこからは学校選びです。様々な学校のパンフレットを見たり、友人と一緒に体験入学に参加したりして、自分に一番合っているところを選ぼうと。体験入学で接した在校生の親しみやすい印象と設備の清潔感や充実度が決め手になりました。
実際に働いてみて思うこと
調理師本科昼間部1年制を卒業後、服部学園の助手を経て、フードコーディネーターの道へ。TVやCMに関わる料理のアシスタントはやり甲斐のある仕事でしたが、年数を重ねる内に少しずつ物足りなさを感じるようになりました。やっぱり自分としてはもっと料理を作って誰かに食べてもらいたい、と。「ラ・ロシェル」に就職したのは、子供の頃に見た「料理の鉄人」での調理姿が格好良くてずっと憧れていた坂井宏行シェフの店だから。マスターコースの授業で直接教えていただいたことで更に憧れが強まりました。
学生生活を振り返って
調理業界で必要なことを1から10まで細かく学べました。学校にはたくさん行事もあり、毎日充実していました。もちろん職場に入ってからもまだまだ勉強の毎日です。大変なこともあるし、楽しいことばかりではありませんが、忙しく働く中で達成感を得て、人として大いに成長できると思います。今はとても充実していますし、将来的には坂井シェフのような、人々から尊敬され、愛される料理人になることを目標に頑張っていきたいと思います。
小川 苗さん
学校選びの際、服部学園を選んだ理由は何ですか?
料理人になりたいと思った高校時代のアルバイト先のシェフに、調理師専門学校に行くなら有名なところに行くべきとアドバイスされたからです。社会に出てから、服部を卒業しましたと言うとみなさんわかっていただけるので、今でもそうして良かったと思います。
印象に残っている授業を教えてください。
学生当時は料理の技術を上げたかったので調理実習が好きでしたが、料理人になってから、技術はもちろん、食を突き詰めようとすると食品学や栄養学など、基礎となる知識があるとまた自分が作る料理も変わってきます。レストランで働き出すと学科を学ぶ機会はなかなかないので、食品学や栄養学などの座学が今とても役に立っています。
また、私は卒業後フレンチの道を選びましたが、幅広く教えていただいた他ジャンルの日本食や中華などからヒントを得ることもあります。
担任の菊池先生からは、料理以外にもほんとうにたくさんのことを学びました。
就職先を選んだ理由はなんですか?また、ハワイで仕事をすることになった経緯について教えてください。
ずっと海外に出ることが夢でした。 ニューヨーク、パリ、と2カ国で働いて、同じフレンチでも場所によって変わる料理の楽しさを知りました。パリにいるときに、ハワイにフレンチレストランがオープンするというお話があり、新しい場所で挑戦してみたいと思い、スーシェフを任せていただくことになりました。仕込みや発注、部下の教育など、キッチン内の全てを管理し、シェフのアイデアを形にしたレシピを作成したり、メニューの考案をしたりもしています。
平均的な1日のタイムスケジュールを教えてください。
毎日12時に出勤し、16時半までに仕込みや発注などを終わらせ、賄いを作ります。16時半から17時までの30分賄いを食べて休憩です。17時にレストランオープン。ディナー中は調理、盛り付け、部下への支持をし、22時頃ディナーサービスが終わり、片付けと次の日の仕込みリストを作成し、23時頃帰宅します。
日々の仕事のなかで心がけていることは何ですか。
どの仕事でも大事なことだと思いますが、お客様に対しても、同じ仕事仲間に対しても、相手の気持ちを考えることをいつも大切にしています。