大妻女子大学の評判(学生)
学生の声
三代 咲良 さん
子どもの個性を尊重した 援助をする社会福祉士に
福祉分野に興味があり進学先を探していたところ、大妻では社会福祉士と介護福祉士のどちらの資格も目指せることと、大学では唯一、職場適応援助者(ジョブコーチ)の養成課程があることを知りました。充実したカリキュラムで福祉を学べ、将来の選択肢が多いことが大妻へ進学する決め手となりました。
福祉に関する制度や法律、援助方法を講義で学ぶだけでなく、実習で現場を体験することが実りある学びとなっています。「児童・家庭福祉論」の授業で、障害児施設の役割や違いを知り、将来働きたい施設を見つけることができました。より専門的な知識や支援方法を学ぶために、「相談援助演習」を履修したり、外部施設の研究発表会や見学会に参加したりしています。
入学後専門知識を学ぶ中で、障害児に関わる現場で働きたいという強い気持ちが芽生え、そのために社会福祉士の資格取得に向けた勉強もしています。
大妻は国家試験対策にも力を入れていて、試験の対策やスケジュール管理など熱のこもった指導をしていただいており、とても心強いです。(取材時3年)

上野 歩果さん
子どもの心に寄り添い 理科の面白さも伝えられる 小学校の先生に
子どもの主体的な学びをサポートできる小学校教員を目指していたので、児童教育専攻が掲げる「子どもとともに『いる』『つくる』『生きる』」という教育方針に惹かれました。
さらに、オープンキャンパスで先生が親身になって話を聞いてくださったことや、小学校での実習やボランティアを数多く経験できるカリキュラムがあることが決め手になり、大妻を選びました。
理科が好きなので、小学校教員免許に加え、中学校の理科教員の免許取得に向けた勉強もしています。実験や観察を通して理科の面白さを学べる授業や設備が充実しており、とても学びやすいです。
本専攻の魅力は、学校現場に入って行事や授業を体験する機会が豊富にあることです。3年次の「小学校総合演習」では、1年間同じ小学校に通って授業観察や授業補助をしました。長期間子どもと一緒に過ごし、成長を身近に捉えることができました。
本学での学びを生かし、一人ひとりの居場所がある温かいクラスをつくり、子どもや保護者の方から信頼される小学校教員となるのが目標です。(取材時3年)

大槻 春花 さん
子どもの目線に立って考える 体験を生かした学びが溢れています
保育士と幼稚園教諭両方の資格取得を視野に、大妻の児童学専攻に進学しました。
児童学専攻の学びの魅力は、グループワークや自分で体験しながら考える授業が多いことです。子どもに必要な環境を討論したり、鬼ごっこや、ときには自然の中を駆け回るなどの体験を通じて、子どもの頃に感じた気持ちを子どもたちの目線で思い出しながら、成長に合わせた遊びの特性を学んできました。例えばすべり台一つをとっても、子どもの遊び方は千差万別です。一人ひとりの成長や個性を見極めながら、その子どもに適した指導法を考えることはとても難しいですが、楽しくもあります。
大妻女子大学には保育所、幼稚園、福祉施設での実習が用意されていますが、これまでの学びを実践する場であると同時に、自分の視野を広げられる大事な機会です。卒業後は幼稚園教諭として子どもの目線に立つことの大切さを忘れずに、子どもの成長につながる環境をつくることができる保育者になりたいです。
早乙女 琴音 さん
上代から近・現代までの日本文学を学び 興味の幅が広がりました
日本文学科では、上代から近・現代まで全時代の文学を扱っています。1年次から各時代の概説を学ぶ必修授業があり、日本文学を基礎から理解することができます。また「日本文化とアジア」「ジェンダー文化論」「放送文化論」など学部共通科目も充実しています。
現在、特に意欲を持って取り組んでいるのは「現代文学演習」です。ある現代文学作品を取り上げ、先行研究を用いながら分析・解読を行い、発表する授業です。先生からの講評で新たな視点を得たり、他の人の発表で自分では解読しきれていない作品の深層に気づかされたりしています。こうした授業の準備や研究に欠かせないのが、専門書や作家の全集、貴重な文献を豊富に所蔵している図書館です。1年次から積極的に利用してきました。
卒業論文のテーマは、高校生の頃から好きだった江戸川乱歩と決めています。これまで以上に図書館に通い、あらゆる文献を多角的に読み込んで、独自の視点を持った論文に仕上げたいと考えています。(取材時3年生)
