九州医療科学大学の卒業生からの評判

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九州医療科学大学の評判(卒業生)

卒業生の声

原田 翔太

社会福祉学部 スポーツ健康福祉学科
2017年卒業
Jリーグ 大分トリニータ勤務
「大分トリニータ」のJリーガーをトレーナーとしてケアしています
選手のケガや痛みの治療をはじめ、さまざまなケアやトレーニング指導を行っています。私がJリーグで働きたいと考えるようになったのは小学校の時。その夢が実現できたのは、まさに九保大のおかげです。
知識や技術はもちろん、選手やスタッフとの関わり方など、現場でしか学べない生の声を、現役で活躍されている先生方から教えていただけたことは自分にとって素晴らしい成長につながりました。九保大での4年間がなければ、私の人生は大きく違ったものになっていただろうと思います。大勢のサポーターの方が応援してくださる会場で活躍する選手たちを支える仕事は、現在の私の大きな誇り。彼らがベストな状態で最高のパフォーマンスを出すためのサポートには難しい点も多々ありますが、それを上回る充実感とやりがいを感じています。

髙嶋 秀斗

社会福祉学部 スポーツ健康福祉学科
2019年卒業
糸島市立二丈中学校 勤務
大学で身につけたスポーツの知識や経験を子どもたちに
中学校や高校で憧れの恩師に出会い、さらに九保大で教職を学んで教員の仕事に魅力を感じました。現在は中学校で1年生、2年生、3年生の保健体育とサッカー部の顧問を担当しています。九保大ではスポーツに関してとても専門性の高い先生が多く、実際の経験などを含めて幅広い授業を受けることができました。また、サッカー部での活動によって協調性や人間性、粘り強さなども身についたと思っています。子どもたちには、自分が大学で学んだスポーツの楽しさや厳しさ、そしてさまざまな経験を肌で感じられるような授業を工夫しています。また、部活動ではサッカーの技術だけでなく、運動にあたってどんな食事が必要かも教えていますが、これも大学で身につけた栄養学の知識がベースです。子どもたちの成長を身近で実感できる教員という職業をとても誇りに思うと同時に、私自身、子どもから多くを学んでいることを実感しています。

倉永 ももよ

生命医科学部 生命医科学科
2019年卒業
社会医療法人 善仁会宮崎善仁会病院(宮崎市)勤務
チーム医療に関わる一人として疾病の早期発見を担っています
「臨床検査技師になって医師の治療を支えたい」。そんな目標をもって進んだ九保大の生命医科学科で懸命に学び、採用されたのが当院です。勤務する臨床検査室は、あえて業務を細分化していないため、顕微鏡などによる検体検査から心電図や超音波診断装置(エコー)等による生体検査まで、幅広い経験を積ませてもらっています。但し24時間365日体制の救命救急に伴う血液検査をはじめ、責任重大な業務は尽きず、在学中にしっかり学んでおいて良かったと日々心から思っています。また、当院には“がん”を専門とする腫瘍内科があり、今後も早期治療につながる早期発見の担い手の一人として、4年間で培った実践力を発揮し続けます。

亀澤 雅

生命医科学部 生命医科学科
2021年卒業
鹿児島大学病院 病理部・病理診断科 勤務
細胞検査士として、大学病院で多くの患者様の支えに
細胞検査士として検体の処理や細胞診断といった業務を担当しています。患者様と直接関わることはほとんどありませんが、病理組織標本の作成などを通じて診断の一翼を担っていることにとてもやりがいを感じます。迅速かつていねいな標本の作製には大きな責任と緊張感を伴う仕事。それだけに、医師に「標本がきれいで診断しやすい」などとお褒めの言葉をいただけた時の喜びは格別です。鹿児島大学病院は最先端の医療を担う県内唯一の大学病院。地元でより多くの患者様の役に立てると考えて希望しました。九保大では細胞検査士の資格を取得できるコースに在籍していたため、その時の学びは現在のあらゆる業務に生かされています。さまざまな実習を通じて身についた協調性や自主性も、社会人にとっては不可欠。今の自分があるのは九保大のおかげだと日々実感しています。

