中国職業能力開発大学校の大学進学情報
基本情報
ものづくりの基礎を学び、知識・技能を身につける専門課程(2年間)と、現場力をステップ・アップし、リーダーを目指す応用課程(2年間)。目的に最適な独自のカリキュラムと教育訓練システムで技術・能力の扉を開き、未来への大きな一歩を。【就職】に強いという定評があります。
学費
学部・学科の学費
専門課程 | 初年度納入金約639,400円 | 入学金 169,200円 授業料 390,000円 テキスト代 35,000円(1年次) 作業服代 10,000円 総合保険 15,400円(2年間有効) 自治会費 20,000円(2年間有効) |
メカトロニクス技術科 | 初年度納入金 約465,400円 | ■入学時諸経費 前期授業料 195,000円(後期授業料195,000円は、1月に徴収します。) テキスト代 30,000円程度(1年次) 作業服代 10,000円程度 総合保険 15,400円程度(2年間有効) 自治会費 20,000円程度(2年間有効) |
応用課程 | 初年度納入金約568,200円 | 入学金 112,800円 授業料 390,000円 テキスト代 30,000円(1年次) 総合保険 15,400円(2年間有効) 自治会費 20,000円(2年間有効) |
地図・アクセス
アクセス
学校所在地
〒710-0251 岡山県倉敷市玉島長尾1242-1
交通アクセス
JR新倉敷駅下車
両備バス「中国能開大」行 7分
徒歩約20分
学部・学科
専門課程
年限 | 【対象】高等学校を卒業した方(卒業見込みの方を含む)または、これと同等以上の学力を有すると認められた方 。事業主の方が推薦する在職者の方への推薦入学制度もあります。 |
学費について | 初年度納入金約639,400円 入学金 169,200円 授業料 390,000円 テキスト代 35,000円(1年次) 作業服代 10,000円 総合保険 15,400円(2年間有効) 自治会費 20,000円(2年間有効) |
- 就職・進路
- 電子機器技術者・研究者/電気主任技術者/電気工事士/電気技術者・研究者
- 学べる学問
- 資源工学/エネルギー工学
生産機械技術科
募集人数 | 25名 |
概要 | 私たちの身の回りには、携帯電話や家電製品、自動車、航空機、ロボットなど数多くの工業製品が存在します。これらの製品は、『設計(図面をつくる)』⇒『製造(部品をつくる)』⇒『測定・評価(信頼をつくる)』⇒『組立・調整(完成品をつくる)』の一連の工程を経て、出来上がります。生産機械技術科では、これらの工程において必要となる技術を基本的なことから学ぶことができます。また、最新の機械を使用した実習主体のカリキュラム構成により、技術革新に対応できる高度な知識と技能・技術を兼ね備えた実践技術者を育成しています。 |
- 就職・進路
■主な就職先(令和4~5年度就職実績)
三菱ケミカル株式会社、ゼノー・テック株式会社、第一工業株式会社、デノラ・ベルメテック株式会社、サンテック株式会社、大松精機株式会社、株式会社出雲村田製作所、株式会社TAKISAWA など
電気エネルギー制御科
募集人数 | 20名 |
概要 | 私たちの身近には太陽光や風力など、様々な再生可能エネルギーがあります。これらを活用した新しい電気技術によるエコ社会が求められています。再生可能エネルギーは、これからの社会で普及促進が見込まれ、新しい技術要素を身に付けた技術者の育成が急務です。電気エネルギー制御科では、電気技術、制御技術を基盤として、太陽光発電や風力発電の仕組みを学び、電気自動車やロボットなどで使われるモーターの効率的な利用技術、工場の自動化及び省エネ化の技術を身に付けた実践技術者の育成を目指します。 |
- 就職・進路
■主な就職先(令和4~5年度就職実績)
JFEスチール株式会社 日産自動車株式会社、中谷エネテック株式会社、日本リーテック株式会社、株式会社中電工、旭電業株式会社、小松開発工業株式会社、株式会社エディオン など
電子情報技術科
募集人数 | 25名 |
概要 | 私たちの身の回りにある携帯電話、デジタル家電、自動車など、多くの製品には「組込技術」を使った小型コンピュータが搭載されています。当科では「組込技術」に携わるエンジニアを育成するために、以下の3分野にまたがる実践的技術を学びます。 ハードウエア・・・アナログ・デジタル電子回路やFPGAにおける計測技術・設計技術など、ハードウエア開発にかかる技能・技術を習得します。 ソフトウエア・・・C言語プログラミング、データ構造・アルゴリズム、システムの設計・分析などソフトウエア開発にかかる技能・技術を習得します。 ネットワーク・・・インターネット・移動体通信など通信ネットワークを活用するための技能・技術を習得します。 |
- 就職・進路
■主な就職先(令和4~5年度就職実績)