齋藤 こころ さん
異文化とメディアをバランスよく学び 多角的な見方ができる人を目指します
コミュニケーション文化学科では、異文化コミュニケーションとメディア・コミュニケーションの2系列を柱に学びます。どちらかに主軸を置く人もいますが、私は両方を同じバランスで学ぶことにしました。ベトナムや中国の文化を学び多様性に触れる一方、映画というメディアを通して人の心情を読み解く力を養っています。いずれも他者の考えや価値観の違いを知ることで、自分自身の視野を広げることにつながっていると感じています。
普段の生活では、人の気持ちを考えることにますます重きを置くようにもなりました。また、1年次の必修科目「現代国際地域事情」で難民の置かれた状況に関心を持ち、大妻の国際ボランティアサークルに入りました。3年次には学生食堂の協力のもと、ウクライナ郷土料理のメニューを企画・販売し、売上の一部をウクライナ難民支援の寄付金に充てるなどの活動を行いました。今後もさらに学びを深め、多様な考えを尊重できる人になりたいと考えています。(取材時3年生)
早川 和花 さん
興味関心のある領域を深く掘り下げることで 身近な社会的課題に気づかされました
社会学専攻では社会学の基礎を広く学んだ上で、幅広い領域の中から自分の関心に沿った事柄を組み合わせ、掘り下げていくことができます。さまざまな領域に触れるうちに文化やメディアに関心が生まれ、現在はそれらに関連する授業を中心に履修しています。
社会調査の技法を学ぶ「社会調査及び演習」では、自分と同じ年齢の働く女性に労働実態や仕事観についてのインタビュー調査を行いました。同じ年齢でも、学生とは考え方や視点が大きく異なることや、女性が働く上で社会的課題が想像以上に多いことも知りました。新たな知見と出合い、自分の中の“当たり前”が覆される経験は刺激的で、物事を多角的に考えるきっかけとなっています。
1年次から、プレゼンテーションを行う機会が多いことも魅力です。発表を重ねるうちに、人前で発表を行うことに苦手意識がなくなりました。プレゼンテーション能力やコミュニケーション能力は、卒業後に必ず求められるスキルなので、さらに磨きをかけたいです。(取材時2年生)
関口 由佳 さん
ゼミでは西洋古典学を軸に 西洋の歴史や文化を学んでいます
幅広い視点で日本と世界の歴史を比較しながら学ぶ面白さにとても興味を惹かれ、比較文化学科への進学を決めました。
現在は、ヨーロッパ文化コースで古代ギリシア・ローマ時代の古典を軸に、ヨーロッパの歴史や文化を研究するゼミに所属しています。その時代について学ぶことは、中世や近世、さらには現代までつながる西洋人の価値観を理解することでもあります。
歴史や文化を学ぶ中で、彫刻や絵画などの西洋美術にも興味が広がりました。ゼミの希望者でオーストリアを訪れた際には、数々の美術館・博物館で本物の作品に触れ、授業で学んだものが目の前に現れた興奮は一生忘れられません。古代ギリシア・ローマの展示エリアでは
ゼミの先生が詳細に解説してくださり、非常に充実した時間を過ごすことができました。
ゼミではグループワークや議論の機会が多く、さまざまな考え方に触れることができるのも魅力です。議論で共有した意見を取り込みつつ、多角的な視点で、現在取り組んでいる古代劇の研究をさらに深めていきたいです。(取材時3年生)
進藤 瑠莉 さん
社会心理学と臨床心理学 両方を学ぶことで 自分自身の成長を感じています
社会・臨床心理学専攻は、社会心理学と臨床心理学を両方の視点からバランスよく学べることが特徴です。
私が所属する社会心理学のゼミでは、「防災」の観点から心理学の学びを深めています。
夏季休暇中には都内の防災施設を訪問し、地震や火災の避難方法を体験しました。文化祭では防災食や備蓄品の展示、体験スペースを設けるなど、災害と心理の関係を考えるゼミならではの企画を行いました。
一方、臨床心理学では「カウンセリングセミナー」の授業が特に興味深いです。ロールプレイ形式で学生同士がお互いに話を聞き合い、適切な相づちのタイミングなど「傾聴」の姿勢について実践を通して学びました。この授業でいろいろな人の感じ方や考え方に触れ、自分の性格や対人関係の在り方を考えることができました。社会心理学と臨床心理学の両方を学ぶことで、自分自身が成長していると感じています。
他にも、課外活動も積極的に取り組んでいます。そんな学生生活で得たものすべてを、将来の仕事に生かしたいと考えています。(取材時3年生)