ものつくり大学の評判(卒業生)
卒業生の声
山田 聡克
2007年3月卒業
シチズンマシナリー株式会社
そこに旋盤がある限り
勤務先はCNC自動車旋盤で世界トップシェアの工作機械メーカー。
顧客生産ラインのネットワーク化を推進する仕事をしています。自動車の頑丈な部品や医療機器の微細な部品など、「削るもの」がある工場には、必ず旋盤があります。だから私どものお客様は千差万別。寄せられるご要望も多種多様です。そんなニーズに対応するために欠かせないのが在学中に身につけた応用力ですね。ものづくりの基礎を経験していることで、ご要望のポイントがどこにあるのか、見当がつけられるわけです。お客様が求めるイメージを現実のかたちに。自分の仕事の醍醐味を感じているところです。

寺井 大介
2013年3月
前田建設工業株式会社
大規模プロジェクトの建設現場で、現場監督として奮闘中
ものつくり大学で学ぶ中で現場監督という仕事を知りました。
それは、今の自分につながる、貴重な出来事でした。祖父が塗装業の親方だった影響で、幼い頃から手に職をつけて建設分野で働きたいと思っていました。ものつくり大学の授業は、期待通り実習が多く、キャンパス内に橋を造ったり、現場さながらの環境で知識・技術を身につけることができました。インターンシップも長期間で、マンションの建設現場で施工管理について2カ月間も学ぶことができました。こうして学んでいく中で、たくさんの職人をまとめ上げる現場監督に憧れを抱くようになりました。その結果、今の私がいます。まだまだわからないことばかりですが、先輩たちの仕事を見て、覚えて、できることを増やしていきたい。一日でも早く現場監督として一人前になりたいです。

堀田 知幸
2007年3月
(株)童夢カーボンマジック
学生時代で一番思い出に残っていることは、2年次の夏に全日本学生フォーミュラ選手権大会出場を目指し、ものつくり大学学生フォーミュラプロジェクト(MONORACING)の立ち上げに参加したことです。
プロジェクト始動後は、フォーミュラカーの設計に関わりました。学生フォーミュラ選手権大会は、フォーミュラスタイルの小型レーシングカーを、学生がチームを組んで企画・設計・製作したものを持ち寄り、走行性能だけでなく、車両コンセプト・設計・コスト審査など、ものづくりの総合力を競う大会です。この経験を通じて、一緒の目的に向かって、仲間とのコミュニケーションや仲間とのつながりの大切さを学びました。
将来はモータースポーツに関わりたいと考え、3年次にレーシングカーのパーツを製作する会社で長期インターンシップを行いました。
就職先は、レーシングカーなどカーボンに関する部分の開発製造を行っている会社で、就職して2年目になります。
現在は管理部に所属し、製造工程のスケジュール管理等に携わっています。この仕事はすべての状況を把握していなければできません。また、例えば、当然のことですがレースに絶対に間に合わせなければいけませんし、また、急な依頼にも対応しなければなりません。
会社に入っての喜びは、フランスで開催されるル・マン24時間耐久レースといった大きなプロジェクトに関われたことです。学生時代を振り返ってみて、皆さんにも、何か一つのことに打ち込んでほしいと思います。そのためにはしっかり授業等で勉強をすることによって、基礎をしっかりすることが大事です。また、中途半端な気持ちではなく取り組んでほしいです。そうすれば、得られるものも大きいはずです。
みなさん、頑張ってください。