卒業後、進学をせず、次回の試験に備える人のこと
浪人とは主に学校関連で使われる用語である。卒業後、志望した学校に入学せず、次回の試験に備えている状態のことを指す。尚、その人のことを「過年度生」「浪人生」と呼ぶこともある。
現役と浪人
進学には大きく分けて、「現役」と「浪人」の2つがある。小学校から中学校への進学のように、通常、卒業と進学はセットになっている。これが空白期間の存在しない「現役」の進学である。高等学校以降は義務教育から外れるため、進学をしない場合も考えられるが、進学を志望していたものの、進学しない場合の事を「浪人」と言える。入学試験は通常1年に1度であるため、1年間の空白期間が存在する事となる。
浪人理由
様々な状態が考えられるが、最も一般的なのは、志望校の入学試験で不合格になった場合である。他に受験、合格している学校がある場合、進学して浪人を回避することが可能であるが、そのような学校がない場合や、当初の志望校を変えない場合、1年後の試験に備え、浪人することとなる。
浪人の形式
中学校や高等学校などの学校には在籍していない状態となる。直前に在籍していた学校は、卒業済みであるため、通う必要もなければ、通うことも出来ない。浪人したものは、次回の試験に備える必要が有るため、各種予備校や学習塾に通い、勉強、試験対策をするものが多く見受けられる。もちろんこれらは自主的な試験対策の一環であり、様々な学びの形式が存在する。
浪人時代の過ごし方
次回の試験に向けた1年間の過ごし方は人それぞれである。同学年のものが現役として進学していることに対して引け目を感じるものもいれば、学校に通う必要がなくなり、勉強をするつもりが遊んでしまうものなど、人それぞれである。当初の目標を変えず、1年後の試験に合格し、晴れて志望校に入学するものもいれば、また不合格となるもの、途中で試験勉強を断念するものや、勉強以外に面白さを見出すもの、就職するものなど様々である。