九州医療科学大学の評判(学生)
学生の声
岩水 あきは
悩みを持つ子どもや家族に、寄り添う
さまざまなものの見方や価値観を学ぶ心理・福祉の分野は、それまでの自分の経験や考え方では理解が難しいことも少なくありません。けれども、読書で見識を広めたり友人たちと話をしたりすることでいろいろな価値観を幅広く受け止められるようになりました。これは、大学に入って私自身が大きく成長できたと感じている部分でもあります。
今は二つの資格取得に向けた勉強をしています。一つは公認心理師です。児童や生徒の心理について学び、虐待や教育などに悩む方の力になりたいとの思いからです。さらに、心理だけでなく福祉の捉え方や価値観などを多角的に身につけて支援ができることから、社会福祉士の資格取得も目指しています。
将来の希望は、虐待やいじめなどに悩む子どもをはじめ、悩みを抱えるご家族のための支援ができる職業に就くことです。そのためにも、卒業後は大学院に進学し、子どもの心理や発達についてさらに深く学びたいです。今後も自分のやりたいことを貫き、悔いのない大学生活を送りたいと思います。

田中 悠雅
ことばやコミュニケーションに、希望の光を
言語聴覚に障がいを持つ患者様と向き合い、その原因や対処法を探りながら機能回復への指導や訓練を行う言語聴覚士。患者様を多方面から手助けできること、回復や成長の瞬間に立ち会って喜びを共有できることなど、とても素晴らしい仕事です。
大学では、優しくわかりやすく、時に面白く授業を展開してくださる先生方に恵まれ、自然が多い落ち着いた環境の中で充実したキャンパスライフを送っています。部活では軽音楽部に所属し、ボーカルやリードギターを担当。休日はバンドの練習や接客業のアルバイトなどで忙しくしていますが、勉強以外のこれらの活動もすべて、言語聴覚士という将来に向けてプラスになると感じています。授業の合間には、患者様のことや実際の仕事内容を知るために、言語聴覚士が関わるSNSや動画を常にチェック。大学での学びに直結する内容もあり、とてもいい勉強になります。卒業後すぐに現場で活躍したいと考えている自分にとって有益な情報を得られることも少なくありません。
誰にでも優しく、思いやりを持って接することができる、相手の気持ちになって考えられる、そんな自分の長所を最大限に活かし、小児を対象とした言語聴覚士になることが夢です。

黒木 裕子
女性の体に寄り添う、鍼灸を目指す
中学校から陸上競技を始め、高校卒業後は企業の実業団選手として活動してきました。実業団ではハードな練習が原因で足を傷めたりケガに悩まされたりすることも多く、その際に受けた鍼灸治療で効果を体感できたことが鍼灸に興味を持ったきっかけです。鍼灸師の仕事の大きな魅力は、各科ごとに専門的な治療を行う西洋医学の医師とは違い、患者様の状態を総合的に把握して施術ができるところではないでしょうか。
大学の学修環境には非常に満足しています。日々の充実した授業で専門知識を習得できると同時に、大学内には地域の方が来院できる「はり灸治療所」が完備され、医療人としての心構えや倫理観、患者様との向き合い方などを身につけることができます。キャンパス内で最もお気に入りの場所は図書館です。一人で集中したい時、友人と一緒に勉強したい時と目的に合わせたスペースが完備され、日々の学修に役立っています。毎日少しでも鍼や灸に触れることで手の感覚を養えるよう心がけること、部屋の壁やドアに経穴(ツボ)の表を貼って常にチェックすることなど、将来への一歩につながる小さな努力の積み重ねも欠かせません。
今後は女性特有の症状などに対応できる知識や技術も養い、女性の健康障害に寄り添った施術ができる鍼灸師を目指したいと思っています。
甲斐 葉月
適切な援助で、一人ひとりと向き合う
自閉症をテーマにしたある漫画を読んで社会福祉士に興味を持ちました。とはいえ一般的にはまだあまり知られていない職種らしく、その現状を少しでも変えることができればと思ったのがこの仕事を目指したきっかけです。
多くの人と関わるからこそ、そこにはゴールや正解がありませんが、それが社会福祉士の魅力だと感じています。一人ひとりの方と真剣に向き合うことで適切な援助の方法を提案し、次のステップへと導くことができる。まさに、人の役に立てる素晴らしい仕事ではないでしょうか。ちなみに私は人見知りもなく、コミュニケーション能力にも自信あり!社会福祉士の主要な任務となる相談援助の基本も身につけているつもりです。
