小芝風花-インタビュー
(2016.05.09UP)
メディアで活躍する先輩に聞くインタビュー企画。映画「魔女の宅急便」主演でブレイク!小芝風花さんです。
―今の高校生に対して、どんなイメージを持っていますか?
同じような感覚、同じような目線で話せますね。
8歳年下の妹が最近まで高校生だったんですが、今の高校生はiPhoneも持っているし最先端なイメージ。情報に溢れているから知識が豊富だし、同じような感覚、同じような目線で話せますね。でも化粧品や洋服をあげると素直に喜んでくれたり、そういうピュアな部分は可愛いなって。青春を謳歌しているのを見ると、高校時代ってやっぱり特別な時期なんだなと思います。
―ご自身は高校時代をどのように過ごされていましたか?
チアリーディング部に入部して、部活に明け暮れる3年間でした。
通っていた学校は中高一貫校で、中学2年生の頃にチアリーディング部が大会で日本一になったことと、「今できることをしたほうがいいよ」と先生に言われたのをきっかけにチアリーディング部に入部して、部活に明け暮れる3年間でした。大会の前になると土日を含めてほぼ毎日部活をしていましたね。だから言い方は変だけれど、逆に学校の授業が息抜きみたいな感じでした(笑)
―部活と勉強はどう両立させていましたか?
枕元に大学のパンフレットを置きながら、どれが正しい選択なのかずっと考えていました(笑)。
高校2年生の途中くらいから評定平均値を3.5くらい取っておこうと意識し始めて、とにかく授業でノートをとりました。部活をしている間にもみんなは遊んだり勉強したりしているので、焦る事も結構あって。周りでも良い大学を目指す子は、合宿中でも廊下に机を置いて勉強していました。私は高校3年生の夏に枕元に大学のパンフレットを置きながら、どれが正しい選択なのかずっと考えていました(笑)。
―高校時代の一番の思い出を教えてください。
イギリスの方々の前でチアリーディングを披露したりもしました。
高校2年生の秋に行ったイギリスの修学旅行です。2週間くらいホームステイをして、ロンドンで「ライオンキング」のミュージカルを見て。イギリスの方々の前でチアリーディングを披露したりもしました。イギリスではチアリーディングはそれほど盛んじゃないので、アクロバティックな技に驚いてくれて、とても喜ばれた覚えがあります。
―もしも高校生活をやり直せるなら、やってみたいことはありますか?
繁華街に出かけたり、スカートを短くして遊んでみたいですね(笑)。
部活に打ち込んで人としては成長できたけれど、遊びの部分ではできなかったことがたくさんあるので、繁華街に出かけたり、スカートを短くして遊んでみたいですね(笑)。あとは中学から大学まで女子校だったので共学に通ってみたい。中学、高校と制服がブレザーだったからセーラー服も着てみたいです。
―もしも今から進学するなら、どんなことを勉強したいですか?
教員免許を取ってみたいなって。
私の通っていた大学には幼稚園の教員免許を取れる学部があって、子どもたちが来て一緒に遊んだりもしていたので、教員免許を取ってみたいなって。小学校2年生の時に妹が生まれたんですが、おんぶしながら宿題をしたりして、「妹を育てた!」って感じるくらい面倒を見た思い出もあります。
―プライベートではどんなことに興味を持っていますか?
やっぱり体を動かすことが好きだなって、忘れていた感覚が蘇ってきて。
大学を卒業してからスポーツをぴたりと辞めてしまったので、ジムに通い始めました。仕事で行き詰まった時のリフレッシュにもなるし、やっぱり体を動かすことが好きだなって、忘れていた感覚が蘇ってきて。社会人になると学生の頃のみんなで集まって何かしようと思っても難しいから、今高校生の子はグループで遊んでおくのが良いと思います。
―大学3年生の時に就職活動をされたそうですが、もしもこの職業じゃなかったら、何をしていると思いますか?
この仕事をしていなかったらCAさんを頑張って目指していましたね。
この仕事をしていなかったらCAさんを頑張って目指していましたね。英語が苦手だったけど、色んな国に行ってみたいって思って英語教育のある学校にも入りました。ただ、部活があってインターンに参加できなかったのと、就職氷河期だったので、採用枠も減ったりして。全部自分の目で見ないと気が済まない性格だったので、就活では一旦髪を黒くして、スーツも着て、とりあえず大規模な就活説明会やアパレルだけの説明会にも行ったりしました。
―そんな中、現在の仕事に興味を持ったきっかけはなんですか?
とりあえずやってみて、だめだったらそれから考えようって思っていました。
高校卒業前にスカウトしていただいた事もあって段々興味が湧いてきて。やってみたいって想いが強くなった頃にご縁があったので、エントリーシートも書きながら、事務所でオーディションも受けながらと、同時に足をつっこんでいました(笑)。でもその時に一番うまくいっていたのがこのお仕事で、とりあえずやってみて、だめだったらそれから考えようって前向きに思っていました。
―今、この仕事をやっていて「良かったな」と思うことはどんなことですか?
自分が発信することによって人に何かを伝えられたときは嬉しいですね。
はじめは興味本位で入ったから、何になりたいとか、何をしたいっていう明確な目標がなくて平行線を辿るばかりでしたが、今は自分の着た服が売れたとか、自分ありきで何かができたときの達成感や、自分が発信することによって人に何かを伝えられたときが嬉しいですね。
―それでは逆に、これまでお仕事で難しかったことや、悩んだことはありましたか?
何をどう頑張ったりすればいいのかわからない時期が1年半くらい続いて。
芸能界に入って自分に何ができるんだろうって思った時に特技とかも無かったし、何をどう頑張ったりすればいいのかわからない時期が1年半くらい続いて。友達もみんな違う職業だったし、あまり話せる人も居なくて。暇だったときが一番苦しかったですね。
―そういった状況をどのように乗り越えたのでしょうか?
「石の上にも三年」だよなあって実感しました。
辞めるか、待つか、諦めて違う仕事に就くかの3択だったけれど、どうしてもあきらめたくなくて。「待つことも必要だよ」って人に言われた時に、自分で決めたことだし、「石の上にも三年」だなあって実感しました。じっと耐えたり考えたりする時期って辛いけれど、ハングリー精神が培われるし、目の前に具体的な目標を思い描ける大事な時期だと思います。
―今の「夢」や「目標」を教えて下さい。
一つひとつ、目の前のことを頑張る
まだ公に出始めて2年目ほどなので、一つひとつ、目の前のことを頑張るというのが毎日の目標です。雑誌の表紙を飾ることも毎回次の目標として掲げていますね。チアリーディングをテーマにしたミュージカルの公式サポーターに選ばれたことについても、昔頑張っていたことがこうして仕事に繋がったことをとても嬉しく思います。
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