新潟医療福祉大学の評判(卒業生)
卒業生の声
舎川真侑
2009年 卒業生
理学療法士
Ohio University, Master of Science in Athletic Training
理学療法を追究した6 年間の経験をもとに アメリカでさらなるスキルアップを
アメリカの大学院でアスレティックトレーニング科学を専攻しています。留学の決め手は在学中の海
外研修でした。学校現場で活躍するアスレティックトレーナーに憧れ、学生アスリートを支援したいと
思うようになったのです。大学時代に日本語で学んだ理学療法を英語で学び直すとより理解が深まり、
新たな発見もあります。メディカルボランティアの一員として参加したマラソン大会では、チーム医療
の知識が役立ちました。さらに専門性を高め、スポーツ理学療法のスペシャリストを目指します。

岩谷 友倫
2010年 卒業生
理学療法士
社会医療法人財団慈泉会 相澤病院
リハビリを通して選手を笑顔に
私は現在、痛みを抱えたアスリートなどに対して、マッサージなどの徒手療法やストレッチ指導、エクササイズ指導などを通して、これまでと同じようにスポーツができるようリハビリを提供しています。選手の症状はそれぞれ異なるため、個々に合わせたリハビリを行い、復帰をサポートしています。

現在の職種・業種を志したきっかけや理由について教えてください。
高校生の時、肩を痛めてしまい、実際に理学療法士に治療をしてもらったことがこの職種を目指したきっかけです。リハビリを通して回復に導いてくれた理学療法士の方がとてもかっこよく見えたとともに、自分もこんな風に「人に役にたちたい」と思いました。
仕事のやりがいは何ですか?
スポーツ選手はリハビリで痛みがとれ、競技復帰できたときは本当にいきいきとした顔をします。その顔を見れたときは、大きなやりがいを感じ幸せな気持ちになれます。この仕事をしていて良かったと思う瞬間です。
仕事で大切にしていることは何ですか?
大切にしていることは選手の話を良く聞くことです。治療の反応や感触を確認しながら、リハビリの質を高めています。リハビリではつらいことも多々ありますが、選手は痛みがとれて復帰できる時、本当に活き活きとした顔をします。その瞬間に立ち会えることが、この仕事の醍醐味です。
今後の目標を教えてください。
今の部署でのリハビリテーションの質をさらに高めることが1番の目標です。これまでは自分の技術を高めることを目標にしていましたが、最近はチーム全体の事を考え、行動するようにしています。「骨のあるスタッフがこの部署は多いね」と言われるような組織にしたいと思っています。
土田 祥成
2012年 卒業生
義肢装具士
有限会社 須田義肢製作所
人を支える“ものづくり”のプロへ!
現在の仕事について教えてください。
私が義肢装具士に興味を持ったのは、“医療”と“ものづくり”に携わることのできる唯一の専門職だったからです。小さいころから工作が好きだった私は、高校の進路選択の際、“医療”と関連づけてこの「義肢装具士」という仕事に出会いました。現在、私はその夢をかなえ、病院で医師や他の医療専門職と連携しながら装具の製作を行っています。
今後の目標・抱負を教えてください。
現在日本は深刻な高齢化社会と言われています。それに平行し、寝たきりや要介護となる高齢者が増加しています。そうした中で、私は今まで以上にコメディカルスタッフと連携し、訪問リハビリ等での装具の使用状況や適合具合などを把握し、寝たきりを防ぐべく、高齢者の装具生活に寄り添っていきたいと考えています。また、現在ロボットスーツの開発が著しく、今後リハビリテーション機器として浸透していくでしょう。そうした時代変化にも順応できる義肢装具士となれるよう、努力していきたいと思っています。
受験生の皆さんにメッセージをお願いします!
私が高校生だった頃は、自分の将来像を描けずにただ漠然としていました。しかし、ふとした時に新聞の広告でこの学科の存在を知り、義肢装具士という仕事を知り、気付けば本学に入学していました。漠然としていてもいいと思います。少しでも興味を持って「なんか面白そう!」と思って一歩踏み出すことが大事なんじゃないかと思います。もしそのきっかけとなる場所が本学で、そこで同じ志を持った仲間と出会えればとても嬉しいです。頑張ってください!もちろん、たくさんの思い出づくりも忘れずに!(笑)
田中樹己
2021年 卒業生
救急救命士
横浜市消防
他の医療従事者との連携を通して 救命の最前線で傷病者の命を繋ぐ
病院前救護や傷病者搬送に携わり、症状や病態を見極めた病院選定、観察や処置など、最適な医療を提供しています。傷病者やご家族の安心した表情に、やりがいを感じる毎日です。救命の最前線で役立つのが、チーム医療に対する見識です。医師や看護師、理学療法士といった多様な医療職と協働した在学中の経験が、現場での円滑な連携に活きています。現在は消防士長という立場で、時には救急隊長として部隊に同乗します。自身の経験や知識をもとに、後進の育成にも尽力していきます。
西野みみ子
2022年 卒業生
管理栄養士
燕市役所健康づくり課(燕市保健センター)
市が策定する食育活動を促進し健康づくりを支援する
現在のお仕事内容を教えてください。
主に食育推進計画関連です。市が策定している食育推進計画の目標値達成に向け、他課や様々な機関と連携し食育を推進しています。また、食生活改善推進委員の皆さんと共に、幅広い世代に向けて食育活動に取り組んでいます。他には、母子健診や一般健診、特定健診で栄養指導をすることもあります。
現在の職に就いた(目指した)きっかけは何ですか?
