奈良芸術短期大学

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奈良芸術短期大学の短期大学進学情報

基本情報

作品が語る、レベルの高さ!
● 入学時から深く濃く学ぶ、完全コース制。
● 実技中心のカリキュラム。
● 少人数制授業による個人指導で個々の創造性を最大限に引き出す。
● ディズニー&マーベル公認イラストレーターの先生やHoneyWorksヤマコ先生など
  卒業生であり世界的に活躍するクリエイターから学べる。
● 卒業後は本学専攻科(学士取得可)及び四年制大学(国公私)と幅広い進路選択。
● 安い学費。2年間で約234万円、専攻科を含めた4年間の学費は約390万円。

◆女子学生寮(個室)完備◆

お知らせ「3/13春のオープンキャンパス!」

3/13(日)に人数を制限し、実技体験を開催いたします!!
午前と午後で違う体験を受けたり、午前中に進学相談と学内見学をして、午後に実技体験したりと、色んな組み合わせで満喫してください☆

《洋画コース》
午前:カーネイションを描こう 8名
午後:カーネイションを描こう 8名
*持ち物:鉛筆2B

《日本画コース》
午前:花を描く 10名
午後:花を描く 10名
*持ち物:筆記用具

《デザインコース》
午前:オリジナルエコバックをつくろう!(イラスト) 10名
午後:オリジナルエコバックをつくろう!(イラスト) 10名
*持ち物:スケッチブック、鉛筆等の描画用画材

午前:マイステッカーをつくろう!(グラフィック) 10名
午後:マイステッカーをつくろう!(グラフィック) 10名
*持ち物:筆記用具、作業方法を書き留めるメモやノート

《陶芸コース》
午前:世界に一つだけの器作り 10名
午後:世界に一つだけの器作り 10名
*持ち物:筆記用具、エプロン、タオルや手ぬぐい

《染織コース》
午前:花や植物をデザインして布に染めよう 8名
午後:花や植物をデザインして布に染めよう 8名
*持ち物:筆記用具、汚れてもいい服

午前:織械(はたおり)体験…綴れ織り 3名
午後:織械(はたおり)体験…綴れ織り 3名
*持ち物:筆記用具、汚れてもいい服

《クラフトデザインコース》
午前:スズの豆皿を作ろう(メタル) 4名
午後:シュガースプーンを作ろう(メタル) 4名
*持ち物:筆記用具、エプロン、汚れてもいい格好

午前:ステンドグラスの手鏡を作ろう(ガラス) 8名
午後:ステンドグラスの写真立てを作ろう(ガラス) 8名
*持ち物:筆記用具、汚れてもいい服装

《鉛筆デッサン》
午前:基礎 8名 ・ 強化 8名
午後:基礎 8名 ・ 強化 8名
基礎/入門基礎(用具、グラデーションスケール、図法etc)を指導します 強化ぜん/より実力が上がる指導をします
*持ち物:デッサン用具

詳細・お申込
https://www.naragei.ac.jp/?p=14318

詳しくはこちら⇒www.shingakunavi.ne.jp...

当校のポイント

4年学べる短期大学。

ごあいさつ

日本国発祥の地とされる奈良。
太古の昔より文化を生み出した地で芸術を学ぶことができる奈良県で唯一の芸術大学、奈良芸術短期大学。

各種制度

日本学生支援機構奨学金制度/民間の奨学金制度/大学独自の奨学金制度

部活・サークル

寮・下宿

学費

学部・学科の学費

学部・学科一覧
美術科初年度合計 1,388,000円(入学金25万円含む)
専攻科初年度合計 830,000円(入学金7万円含む)

オープンキャンパス

2025年度オープンキャンパス

概要
2025年4月の日程27(日)
2025年5月の日程11(日)/25(日)
2025年7月の日程26(土)/27(日)
2025年8月の日程24(日)
2025年9月の日程27(土)
2025年10月の日程18(土)/19(日)
2025年12月の日程14(日)
説明オープンキャンパスでは、見学やワークショップ、デッサン指導や個別相談などを行っています。 指導を行うことで、受講生の受験は極めてスムーズで、参加したすべての生徒から毎年好評を得ています。
気になるイベントに参加して、リアル奈良芸を感じてください。


