「進学ナビ職業図鑑」シリーズ
通訳案内士(2013.07.29UP)

どんな仕事?

●通訳案内士の実際
外国人観光客に対して、それぞれの使う言語で観光地の案内・説明をするガイドの役割です。全く異なった文化や習慣のある日本の土地において、外国人観光客が頼りにするのは、この観光通訳者であるガイド。ガイドを通して日本を知り、理解を深めるわけです。通訳案内士の仕事は、観光通訳協会や旅行会社から連絡を受けて、空港や宿泊先・会議場へ出迎えることから始まります。ホテルのチェックイン・チェックアウトはもちろん、買い物のアドバイスなど日本のシステムを説明することも大切です。外国語で説明できるツアーコンダクターのような職業とも言えるでしょう。

通訳案内士の1日

【AM10:00】集合場所へ
中国からの旅行者15名と集合場所で合流。簡単な自己紹介を済ませ、希望の場所があるか訊ねます。まずは浅草に向かいます。

【PM12:30】ランチタイム
予約していた日本料理店でお昼を食べます。少人数の場合は、ツアー客の希望がランチに反映されることも多いです。

【PM5:00】解散
新宿にてツアーを解散。これからは自由行動に移ります。留意点などを説明し、解散後も事故などが起こらないよう配慮します。

通訳案内士になるには?
【国家試験に合格する必要があります】
「通訳案内業」の国家試験に合格し、都道府県に届け出て、知事の免許「通訳案内業免許証」の交付を受ける必要があります。資格がなければ、報酬を得て通訳案内はできません。試験は年に1回行われ、指定された9ヵ国語の中から1ヵ国語を選択します。「外国語筆記」「外国語会話・人物考査」「日本地理や歴史・文化・経済・政治」を受験します。合格率は1ケタと難関。独学で合格するのは難しく、多くは専門学校やコースで学び、受験に挑戦しています。資格取得後、日本観光通訳協会などに登録する人もいれば旅行代理店などと契約する人、フリーランスで活躍する人もいます。

通訳案内士の現状・将来性

第一線で活躍している人たちは、性別・年齢に関係なく仕事に携わっています。旅行代理店に就職していたり、契約していれば別ですが、あっせん機関に登録したり、フリーランスで仕事をする人が多く、その場合は毎月の収入が保証されない職業と言えます。特に、繁忙期とそれ以外の時期とでは、仕事量の差が大きく、翻訳や通訳、塾講師などの副業を持つ人が多いようです。ますます国際化が進み、需要がなくなることはありませんが、今後は、得意な分野があるなど、特色のある新しいスタイルの通訳案内士が必要になってくると思われます。

お仕事DATA

【平均収入】
新人の場合1日あたり1万円くらい。ベテランの場合は2万~3万円くらい。個人差があります。

【勤務時間】
4~8時間くらい。ツアーの内容や雇用形態によって異なります。

【必要資格】
「通訳案内業」の国家試験に合格し、「通訳案内業免許証」の交付を受けること。

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