在学中に、社会福祉士の資格はもちろん、レクレーションインストラクターやスクールソーシャルワーカーなどのスキルも身につけたいと思っています。本学は資格取得のためのとても恵まれた環境にありますし、福祉以外の分野でも幅広い授業を受けることができますので、それらを最大限活用して将来に備えたいです。卒業後は、子どもから高齢者まで支援のプロセスを幅広く学べる福祉事務所や社会福祉協議会などで働くことを望んでいます。今後の福祉の仕事やサービスの普及に少しでも貢献できれば嬉しいです。
伊東 和輝
トップアスリートを支える自分を、夢見て
現在の私の目標は、卒業までにアスレティックトレーナーと鍼灸師の資格を取得すること。2つのキャリアを活かして、スポーツ選手が最高のパフォーマンスを発揮できるようサポートしたい、それが夢です。
どちらの資格も複雑な人体構造についての細かい知識が必要で、覚えなければならないことも多いため、毎日、授業の合間などの“隙間時間”を有効に使って自主学修に励んでいます。確かに大変ではありますが、頑張った分だけ手応えを感じることもできますし、それが今後に向けてのモチベーションにもつながります。今、特に興味を持っているのは、スポーツを行う際の動作や姿勢によって、使う筋肉が異なったりケガへのリスクが変化したりするなど、人体の複雑な働きとその奥深さです。学べば学ぶほど面白く、興味が尽きることはありません。私は部活でもアスレティックトレーナー部に所属しています。日々の活動によって、スポーツ現場を想定したテーピングやストレッチ、トレーニングなどの知識や技術を習得できることは大きなメリット。高校や大学のスポーツ現場にトレーナーとして出向くことも楽しみの一つです。
いつの日か、トップアスリートが活躍する現場を支えるスペシャリストとなれるよう、今後も全力疾走します!
鈴木 悠太
技師として、チーム医療の一翼を担う
臨床検査技師としてチーム医療の一翼を担いたい…そんな気持ちで日々学修に勤しんでいます。自分が携わった検査が患者さんの病気の診断や治療に貢献できること、場合によっては医師よりも先に疾病の早期発見ができること…多くの人の健康や病気の回復をサポートする仕事に大きな憧れを抱いています。
1、2年生でデータサイエンスや生命倫理学などの一般科目を学び、3年生になった現在は臨床血液学や臨床免疫学といった、臨床に直結する専門科目を中心に学び始めました。特に専門科目は覚えなければならない専門用語が多いので、学修時間をいかに確保するかは常に意識しています。暗記に関しては、専用のアプリを使って電車やバスなどの移動時間を有効に活用したり、友人と問題を出し合ったり。さまざまな工夫をしながら努力を続けています。
学内実習では一人に1台ずつ顕微鏡を与えられているおかげで、座学だけでは理解が難しいより充実した知識や技術の修得が可能です。今、特に好きな科目は臨床血液学。血液検査によってさまざまな病気やその原因が発見できる、つまり血液にはそれだけたくさんの情報が詰まっていることに驚きと興味を持っています。
社会人チームでサッカーをやっているため、休みの日は試合に出ることもしばしば。思いっきり体を動かして発散すれば勉強にもやる気が出ますし、メリハリのある生活がいかに大切か、身をもって実感しています。
瀨口 莉子
検査のプロとして、医療と向き合う
今、取得を目指している資格は2つ。病気の早期発見に役立ち、患者さんを健康に導くことにもつながる臨床検査技師と、さらに深い知識を修得でき、仕事の幅を広げるためにも不可欠な細胞検査士です。これらの仕事を知ったのは、看護師をしている叔母からさまざまな話を聞いたことがきっかけです。地元に臨床検査技師を目指せる大学があると知り、即進学を決めました。
どちらもハイレベルな資格で、簡単に取得できるわけではないので、試験前にまとめて学修をするのではなく、日々の講義の復習を大切にしています。今までの学修過程で、これまで知ることのなかった人体の複雑さやその仕組みに驚かされたり、大いに納得したり。身につけた知識は普段の生活に役立つことも多いため、より身近なこととして学ぶことができています。
