「進学ナビ職業図鑑」シリーズ
ツアーコンダクター(2013.07.29UP)

どんな仕事?

●ツアーコンダクターの実際
旅行会社が企画・主催する団体旅行(パッケージツアー)に同行し、旅行が快適にそして予定通り進行することに携わる仕事です。
旅行出発前には、目的地と日程の下調べや手配担当者との打合せ、参加者への集合日時・場所の確認連絡をします。
同行するツアーを順調に進めていく上で、手配担当者との旅程表・手配明細書・旅客名簿に基づいた綿密な打ち合わせによってスケジュールを頭に入れ、疑問点があったら出発前に解消しておくことが、大切なのです。自己紹介と受付をして、搭乗券の交付・預かるスーツケースなどを確認します。

海外旅行の場合は、出国手続きの順序、搭乗に関する注意も説明することになります。目的地の国によっては盗難事故の多い場所もあるので、盗難に関する注意も重要です。大勢の参加者を統率し、楽しませ、何よりツアーを無事に終了させることが最大の任務。そのため、ツアーコンダクターは、参加者の相談相手や旅行を楽しくするためのエンターテイナーの役割も持っていると言えるでしょう。

ツアーコンダクターの仕事内容

【出発】
集合場所には早めに到着。搭乗券や座席割り作成などの準備をし自己紹介。搭乗券の交付や出国手続きの説明もします。

【現地にて】
現地スタッフと手配内容を再確認。時間配分などを考慮しながら観光・見学に向かいます。参加者の希望を取り入れて観光することも。

【チェックイン】
フロントでチェックインの手続きを済ませ、参加者に鍵を渡します。ホテルのシステムを説明し、自分の部屋番号を伝えます。翌日のツアーのために充分な準備を整えます。

ツアーコンダクターになるには?
【まずは旅行会社に就職を】
短大・4年制大学または旅行・観光関係の専門学校を卒業し、旅行会社に就職するのが一般的ですが、すぐにツアーコンダクターになれるわけではありません。パッケージツアーに同行するには、一定の知識と実務経験を持つことが旅行業法で義務づけられているのです。海外旅行までカバーするには、国土交通大臣が指定する(社)日本旅行業協会・(社)日本添乗サービス協会・(社)全国旅行業協会ほか大手旅行業者11社が実施する研修(旅程管理研修)を修了し、最近10年以内に3回以上の実務経験(海外旅行のアシスタントツアーコンダクターの経験や研修旅行への参加経験)が必要です。

ツアーコンダクターの現状・将来性

現在のツアーコンダクターへの需要は、ほとんどが熟年層に支えられていると言えるでしょう。理由として、海外旅行がより身近な世代の間で、航空券とホテルだけがパックになったフリープランが人気だからです。現地係員と呼ばれるツアーガイドが、旅行地においての世話役になる場合も増えており、単なる引率者としてのツアーコンダクターの需要には限界があります。また最近は、ヨーロッパの美術館めぐり」とか「プチ留学」など、具体的なテーマを持ったツアーが登場し、注目されています。これからは、得意とする分野を持ったツアーコンダクターの需要が高まると思われます。

●CHECK POINT!
英語以外の習得言語がこれからのツアーコンダクターを左右する旅行業界において、英語は常識化していると言えます。
もちろん会話能力に磨きをかけることを怠ってはなりませんが、アピールとなる言語をもう一つマスターしておきたいものです。
フランス語やスペイン語など、多くの国で話されている言語を習得して、海外ツアーを幅広く手掛けるツアーコンダクターを目指すのも良いですし、中国語やアラビア語など、特化した言語を習得して、差別化を図って勝負するのも良いかもしれません。

お仕事DATA

【平均収入】
新卒の場合で15~25万円くらい。会社・雇用形態・経験によって異なります。

【勤務時間】
10~14時間くらい。担当ツアーの内容によって異なります。

【必要資格】
海外ツアーまでカバーする場合、(社)日本旅行業協会・(社)日本添乗サービス協会・(社)全国旅行業協会ほか大手旅行業者11社が実施する研修(旅程管理研修)を修了し、最近10年以内に3回以上の実務経験(海外旅行のアシスタントツアーコンダクターの経験や研修旅行への参加経験)が必要。

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