東海大学 札幌キャンパスの評判(学生)
学生の声
黒野 春華
地域創造学科 4年次
地域のニーズをキャッチし 人々の暮らしに役立つボランティア活動に打ち込みました
東海大学チャレンジセンターのプロジェクトに応募し、「札幌ボランティアプロジェクト」のリーダーを務めています。地域ニーズの高い除雪活動をはじめ、地域イベントの運営補助など数多くの活動を行っています。キャンパスのある札幌市南区の方々と関わる中で、地域の実績や住民の意見などを聞くことができるのはとても貴重な経験です。地域創造学科には社会との関わりを学ぶ科目が多く、人々の活動や施設の建設などで、地域にどのような影響があるのかを深く考えるようになりました。将来は、まちおこしなど、地域や人のためになる仕事に就きたいと思います。
今野 誠太
地域創造学科 4年次
体育教師を目指し、地域の子どもたちと交流しています
大学ではスポーツについて学ぶと同時に、地域の活性化や連携といった分野も学びたいと思い、地域創造学科を選びました。札幌市が運営している学びのサポート事業に参加し、中学生に勉強やスポーツを教える活動もしています。スポーツは勉強よりも素の自分を出しやすい雰囲気があり、最初は緊張気味だった子どもたちが少しずつ心を開いてくれたことが嬉しかったですね。現在はコーチング学やスポーツ指導論などの科目に興味を持って取り組んでいます。将来は、生徒の気持ちや行動、失敗などを受け止め、自分自身も成長できる保健体育教師になりたいと思います。
成田 千夏
国際コミュニケーション学科 4年次
海外の学生とオンラインでコミュニケーションでき語学力がアップしました
言語を学ぶのが好きで、大学では韓国語や中国語、ドイツ語などの科目を履修しています。ネイティブの先生方の授業は、楽しい雰囲気の中で語学を学ぶ面白さを感じています。2年次にはイギリスの語学学校へ留学しました。留学先でスペイン人の留学生と一緒になり、冬休みに二人でヨーロッパ旅行をするなど、積極的に行動するようにしました。留学前は文法やリーディングに力を入れていたのですが、海外の人たちは多少文法が違っていても、気にせず会話を続けようとします。細かいことを気にするよりも、積極的にコミュニケーションを取ることが大切なのだと気づき、帰国後はなるべく積極的に話したり聞いたりするようになりました。
3年次は、オンライン授業も体験しました。ウェブ会議ツールを使った授業では、海外の学生も参加して英語でコミュニケーションし、お互いに教え合うなど貴重な体験ができました。TOEICの点数もアップし、語学力が伸びたのを感じます。海外の言語には、日本語にはない意味があったり、逆に日本語と同様の表現がないものもあります。学べば学ぶほど興味が深まり、卒業後も語学の勉強を続けていきたいと思います。
石田 拓真
生物学科 4年次
発酵食品から地球環境までさまざまな場面で活躍する微生物の力を探求したい
高校の授業で生物学に興味を持ち、生物学科を選択しました。大学では自分の好きな分野を思う存分学ぶことができ、さらにより深く研究したいと思えるテーマを見つけることもできました。普通に暮らしていたら、なかなか知ることができない分野について学ぶ機会が得られたことが良かったと思います。中学・高校の理科の教員免許が取れることや、最新の実験器具や装置が整っていることも大きな魅力でした。
今一番興味があるのは、微生物が生産する資源についてです。例えば、発酵食品は微生物の力によって作られています。また、再生可能エネルギーであるバイオエネルギーや、海洋汚染の原因のひとつであるマイクロプラスチックの除去にも微生物が役立つと言われています。身近な商品から地球環境まで、さまざまなところで活躍している微生物の力を解明し、産業的な利用について研究することが目標です。生物学は数学や物理に比べてまだまだ未知の部分が多い応用的な分野であり、その研究に携わることで、多くの発見があるのではないかと思います。卒業後は大学院へ進学し、微生物の新たな可能性にチャレンジしたいですね。
今泉 真由子
海洋生物科学科 4年次
規模の大きな研究に携わることのやりがいを実感しています
子供の頃から水族館が大好きで、自然科学系のテレビ番組をよく見ていました。深海の生物に興味があったのですが、一つの分野に絞ることができず、それならば生物学全般を広く学ぼうと思い海洋生物科学科に進みました。この学科は、無脊椎動物や哺乳動物、魚類の分類や生化学、海洋や河川環境といった多様な分野の研究をしている先生から、いろいろなことが学べるのが大きな魅力です。また、学芸員課程が履修でき、生き物を題材に社会教育活動に必要な技能を身につけられることや在学中に資格が取れることも魅力のひとつです。おかげで生物学に関する視野が広がり、その中から自分の興味ある研究テーマを見つけることができました。
卒業研究は、サケの胃から抽出した「グレリン」という物質の医薬品や健康食品への利用に関する研究です。木原稔教授の研究室で数年前から研究が続けられているテーマで、先輩たちの研究を引き継ぐ形で取り組んでいます。先輩たちが築いた研究成果を、さらに発展させるという責任の重さを感じますが、一人ではできない規模の大きな研究に携わり、医療に役立つ製品の開発に関われるのは、貴重な経験です。自分の研究が社会に役立つという実感が得られ、大きなやりがいを感じています。