当然ですが、学年が上がるにつれ学修の内容は難しくなります。けれども、日々の学修は単位を取ることだけを目標にするのではなく、あくまでその先にある臨床検査技師として仕事をする知識を得るため。卒業までに臨床検査技師と、その上位資格である細胞検査士のダブルライセンスの取得を目指して、今からがまさに追い込みの時期です。
読書が好きな私は、趣味と実益を兼ねて書店でのアルバイトをしています。販売促進などに向けた企画・立案のためのイメージトレーニング、お客様と接する際の挨拶や所作など、社会勉強として学ぶ点も非常に多く、将来に向けてとても有意義な時間を過ごすことができています。
谷村 奈音
愛玩動物看護師とは、2022年に施行された愛玩動物看護師法に基づいて新しく認定された国家資格。これまで獣医師が行っていた診療行為の補助を担うことができるということで、動物が大好きな私にとっては何が何でも就きたい職業です。
幼い頃から動物を飼っていたため、動物病院に行く機会もあり、その時に接した動物看護師の方の仕事ぶりにずっと憧れていました。
九保大は授業で使用するための検査機器や飼育室といった設備が充実しており、動物病院に勤務している講師の先生もいらっしゃるので、いろいろな話を聞くことができます。
中でも、生理学で学ぶ動物の体の仕組みには興味津々です。臓器の意外な機能や働きなど、人の体との違いに驚かされたり納得したり。より専門性の高い愛玩動物看護師になるための今後のカリキュラムも楽しみですし、勉強にも力が入ります。
かつて飼っていた犬が病気で亡くなった時、とても辛い思いをしました。動物の命を救うことはもちろん、動物好きの方が私のような経験をした時に、愛玩動物看護師として自分が少しでもサポートできればと思っています。
中嶋 将希
命と健康を、薬で手助けしたい
大学の研究で有機的な化学合成を実際に行ってみたことがきっかけで、有機化学にとても興味を持つようになりました。薬の構造も化学反応によって得られるということに対して大きな関心を持ちつつ、薬剤師に向けた学びに励む日々です。有機化学はかなり難しい分野ではありますが、他の科目も含め、わからないところは「自分はその部分のどこに疑問を感じているのか」を意識して自分なりに分析し、時間をかけてでもしっかり理解するよう心がけています。おかげであらゆる物事をより深く考えられるようになりました。
薬剤師を目指すようになった理由は、白衣を着る仕事に就きたいという思いと同時に、病を治すための、そして健康にも欠かせない存在としての薬についてもっと知りたいと考えるようになったからです。知的探究心が旺盛な私にとって、この仕事はとても向いていると自負しています。
九州医療科学大学は免許の取得にとても優れていると聞いていましたが、まさにその通り!先生方もフレンドリーであたたかく、そのおかげもあって、「さらに良い成績を取りたい」と常に前向きになれます。
将来は、専門薬剤師として病院勤務が希望です。患者様を健康に導くためのより多くの場面に介入できる部分に魅力を感じています。
河邊 瑛士
医療の最前線で、命を救う
宮崎県内の消防本部に所属し、救急救命士として活躍したいと考えています。私は、責任感や使命感が強く、最後まで物事を成し遂げる努力ができ、どんなことにも全力で行動する性格です。自分のこのような長所は、必ず救急の現場で力を発揮できると自負しています。消防は体力も必要です。大学では筋トレにも励み、部活では野球三昧の日々を送っています。
新たに救急救命コースが新設されると知って、九州医療科学大学を選びました。即戦力となる実習が多く、先生方のわかりやすい指導のおかげもあって日々充実した学びで実践力を身につけることができています。また、いろんな資格が取れる点も本学の優れたところ。将来のために、私もぜひ公務員試験にチャレンジしたいです。
特に好きな科目は社会学。先生の興味深い視点からの話や新しい考え方などとても興味を惹かれます。自分の考えを臆することなく発言できたり、仲間の考え方などを幅広く聞けたりする点も非常に役立っています。人体構造学など覚えることが多い専門科目は大変ですが、だからこそ、今のうちに計画的な学習習慣を身につける努力をしています。
人の命を救うために最前線で働く救急救命士。将来は宮崎の医療に貢献し、一人でも多くの方の命を救いたい!