<ミニ体験&トークライブ>
【開催日時】
2025年
・4月27日(日)9:00~17:00


<実技体験・デッサン指導>
【開催日時】
2025年
・5月25日(日)9:00~17:00
・7月26日(土)9:00~17:00
・7月27日(日)9:00~17:00
・8月24日(日)9:00~17:00
2026年
・3月8日(日)9:00~17:00


<授業公開・実技対策ゼミナール>
【開催日時】
2025年
・9月27日(土)10:00~17:00(木曜日の授業)
・12月14日(日)10:00~17:00(木曜日の授業)


<キャンパス見学・相談会>
【開催日時】
2025年
・5月11日(日)9:00~12:00
2026年
・1月24日(土)9:00~12:00
・1月29日(木)10:00~16:00


<大学祭(作品展示)>
【開催日時】
2025年
・10月18日(土)10:00~16:00
・10月19日(日)10:00~16:00


<卒業・修了制作展>
【開催日時】
2026年
・2月21日(土)~2月23日(月)10:00~16:00


※(見学及び持参作品講評のみを含め、)参加には事前申し込みが必要です。
※実技体験の内容や開催状況は参加人数等により変更される場合もあります。
※詳細は奈良芸公式ホームページをご確認ください。
https://www.naragei.ac.jp/

地図・アクセス

アクセス




学校所在地

〒634-0063 奈良県橿原市久米町222

交通アクセス

近鉄南大阪線・京都線「橿原神宮前」駅下車、西出口より徒歩8分。

学部・学科

美術科

基本情報
募集人数130名
年限2年制
概要●洋画コース
基礎デッサン・構図・色調・マチエールなどの表現技法や西洋の古典技法であるフレスコ画やテンペラ画や混合技法、絵の具の歴史や製法、パネルづくりなど幅広く学びます。

●日本画コース
植物・静物・鳥獣・風景・人物等の写生を通し、日本画独自の材料、用具の知識を得、表面的な技巧に走らず伝統技法を学ぶ。

●デザインコース
グラフィックデザイン、メディアデザイン、イラストレーションのクラスに分かれ、デザインの新たな可能性を展開できる能力を養成する。

●陶芸コース
素材土・釉薬・成形・焼成などの基礎技法を身につけ実用品からオブジェまで制作。

●染織コース
「染」「織」を学ぶ。身につけるものからオブジェまで幅広く学ぶ。着物、藍染め等、伝統的なものにチャレンジ出来る。

●クラフトデザインコース
「A…テキスタイル・メタル・ウッド/ B…レザー・ガラス・ジュエリー」A、B から1 つづつ選択でき、基礎技法を習得し独創豊かな作品をつくる。
学費について初年度合計 1,388,000円
(入学金25万円含む)
就職・進路
ディスプレイデザイナー/インテリアデザイナー/木工工芸家/陶芸インストラクター/陶芸家/彫刻家/彫金家/人形作家/修復家/原型師/ガラス工芸家/絵付師/版画家/美術評論家/美術品修復家/美術造形/美術研究者/美術教諭/芸術家/画家/ギャラリスト/パッケージデザイナー/ラッピングディレクター/フォトグラファー/カメラマン/広告宣伝/広告営業/広告企画/広告プランナー/コピーライター/CMプランナー/雑誌記者/原稿担当/トラフィック/印刷/製本/ブックデザイナー/グラフィックデザイナー/エディトリアルデザイナー/イラストレーター/DTPオペレーター/DTPクリエイター/童話作家/絵本作家/大道具/小道具/テレビカメラマン/番組作成AD/照明スタッフ/ビデオディレクター/映像コーディネーター/VJ/ビデオジョッキー/ビジュアルジョッキー/AVデザイナー/映像編集者/映像プロデューサー/映像ディレクター/映像クリエイター/映像カメラスタッフ/美術デザイナー/染色家/帽子デザイナー/雑貨デザイナー/靴職人/靴デザイナー/テキスタイルデザイナー/ジュエリーデザイナー/グッズデザイナー/アクセサリーデザイナー/バッグデザイナー/ファッションデザイナー/3DCGクリエイター/2Dデザイナー/CGデザイナー/CGクリエイター/Webデザイナー/ウェブデザイナー/漫画原作者/キャラクターデザイナー/アニメ背景デザイナー/CGアニメーター/アニメーター/漫画家/ゲームプランナー/ゲームディレクター/ゲームプランナー/ゲームデザイナー/ゲームシナリオライター/ゲームクリエイター/ゲームCGデザイナー/中学校教諭