向井 信二

保健科学部 臨床工学科* 2014年卒業(*現・生命医科学部 生命医科学科 臨床工学技士コース) 九州医療科学大学 大学院 保健科学研究科* 修士課程(*2024年4月から 大学院 保健医療学研究科)
2015年修了
社会医療法人 泉和会 千代田病院(宮崎県日向市)勤務
血液浄化や心臓血管に施術するアブレーション等を担っています
九保大では得る知識と技術が治療に役立つことがうれしく、勉強に打ち込む毎日でした。さらに進学した大学院では電気メスの放射電磁界に関する実験とデータ集積に没頭しました。現在、勤務する当院では腎臓機能が著しく低下した方への血液浄化(人工透析)を担当しています。装置を確実に作動させるのはもちろん、あってはならない不具合が絶対にないよう、日々保守・点検に努めています。また、心臓血管に行うアブレーションという不整脈治療の現場に立つこともあります。いずれも在学中、身につけるスキルを発揮したいと思った分野であり、熱心な指導によって実践力を高めてくださった九保大の先生方に感謝したい気持ちでいっぱいです。

山中 百花

保健科学部 言語聴覚療法学科 ※現・臨床心理学部 臨床心理学科 言語聴覚コース
2021年卒業
長崎リハビリテーション病院 臨床部 勤務
生きる上で当たり前の機能を取り戻す喜びをサポート
誰もが持つ幸せに生きる権利は、高齢者や障がい者だからと奪われてはいけません。年齢やハンディに負けずに楽しく生きることを支える職業、それが言語聴覚士。まさに、私が中学生の頃から目指した福祉を体現できる仕事です。現在は、リハビリテーション病院で病気や事故によってコミュニケーションや経口での食事が難しい患者様への機能回復訓練などを担当。生きる上で必要かつ大切な機能を取り戻す喜びをサポートできる仕事に、大きな誇りを持っています。九保大では臨床に即した学修内容が豊富だったことに加え、言語聴覚士として活躍されている著名な先生の授業も多く、たくさんの刺激をいただきました。同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨しながら学べる素晴らしさを経験できたことも大きな財産です。就職活動の際、リモートで相談や面接の練習など、状況に応じて手厚い指導をいただいたことにも感謝しています。

江藤 美穂

薬学部 動物生命薬科学科
2013年卒業
株式会社 新日本科学 安全性研究所 実験動物管理部 勤務
動物を通して創薬と、多くの人の健康に関わっています!
今の勤務先は、医薬品や医療機器、再生医療等の製品へ向けて前臨床試験を実施しています。私の業務は動物実験担当責任者としての観察や投与、採血、測定などの実施や指導。在学中に身につけた、実験の基礎となる動物の取り扱いや臨床症状の観察力は今の仕事に非常に役立っています。薬学の知識を幅広く学べたことも大きな強みになりました。動物を取り扱うことは生きものの命を預かること。365日休みなく動物を管理することの大切さと責任を痛感しています。実験動物技術者は前臨床試験の中で重要な役割を担っており、知識や技術に限りはなく、常に成長できる職業です。動物生命薬科学科は就職に直結する学習ができ、さまざまな動物を飼育できる環境も整備。きめ細かな実践訓練ができるとても素晴らしい環境でもあります。皆さんも在学中にたくさんの動物と触れ合い、命に敬意を払いながら実験動物について学んでください。

奥野 絵理

薬学部 薬学科
2018年卒業
たちばな薬局 勤務
薬を通じて一人ひとりの方と向き合い、健康のお手伝いを
勤務している薬局には幼少期からお世話になっていました。調剤や投薬といった業務だけでなく、患者様から薬に関する相談を受けたり、食事指導や運動などのアドバイスを行ったりと薬や健康に関する幅広い知識が必要です。そのためにももっと勉強しなければ!という意欲を常に沸かせながら頑張っています。
大学時代、薬剤師として一人前になるために相当な努力が必要でした。挫折しそうになったこともありますが、周りの先生や仲間に支えられて諦めずに目標を達成でき、今は九保大に感謝の気持ちでいっぱいです。薬を通じて患者様の生活の改善から治療まで幅広く関わる薬剤師。未熟な点はありますが、患者様にしっかり寄り添える仕事ができていると自負しています。今後の目標は、在宅医療などのチーム医療や健康寿命を延ばすセルフケアの活動に関わること。かかりつけの薬剤師になるための努力も続けます。