株式会社トスコ、図研テック株式会社、株式会社せとうちシステム、ムラテックCCS株式会社、アドバンスシステム株式会社、日本システム開発株式会社、ユアサシステム機器株式会社、エムテック株式会社 など
メカトロニクス技術科
募集人数 | 10名 |
概要 | メカトロニクスとは、メカニクス(機械工学)とエレクトロニクス(電子工学)を融合した言葉です。つまり、ロボットやオートメーション機器、自動販売機などに代表されるように、工業製品にマイコン(マイクロコンピュータ)などの電子制御を付加して、高性能・多機能を実現する技術です。メカトロニクス技術科では、メカニクス(機械工学)やエレクトロニクス(電子工学)、コントロール(制御工学)、プログラミング(情報工学)などの技術を学び、総合的なものづくりのエキスパートの育成を目指します。 |
学費について | 初年度納入金 約465,400円 ■入学時諸経費 前期授業料 195,000円(後期授業料195,000円は、1月に徴収します。) テキスト代 30,000円程度(1年次) 作業服代 10,000円程度 総合保険 15,400円程度(2年間有効) 自治会費 20,000円程度(2年間有効) |
- 就職・進路
■主な就職先(令和4~5年度就職実績)
株式会社中電工、株式会社栄工社、エムイーシーテック株式会社、マックエンジニアリング株式会社、IKOMAロボテック株式会社、エスタカヤ電子工業株式会社、ゼノー・テック株式会社、タカヤ株式会社、新日鉄住金環境プラントソリューションズ株式会社 など
- 取得可能な資格
技能士補
応用課程
年限 | 【対象】専門課程を修了した方(修了見込みの方を含む)または実務経験その他によりこれと同等以上の技術及びこれに関する知識を有すると認められる方。事業主の方が推薦する在職者の方への推薦入学制度もあります。 |
学費について | 初年度納入金約568,200円 入学金 112,800円 授業料 390,000円 テキスト代 30,000円(1年次) 総合保険 15,400円(2年間有効) 自治会費 20,000円(2年間有効) |
- 就職・進路
- 機械技術者・研究者/精密機械研究・技術者/機械・エネルギー研究・技術者/ロボット設計技術者
- 学べる学問
- 資源工学/エネルギー工学
生産機械システム技術科
募集人数 | 20名 |
概要 | これからの「ものづくり」を提案できる生産現場のリーダー育成を目的として、機械技術を核に、これを取り巻く電気・電子・情報等の技術に幅広く取り組み、複合的で価値ある製品を作り出すための企画開発力、アイデアを形にする設計力、高度な加工技術、生産管理や品質管理などの管理技術を習得します。PBL(Problem/Project Based Learning)によるカリキュラムは、グループ課題実習(空気圧FA(Factory Automation)システムの製作、開発課題)に多くの時間をかけ、企業人として仕事を遂行するために必要なヒューマンスキル、未知の課題に立ち向かい最適解を導く問題解決能力を効果的に身に付けます。 |
- 就職・進路
■主な就職先(令和5年度就職実績)
株式会社JFE設計、JFEスチール株式会社西日本製鉄所、富士ダイス株式会社、株式会社TAKISAWA、ダイキン工業株式会社、ミネベアミツミ株式会社、TOWA株式会社、株式会社出雲村田製作所、ENEOS株式会社 など
生産電気システム技術科
募集人数 | 25名 |
概要 | 自然エネルギーや動力制御、工場の自動化を中心とした先端的な技術、技能の習得を目標としています。特に省エネルギー化や環境を考慮したシステムや製品の企画開発に対応できる高度なテクニシャンエンジニアの育成を目指します。電気技術、エネルギー技術、制御技術を柱とし、ものづくりの現場を想定した実学の融合を基本とした教育訓練システムが特徴です。産業界で必要とされる生産現場のリーダーとしての素質を持った人材を育てます。電気・電子、エネルギー、機械に関するあらゆる業種のエンジニアとして活躍できます。 |
- 就職・進路
■主な就職先(令和5年度就職実績)
JFEスチール株式会社西日本製鉄所、株式会社IHI物流産業システム、フジテック株式会社、パナソニックプロダクションエンジニアリング株式会社、日本電設工業株式会社、三菱電機プラントエンジニアリング株式会社、株式会社中電工、三井造船特機エンジニアリング株式会社 など
生産電子情報システム技術科
募集人数 | 30名 |
概要 | ICT社会の成熟に伴い、今後ますます重要になると予想される「モバイル」、「自動車」、「家電」、「認証」の各分野において活用されている様々な技術を「ものづくり」を通して学ぶことで、企業の「製造力」をより高められる技能を育成します。生産電子情報システム技術科では、「ネットワーク」、「電子回路」、「組込みシステム」の3つの技術を柱としています。実学一体のカリキュラムによって様々な課題に取り組むことで応用力を高め、様々な技術を組み合わせた複合技術の修得を目指します。また、同時に、グループ学習方式をとおして、職業人に求められるコミュニケーション能力、リーダーシップ力、チームワーク力なども育成します。 |