デザイン、企画、印刷、メーカー、アパレルなどの職種に多くが就職。また中学校教員や作家活動に入る人もいる。就職指導の特徴はコミュニケーション能力アップを目標に自己啓発など個別指導を徹底。

●主な就職先●
中学校美術教員/ワールド/フランドル/日本生命/ボンビ/モチノキ薬品/優美社産業/ゆう工房/林ニット/コクヨ/佐川印刷/ファイブフォックス/トランスコスモス/ JA /レモンツリー/ニチメンファッション/伊勢現代美術館/ホテル大阪ベイタワー/マルトミ/良品計画(無印良品)/VSN /岡村印刷/イズミヤ/足立美術館/芝政ワールド/マルコマ/ SMBC センターサービス/ユアサデザインルーム/アウトソーシング/ M テック/徳島石油/三洋ホームズ/ウッドホーム/ナコー/ラピト/スズキ自販/田中刺繍/ハヤシニット/ダイナングループ/京都佛画研究所

学べる学問
建築学/教育学/服飾学/被服学/芸術/デザイン学/美術学
取得可能な資格
中学校教諭免許状<国>

専攻科

基本情報
年限2年制
概要本学卒業後、さらに制作・研究に深く取り組みたい学生のために専攻科(2年制)を併設。実技中心に研鑽を積み、社会の専門分野で活躍できるスペシャリストを養成。卒業後は4年制大学と同じ学士号が取得可(学位授与機構認定)。学費は2年間で約156万円と私立美術系4大の約1/2。
学費について初年度合計 830,000円
(入学金7万円含む)
学べる学問
建築学/教育学/服飾学/被服学/芸術/デザイン学/美術学

奨学金

奨学金制度

自然災害等被災者奨学金

【応募資格】災害救助法の適用を受けた地域、及びこれに準ずる地域からの入学者(在学者も含む)
【対象者の採否】申請により判定します。
【方法】給付
【給付内容・金額】被害の程度に応じて学納金を減免

一般奨学金

【応募資格】
学習意欲旺盛で人物も優れ、
●コンクールや展覧会での入選・受賞等学外における美術活動の実績が顕著である者
●経済的に困難な者
または、
●遠隔地(北海道、沖縄県)在住の入学者
【対象者の採否】学校推薦型選抜(指定校)①/学校推薦型選抜A/総合型選抜(自己推薦)A/一般選抜の合格者の中で、本奨学金を希望する者については、入試成績、保護者の経済状況、美術活動実績、調査書などの総合判定で選考します。(但し、申込者全員が利用できるとは限りません)
【方法】給付
【給付内容・金額】(1)(2)(3)(4)のうちいずれか(授業料の一部にあてる)
          (1)300,000円
          (2)200,000円
          (3)100,000円
          (4)50,000円

ファミリー入学奨学金

【応募資格】入学者の生計を共にする家族のいずれか一人が、本学に在学又は卒業している者。なお、同時入学の場合はうち一人が対象。
【対象者の採否】対象者全員に給付します。
【方法】給付
【給付内容・金額】90,000円(施設設備費の50%)

個別相談

個別相談・学内見学随時受付中!

オープンキャンパス等の行事以外でも学内は自由に見学できます。
希望日時を事前に広報課へご連絡ください。
【見学可能時間】
平日9:00〜16:00
土曜9:00〜12:00

毎日開催!オンライン相談!

まずは動画で!YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCOM-TZlEaEVJ6VLoKqAsEZQ

気軽に相談!LINEチャット
https://page.line.me/naragei

先生を指定して相談!ビダイズ
https://bidais.com

不定期開催☆ライブ相談会!SHOWROOM
https://www.showroom-live.com/a7fac4107323

願書・入試

選抜種別

●学校推薦型選抜(指定校)【専願のみ】
●総合型選抜(エントリー)
●学校推薦型選抜
●総合型選抜(自己推薦) 【〜22才以下 専願のみ】
●一般選抜
●社会人選抜 【23才以上】

2023年度 選抜日程

●学校推薦型選抜(指定校)【専願のみ】●
選抜試験日程、出願についてはお問い合わせ下さい。

●総合型選抜(エントリー)●
【手続期間(必着)】
~2023年9月4日(月)必着

【授業体験・面談】
2023年9月9日(土)
※デザインコースは2023年9月9日(土)又は9月10日(日)