谷口 裕紀

薬学部 薬学科
2019年卒業
宮崎大学医学部附属病院(宮崎市)勤務
チーム医療のメンバーとして医師や看護師からの信頼に応える毎日
薬学科5年次の実務実習を当院(宮崎大学医学部附属病院)で行い、薬剤師の方々がチーム医療の主要メンバーとして仕事をされている姿を拝見し「ここで皆さんのようになりたい!!」と考えて入職を志望しました。そして今こうして同じチームにいることを誇らしく思っています。また、担当するICU病棟では私をふくむ数名の薬剤師が患者さんに関わり、医師や看護師からの質疑に応答しながら最善の医療を提供することに努めており、製剤室では抗がん剤の配合調製などもしています。これらが務まっているのは薬学の知識だけでなく、疾病や病態に関する深い理解、フィジカルアセスメントのスキルを加えていく九保大・薬学科の臨床を意識した教育の成果です。今後もこうした在学中の学びを活かし、最先端医療の一翼を担っていきます。

堀口 健

薬学部 薬学科
2014年卒業
さくらの杜薬局(鹿児島県霧島市)勤務
かかりつけ薬剤師として担うのは服薬の安全性を保証すること
「さくらの杜薬局」で管理薬剤師をしています。主な仕事は病院受診後の患者さんが持参される処方せんが正しいかどうかをチェックし、医療や服薬の安全性を保証すること。日々強い責任感をもって仕事をしています。また、調剤薬局には“まちの健康相談所”としての役割もあり、かかりつけ薬剤師としてのプロフェッショナルなサポートも大切な仕事のひとつです。こうした業務に九保大で培った薬学の専門知識を活かしているのはもちろん、先生方の学業に限らない人間的な成長への指導がとても役立っていると感じます。それは薬局の責任者として取り組む経営やマネジメントに関する仕事にもあらわれており、先生方と学生の間に距離感のない九保大・薬学科を選んで良かったと今あらためて思っています。

加藤 正憲

社会福祉学部 臨床福祉学科(※2024年4月から スポーツ健康福祉学科 ソーシャルワークコース)
2020年卒業
社会福祉法人 日向市社会福祉協議会 勤務
地域の生活弱者が抱える問題に向きあい課題解決の仕組みづくりに励んでいます
「大学で福祉を学ぶ者だからできることをしよう」。九保大の恩師に言われたことに心が動き、実習時に社会貢献を強く感じた「日向市社会福祉協議会」に入職。社会福祉士と精神保健福祉士の資格をもつ地域力強化推進コーディネーターとして、高齢者や障がい者、生活困窮者といった方々や子どもたちが抱える問題を日々真摯に受け止めています。あわせて地域の福祉課題を解決する仕組みづくりや福祉人材を発掘・育成し、組織化するための教育活動もしています。まだキャリアは浅く、難しい仕事を任されていると感じることもありますが、引き続き在学中の実践的な学びやボランティア団体を発足した経験を大いに活かし、地域福祉の充実と発展に貢献しようと思っています。

下り藤 明日香

社会福祉学部 臨床福祉学科 社会福祉コース ※2024年4月からスポーツ健康福祉学科ソーシャルワークコース
2021年卒業
日向市役所(高齢者あんしん課) 勤務
社会福祉士・精神保健福祉士国家資格取得
地域に役立つ仕事をしているという自信が、自分の成長に
公務員になりたいと思い始めたのは、九保大に入学した頃からです。インターンシップの授業を活用して実際に市役所に行かせていただいた時、市民生活を守るために業務にあたる職員の方に憧れ、その思いがさらに強くなりました。現在は高齢者の方の生活全般にわたるサポート業務を行う仕事をしています。窓口に相談に訪れた方への対応の後、「ありがとう」「安心しました」などとおっしゃっていただけた時や、不安そうに来られた方が笑顔になって帰られる時、この仕事をやっていてよかったとしみじみ思います。介護保険の仕組みやサービス内容についての説明や、困りごとを抱える方の生活状況や健康状態を伺う機会も多いのですが、大学で学んだ知識やコミュニケーションの技術が大いに活かされています。今後は、社会福祉士として子どもや障がい者などの支援にも携わることができるようになりたいです。