小学生の頃の給食がとても好きで忘れられず、私もおいしい学校給食を考えて提供したいと思ったのが管理栄養士を目指したきっかけです。現在の業務で学校給食に直接関わることはないですが、地域の方とたくさんお話しし、人の温かさに触れることができる今の職場で、管理栄養士として働けていることに大変嬉しく思っています。
仕事のやりがいを教えてください。
日々の業務の中で、小さいお子さんから高齢者の方まで幅広い世代の方と接します。お話を聞きながら相手に合わせた指導ができるよう心掛けていますが、「ためになる話が聞けてよかった」「今日聞いたことを早速実践してみます」など、相手の印象に残る指導ができた時や感謝された時はとても嬉しく、やりがいを感じます。
新潟医療福祉大学での学びで、特に今の仕事に役立っている・活かされているところや学べて良かったと感じたことはありますか?エピソードなどあれば教えてください。
「給食経営管理実習」です。調理実習事業を運営することが多く、その時のテーマや対象者のニーズに応じた献立の作成や、食生活改善推進委員が作成した献立に助言をする等、給食経営管理実習で学んだ献立作成方法が活かされています。また、20~30人分調理の食材発注や栄養計算等も業務の中で多々あるため、当カリキュラムで経験したことが活きていると感じています。
現職場は管理栄養士のほかに保健師、看護師、助産師が居り、様々な業務を多職種で連携しながら実施しています。対象者への指導や相談にはそれぞれの職種が持つ専門知識を組み合わせ、補い合って対応しています。チーム医療について新潟医療福祉大学で学び、今は現場でチーム医療の大切さを実感しています。
今後の夢や目標を教えてください。
常に新しく、正しい情報を対象者の方へわかりやすくお伝えすることはもちろん、対象者の話をよく聴き、共感し、話しやすい雰囲気を作りながら、相手を安心させることができる管理栄養士になりたいです。課を異動すると業務内容も一変しますが、その時の業務に責任を持ち、市民の方から信頼される行政栄養士になりたいです。
村川舞
2020年 卒業生
教諭
上越市立吉川小学校
子どもたち一人一人に寄り添い、学び成長し続けられる教員を目指して
現在のお仕事内容を教えてください。
私は現在、新潟県内の小学校で小学校教諭として働いています。子どもたちへの国語・算数等の教科指導はもちろん、生活面や道徳面、心を成長させられるよう指導しています。私は、社会生活の基礎を学ぶ場所が小学校だと考えています。そのため、子ども一人一人に寄り添うことができるよう心掛けて仕事をしています。
仕事のやりがいを教えてください。
仕事のやりがいは、子どもたちが喜んでいる姿、小さな成長を目の前で感じたときです。子どもたちは本当に素直なので、私の問いかけ、言葉掛け次第で、子どもたちの反応は大きく変わります。私の問いかけで、子どもたちが真剣に課題に取り組んだり、課題が解決すると目をキラキラと輝かせたりする瞬間は、とても嬉しいです。また、頑張ろうという気持ちが芽生えます。
新潟医療福祉大学での学びの中で、現在の仕事に活かされていることは何ですか?
大学では、授業、部活動、ゼミ活動、学生ボランティアなどで、たくさんの人と関わってきました。学部、学年を越えてのたくさんの方々の生き方や考え方に触れることができました。この経験は、子どもたち一人一人をより深く理解する際に活かされているなと感じています。
新潟医療福祉大学が総合医療大学で良かったと思う点や、チーム医療を学べて良かったと感じたことはありますか?エピソードなどあれば教えてください。
3年次に履修する連携基礎ゼミで他学科の学生と交流する機会がありました。テーマを決めて各分野の視点から物事を考える際には、様々な学科の人たちの意見を聞くことができ、自分の視野が広がったように思えます。また、専門的な分野の話を聴く機会は貴重な経験でした。
今後の夢や目標を教えてください。
様々な考え方や新しいものが次々に取り入れられている日々です。これからどうなっていくのだろうという不安もあります。ですが、それらを柔軟に取り入れ、新しい事柄にも挑戦していくことができたらと思います。子どもたち一人一人に寄り添い、学び続け、成長し続けられる教員でありたいと思っています。
新田朱夏
2023年 卒業生
看護師
新潟南病院
一人ひとりの想いをくみ取り安らぎを与える看護を実践
一般内科と整形外科の混合病棟で、入院されている患者さんや手術患者さんへの看護を行っています。
現在の職に就いた(目指した)きっかけは何ですか?