【出願】
2023年9月20日(水)~9月29日(金)

●学校推薦型選抜●
【出願期間(消印有効)】
A:2023年11月10日(金)~11月24日(金)
B:2023年12月18日(月)~2024年1月15日(月)

【試験】
A:2023年12月2日(土)
B:2024年1月20日(土)

●総合型選抜(自己推薦)●
【出願期間(消印有効)】
A:2023年9月1日(金)~10月5日(木)
B:2023年12月22日(金)~2024年1月22日(月)
C:2024年2月13日(火)~3月21日(木)

【試験】
A:2023年10月14日(土)
B:2024年1月27日(土)
C:2024年3月23日(土)

●一般選抜●
【出願期間(消印有効)】
2024年2月7日(月)~2月26日(月)

【試験】
2024年3月4日(月)

●社会人入試●
【出願期間(消印有効)】
A:2023年11月2日(木)~11月20日(月)
B:2024年2月8日(木)~3月4日(月)

【試験】
A:2023年11月25日(土)
B:2024年3月9日(土)

学生の声

島 可南子さん

クラフトデザインコース
入学して一年
入学してちょうど1年が経ちました。先日「進級制作展」があり、半年間かけて宇宙をテーマにした作品を作りました。素材はウッドとガラスとメタルです。中にある照明は惑星をイメージしています。色味にこだわって、緑青(サビ)を吹きつけました。毎日、全身木クズまみれになりながらの木を削る作業は大変でした。実はウッドは専攻していないのですが、今回どうしてもやってみたくて、ウッドの先生にかなりフォローしてもらいました。こんな風にやりたいって言ったら、どうしたらうまくいくか一緒に悩んでくれて指導してくれました。奈良芸は本当に先生との距離が近い!話しやすくて、授業以外でもみんなで雑談できるのが楽しいです。
モノづくりは楽しくて仕方ないですが、それと同時にカタチにすることって、とても難しいなと最近つくづく実感しています。もっとフォルムにこだわって、細かいところまでていねいにつくりあげていきたいです。

神之門 知美さん

染織コース
自然や生き物をモチーフに
作品は草花や木など自然のものをモチーフにすることが多いです。今、制作している着物は家の裏に咲いていた花、ジャーマン・アイリスがテーマです。2回生で初めて織ったタピストリーは歴史のある飛鳥がテーマで「あすか‐過去から現在へ‐」というタイトルです。いにしえの飛鳥から生成された緑豊かな自然が新たな根を育むというイメージで制作しました。今まで作品のテーマを草花にしようとかあまり思わなかったのに、奈良芸に入学してからは周りの自然に魅かれて、イメージがどんどん膨らむようになりました。これを織りでグラデーションにしたら、どれほどキレイになるだろうか…など考えます。次は海洋生物に挑戦したいです。クラゲが泳ぐ姿を織りで表現したいです。

柴山 敬子さん

デザインコース
課題に追われ、鍛えられています
1回生の最初の頃は、ハンドワークの授業が多かったですね。線と面のトレーニングとか色彩とか。最初はこれでデザインの勉強になるのかと思いましたが、だんだんデジタルワークになってきて手描きの重要性がわかってきました。2回生になって、デザインの現場の仕事に近い<コミュニケーションデザインクラス>に入りました。企画や構想、人とのコミュニケーション力を学びたいと思ったからです。授業は次から次と課題が出されるのでもう必死でしたね。ほんとうに目にクマができるほど頑張ったんですよ(笑)。一番しんどかったのはWebデザイン実習です。奈良芸のホームページをグループでつくるという課題で、企画からWebサイト構築までやっていくんですが、皆の案をまとめるのが大変でした。グループワークでは、コミュニケーション力が大切ですよね。
卒業制作は『チロルチョコ』のデザイン。外国人のためのお土産バージョンです。取材や資料集めをするために関西国際空港やお土産店にも足を運びました。先生からは今までなかった斬新なモノ、それでいてリアリティのあるモノをつくりなさいとアドバイスをいただきました。
制作する上で心がけているのは、第三者の眼で見るということです。自分を客観視するのがなかなか難しいのですが、自己満足にならないよう”つたえるデザイン”を意識しています。