- 就職・進路
■主な就職先(令和5年度就職実績)
株式会社トスコ、JFEスチール株式会社、日本通信エンジニアリング株式会社、ローツェ株式会社、株式会社岡山村田製作所、セリオ株式会社、ミヨシ電子株式会社、KOA株式会社、株式会社北川鉄工所、タカヤ株式会社、萩原工業株式会社 など
個別相談
施設見学
施設見学はいつでも可能です。
「学務課」までお申し込みください。
中国職業能力開発大学校 学務課
TEL:086-526-6946 FAX:086-526-2319
E-mail:gakumuka@chugoku-pc.ac.jp
学生の声
虫上晃汰さん
子どもの頃から車が好きで、身の回りにはたくさんの車の部品がありました。そのせいか、部品を作る人を心から尊敬しています。一つの部品を作るにも様々な技術が使われていて、その加工技術を学べる所が能開大の生産機械技術科でした。2年間の専門課程のあと応用課程の2年間を修了すれば大卒と同等の扱いになり将来の選択肢も広がることを知り、「ここしかない」と思って入校しました。実習が充実しているので、体を動かして学び取るタイプの自分には合っていて授業に退屈することはありません。将来は社会の役に立つようなさまざまな製品作りに携わりたいです。
植田大智さん
高校の物理の授業で電気に興味を持ち、オープンキャンパスで体験授業に参加したのが能開大へ進むきっかけとなりました。普通科出身ということもあり、数学や英語の学習に問題ありませんでしたが、専門科目については努力が必要でした。毎日電気回路について学んだり、プログラミングをしていますが、自分で組み立てた回路がうまく作動した時の達成感は最高です。就職後の即戦力となるべく、たくさんの実習やレポートに取り組みながら資格取得にも挑戦しています。第一種、第二種電気工事士試験に合格し、次は電気主任技術者の資格取得を目指しています。
家塚伊織さん
能開大は他のIT系の大学と比べて授業時間が多いため、知識や技術をしっかり身につけることができると思い入校しました。今一番好きな授業はプログラミングで、画面に文字を表示させたり簡単なゲームを作ったりしています。電子回路基板を自分で作り、思い通りに動かすことができた時はとても達成感があります。先生との距離が近く、気軽に質問や相談ができるのが能開大の魅力だと思います。専門課程修了後は応用課程へ進学し、より高度で実践的なスキルを身につけ、将来はロボットの設計に携わりたいです。
中原康太さん
もともと電気に興味があった私は、豊富な実習を通して電気のことがしっかり学べること、就職に有利ないろいろな技術を身につけることができること、さらに学費が安いということで能開大を選びました。今一番力を入れているのはシーケンス回路の授業で、信号機の回路を組んで自分の思い通りにランプが光った時には達成感を得ます。私は商業科出身のため工業の知識がなく、入校当初は戸惑いもありましたが、一生懸命覚えて分かるようになるとどんどん授業が楽しくなっていきました。将来は電気工事士になることを目指しています。
卒業生の声
本多泰啓さん
2015年修了
クラレエンジニアリング株式会社
製造工場の基本計画、詳細設計、現場管理に携わっています。大学校でしっかり実習しているので作業工程がイメージでき、危険や失敗を予測・対応できることが私の強みです。今後は大勢の社員、業者、作業員を束ねる案件の責任者を目指します。
武政裕也さん
2016年修了
コアテック株式会社
工場内の生産工程の機械をより効率的に動かすためのプログラムを作っています。主に使うシーケンス制御と呼ばれるプログラムを大学校で基礎から応用までしっかりと学んでいるので、入社後早い段階から仕事を任せてもらえるようになりました。
小野弘貴さん
2017年修了
アイネットシステム株式会社
今の仕事は社内外のチームで進めるものが多く、大学校での実習で学んだ技術力はもちろん、コミュニケーション力が存分に活かされています。今後はプロジェクトリーダーになり、自身はもちろんチーム全体でのスキルアップを目指します。
村松永遠さん
2023年修了
ゼノー・テック株式会社
メカトロニクス技術科では、「機械」「電気」「情報」それぞれの専門知識を幅広く学ぶことができて非常に良かったです。現在放電グループに配属され、ワイヤー放電加工の業務に従事しています。大学校で学んだ測定技術や製図の知識、NCプログラムがワイヤーカットの仕事に活かされています。
先生からのメッセージ
校長 冨田 栄二
ものづくりの楽しさを味わうことのできる実践技術者になろう!