高校2年生の時に初めて手術をしました。初めての手術であったためすごく不安だったのですが、看護師さんが
そばで寄り添い優しく声をかけてくれました。その時、私も患者さんのそばに寄り添うことのできる看護師になりた
いと強く思い、看護師を目指すようになりました。
仕事のやりがいを教えてください。
自分が患者さんの立場だったらどうしてほしいかを常に考えるようにしています。そんな中で患者さんに感謝をさ
れると、「ああ、頑張ってよかったな!」と思えて仕事のやりがいに繋がります。
新潟医療福祉大学での学びの中で、現在の仕事に活かされていることは何ですか?
チーム医療やシミュレーション教育といった面は、働く上でとても活かされているのではないかと思います。チーム
医療に関しては4年次に連携総合ゼミを履修し、看護の視点だけでなく、他職種の視点も交えて一つの課題に取
り組むことで、新たな知識や考えを得ることができました。実際の現場でも、看護師だけでなく多くの職種を交えて
カンファレンスなどを行い、患者様一人一人のためにどういった医療が必要なのか、日々話し合いをしています。
そのため、連携総合ゼミでチーム医療の必要性について学べたことは、看護師として働くうえでとても活かされて
いると感じました。また、シミュレーション教育は、実際の患者さんのように症状が変化したり会話もできたりするの
で、その都度どういった看護をすればよいのかを考えることに繋がります。これは、日々看護をしていくにあたり必
要な知識や態度を養うことに繋がっていくのではないかと思いました。
今後の夢や目標を教えてください。
もっと患者さん一人一人に寄り添った看護ができるよう、日々多くの経験を積み知識を増やして、周りの人から頼
られる看護師になりたいです。また、認定看護師にも興味があるので、常に学ぶことを忘れず、これからも自分の
目指す看護師像を大切にしながら働いていきたいです。
岡田歩翔
2024年 卒業生
社会福祉士
燕市役所健康福祉部長寿福祉課地域支援相談チーム
専門性と連携力を活かし相手に寄り添う福祉で地域に貢献
担当業務は様々なものがありますが、その中でも特に養護老人ホームに関する業務がメインです。地域包括支援センターや施設、病院から入所のご相談があってから正式入所に至るまでの施設見学の同席や必要書類の作成を主に行っています。また、養護老人ホームの職員の方から施設の利用者の方同士の虐待などの相談や利用者の方からの様々な相談を受け、課題に向けて一緒に解決していくこともあります。
現在の職に就いた(目指した)きっかけは何ですか?
もともとは、介護福祉士の国家資格を取得し現場で介護に携わりたいと考えていました。大学3年生の時に初めて障害者施設で実習をさせていただいた際に、介護の現場で高齢の方だけと関わるのではなく、多くの市民の方と関わり、その市民の方の役に立ちたいと思ったのがきっかけです。
仕事のやりがいを教えてください。
市民の方から「ありがとう」と感謝の言葉をいただいた時です。電話や窓口などで市民の方の相談を受けた時やイベントなどで市民の方と関わる機会があった際に、市民の方から「ありがとう」と感謝の言葉をいただいた時はこの仕事をやっていて良かったと感じます。
新潟医療福祉大学での学びの中で、現在の仕事に活かされていることは何ですか?
実習での経験です。私は現在長寿福祉課に所属していて、主に高齢の方と関わることが多いですが、時々社会福祉課と連携して生活保護の方や障がいをお持ちの方と関わる機会もあります。大学在学時に経験した介護実習やソーシャルワーク実習で利用者の方と関わった経験から、どのように関われば良いのか、対象者の立場に立って物事を考えるとは何なのかを具体的に考えながら日々業務を行っています。
新潟医療福祉大学の学びで、特に今の仕事に役立っている・活かされているカリキュラムは何ですか?
カリキュラム名とその理由も教えてください。
ソーシャルワーク演習です。理由は、事例を通してのグループワークや技法を楽しく学ぶことができたからです。楽しく学ぶことができたことで業務の中で「大学でこんな事例やったな、こんな技法学んだな」と思い返す事ができ、学んだことがそのまま業務に繋がっているなと実感しています。
今後の夢や目標を教えてください。
今後の目標は福祉に関しての様々な知識を付け、燕市に貢献することです。入庁してから7カ月半が経過しましたが、まだまだ覚えることが多く、仕事の中でのミスもあるので、まだ自分が燕市に貢献している実感はありません。燕市役所の中に尊敬する上司の方が何人もいるので、その方々がどのように市民の方と関わっているのか、どのように効率よく業務を進めているのかを観察して、自分の日々の業務に繋げていきたいです。