祇園 すみれさん

日本画コース
描きたいモチーフはゴチャゴチャしたモノ
奈良芸は少人数制クラスと個人ブースが広いのがいいですね。先生方にじっくり指導してもらえるし、デッカイ作品がのびのび描けますから。それに自由に描ける雰囲気があって自分らしい表現を追及できます。
今、描いているモチーフは『一斗缶』です。家の近くのペンキ屋さんに放置されているのを見て『缶』の重なり具合が面白くて描いています。私は自然の風景や植物より人工的につくられたモノの方に興味があっていつもモチーフに選んでいます。硬い金属、メタリックなモノが絡んでゴチャゴチャしている方が、躍動感があって好きですね。

片邊 ゆまさん

洋画コース
モノを観て感じた瞬間を描く
入学後は、まずモノをしっかり観ることを教わりました。よく観ることで、今まで気づかなかったことも観えてくるようになりましたね。例えば人物、人って本当にいろんな表情があり顔を持つということに気づきましたね。また、モチーフを観てきれいと思う瞬間を発見するのも楽しくなりました。
美術科ではモノをありのまま描くことを大切にし、専攻科になってからはモノから感じた印象を色、カタチ、空間構成してキャンバスに表現するようになりました。時にはこう描きたいという理想と、モノを観て発見したことが違っていて迷う場合があります。そんな時は自分に忠実になります。自分のやりたいことを曖昧にせずに、気に入るまで何度も描きます。自分の感性を信じ迷わないことですね。
制作する上で特に意識するのは『光』です。エスキースを何枚も描いて制作の時間帯を選び取り組んでいます。

西川 瑠美さん

陶芸コース
陶芸は自由自在に変化させられる面白さが魅力
美術科の高校でいろいろやって『陶』が一番自分の世界を表現できると思ったんです。『土』は面白い素材で柔らかくも硬くも表情が出せるし、平面でも立体でも自由に表現できるのが気に入っています。それに「焼いてみないとわからない」「思い通りにならない」ってことも魅力ですね。もちろん『炎』を自在にあやつって上手くコントロールできれば、もっと楽しいと思いますが。
美術を志したのは、子供のころから絵を描くことが好きだったからです。美術科の高校に進学し、高校2年生から陶芸を始めました。イラストや金工もやったのですが高校の卒業制作は陶芸を選びました。それでもっと本格的に陶芸をやりたいと進学を考え、学生の作品が魅力的で、学費が安いのも気に入って「奈良芸ならやれる」と入学しました。

卒業生の声

濵田 恵莉果さん

クラフトデザインコース
2008年美術科卒業
学生のとき、がむしゃらに制作に打ち込み、全力で友達と遊んだすべてが今に繋がっています。
株式会社十條 制作部にてステンドグラスの制作アシスタントを勤めた後独立し、hamade stained glass(ハメイドステンドグラス)という工房を開きました。
店舗を構えていないので、手づくり市などのイベントに出展したり、カフェや雑貨屋への委託販売や、インターネットでの販売で生計を立てています。
ステンドグラスの魅力をたくさんの人に知ってもらいたくて、ステンドグラスの歴史を大切にしながらも、日常に溶け込むような小物やアクセサリーなどを制作しています。
奈良芸では「ガラス・メタルメディア」を専攻していました。大学で学んだすべてが今に繋がっています。クラフトデザインコースはモノづくりが好きな人にはピッタリです。
がむしゃらに制作に打ち込み、全力で友達と遊び、涙が出るほど笑う。
2年間はあっという間です。一瞬一瞬を大切に、今しかできないことをたくさん体験してください。

宮城 守男さん

染織コース
2000年専攻科修了
100年先でも人に感動を与えられる作品を残したいです。
城間紅型工房にて2年間修行した後、独立して紅型工房「守紅」を立ち上げました。沖縄の伝統工芸である紅型の着物や帯、雑貨まで幅広く製作し、企業からの依頼などでデザインの仕事もしています。
奈良芸では、紅型にはない材料や技法を学ぶことができ、幅広い発想と表現が可能になりました。また、取得した教職免許も役に立っています。専攻科も含めた4年間、沖縄にはない風物に影響を受けながら、のびのびと制作に取り組めました。学生生活はとても贅沢で、あっという間です。
好きな方面に進めたのですから、目の前の課題を楽しみながら、卒業後の目的をしっかり持ち、今日できることを精一杯やってほしいです。
また、奈良という歴史ある地にいるので、いにしえの素晴らしい文化や作品に触れ、昔の人のモノづくりへの熱を感じてみてください。
私も奈良の先人のように、100年先でも人に感動や衝撃を与えられる作品を残すのが夢です。

松本 葉月さん

陶芸コース
1996年専攻科修了
陶芸教室の講師ができたのも、学生時代のノートのおかげ。
奈良芸で学んだ授業は、すべてにおいて今の仕事に役立っているのですが、思い返してみると意外にも、陶芸の座学でとったノートがとても重宝しています。当時は実技をする方がもちろん楽しく、座学の時間は退屈に感じていました(笑)。でも必要な気がする…くらいの気持ちでノートをとっていましたが、今の仕事でそのノートは大活躍です。土・釉薬のこと、古典技法・やきものの歴史についてなどなど。一般に販売されている陶芸本にも載っているかもしれませんが、当時自分が陶芸について学んだ順に書いたノートなので、頭と手が結びついた記憶ノート。これがなかったらスムーズに陶芸教室の立ち上げができなかったと思います。
卒業すると先生はいなく、自分で答えを出し前に進むしかないので、学生のうちに先生を困らせるぐらいの疑問を投げかけ、チャレンジする2年間を楽しんでください。

秋山 みゆきさん

デザインコース
2008年美術科卒業
若いうちに美術や芸術が好きだと気づけたことが大きな収穫です。
奈良芸卒業後、販売員として2年間勤めた後、奈良芸のデザインコース研究室助手を3年間勤め、今のデザイン事務所に入社しました。おもにWebデザイナーとしてホームページやグラフィックデザイン、イラストの制作をしています。今は制作のみですが、将来的には企画など、ディレクターの仕事にも興味があります。
奈良芸はアットホームな環境で、他コースの生徒とも交流ができ、様々な刺激がもらえました。課題提出の期日に追われ、ようやく提出したと思ったら再提出になったりと大変でしたが、社会に出たら締切厳守は当たり前なので、納期を守る大切さを学べたのは良い経験になり、今も教訓となっています。
学生時代は、頭の中で考えるだけではなく、なるべくたくさんのモノを見たり聞いたりし、視野を広げることが良い作品に繋がると思います。

西村 晴奈さん

日本画コース
2012年専攻科修了
奈良芸で好きなことがたくさんできたおかげで、今は仕事を精一杯がんばれます。
絵を描くことを学びましたが、卒業後は、ホテルに就職しました。しかし、どんな仕事にもデザイン・構成・センスが必要とされる部分があり、現職でもそういった分野を任されることが多いです。
奈良芸は友人や先輩、先生との距離が近く、平和でとても居心地の良い場所でした。何か悩みや分からないことがあれば、周囲の方々に聞けばきっと世界が広がります。また作品の制作を通じて、奈良の豊かな自然に触れたり、絵と向き合うことで自分の内面とも向き合い、ゆっくりと成長していける場所です。奈良芸で自分のやりたいこと、好きなことがたくさんできたおかげで、今は仕事も心の底からがんばれますし、精一杯やろうと思えます。奈良芸で、自分の好きなモノを一つでも見つけることができたら良いと思います。

畑中 真弓さん

洋画コース
2006年専攻科修了
授業も制作も一人暮らしも思い出すたびに、戻りたいと思う幸せな時間でした。
学生時代は、ひたすら絵を描くことに打ち込み、自分が何を表現したいのかを深く考えることのできる貴重な時間でした。あんなに絵画のことばかり考えて過ごした日々は、後にも先にもないと思います。今は大塚国際美術館の総務部に所属し、ご来館されたお客様へ、美術館のコンセプトや設立の経緯、西洋名画についてはもちろん、周辺観光案内や交通事情までご案内いたします。また、ボランティア担当もしていますので、約80名のボランティアが滞りなく活動できるよう事務作業等を行っています。将来美術に関する職に就くためには、基礎的な学習をしっかりしてください。何が後々ためになるかわからないので、広い視野で多くのことを経験してください。そして、今しかない貴重な時間を思いきり満喫してください。

先生からのメッセージ

小笠 美華

洋画コース主任
教授

石股 昭

日本画コース主任
教授

西岡 幸二

デザインコース主任
教授

大塩 正

陶芸コース主任
准教授

近藤 卓浪

染織コース主任
専任講師

濵 久仁子

クラフトデザインコース主任
専任講師