美容師
(2012.07.27UP)
ヘアスタイルは、トータルファッションの一部です。お客様の好みに合わせて、個性豊かなヘアスタイルを作り上げていくため、カットやパーマ、カラーなどを行うのが美容師の仕事です。
●犬の毛を整える犬の美容師
トリマーは、犬のための美容師です。トリマーとは、(犬の)毛の不要な部分をカットし、形を整える「トリミングをする人」という意味です。犬の全身の手入れもするため、「グルーミングをする人」はグルマーと呼ばれることもあります。
●基本を守りながら、個性的にカット
トリマーは、犬の種類によって決められたスタイルの基本を守り、その上で飼い主の好みを聞き、個性を発揮して自由にアレンジすることが基本です。トリマーは、まず飼い主の要望を十分に聞いて、飼い主が満足できるように仕上がりイメージを確認します。次にペットの体を触って、体調をチェックします。皮膚病などを発見することがありますから、その場合は飼い主や獣医師に報告します。
カットのスタイルや犬の毛質によって、数種類のハサミやナイフ、バリカンなどを使い分け、カットしていきます。
●トリマーの実際
グルーミングサロンやペットショップなどに勤務し、動物の美容師となるのがトリマーです。サロンやショップの形態によっては、世話や首輪などの販売も手がけます。人間のヘアサロンと同じように予約制になっているのが一般的。ペットが来店するとまず飼主の希望を聞きます。そのイメージに従って仕事を進めていくのです。健康状態をチェックし、毛が長い種類の犬に対してはグルーミング(毛をとかす仕事)からスタート。シャンプーは、バスタブの中に犬を入れ、ぬるま湯でよく濡らした後にシャンプー液をかけて優しく洗います。小型犬の場合は一人で行いますが、気性の激しい犬や大型犬になると2人で行う場合もあります。シャンプーの後はリンスをして、よく拭きあげた後にドライヤーで乾かします。毛が短い種類の犬は、耳の掃除や爪を切ってできあがり。毛が長い種類の犬はトリミング(カット)に移ります。トリミングに使う道具は、ハサミやバリカン、毛抜きのようなプラッキングナイフなど犬の種類に応じてそれぞれ使い分けます。たくさんいる犬の中でトリミングできる犬は約20犬種。トリマーのセンスと技術が要求される仕事です。
トリマーになるために必要な基本的な知識や技術を学ぶ専門学校や各種学校があり、こうした学校で学んでペット美容院やペットショップ、動物病院などで働くケースが一般的です。
ライセンスがなくても見習いで採用してくれるところもあり、アルバイトをしながら学校に通い、店と学校の両方で勉強をする人たちもいます。学校で教えてくれないことを店で、店では学べないことを学校で、と犬が好きな人ならではの勉強ぶりです。
【ライセンス取得が有効的】
人間に対する美容師と違って、特に必要な資格はありません。しかし就職を有利にするには、(社)ジャパンケネルクラブが発行する「公認トリマー」のライセンスを取っておくのが効果的。研修機関において勉強し、資格取得に備えると良いでしょう。トリマー研修機関では、犬学・犬種学・解剖学・繁殖学・公衆衛生学・消毒法・グルーミング・トリミング・ハンドリングなど犬についてあらゆる角度から学びます。その上で多種多様なカットの技術を身に付けるのです。卒業した後は、就職指導や求人広告などによってペットショップやグルーミングサロン・動物病院などに就職するのが一般的です。
【シャンプー】
今日の担当は大型犬。1人でシャンプーするのは無理なので、2人がかりでシャンプーします。
【カット】
飼主さんが写真から選んだのは最新カット。練習を重ねた成果を出すよう丁寧にカットしていきます。
【ブロー】
ドライヤーは、好きな犬と嫌がる犬とに分かれますが、できるだけ気持ちよくさせてあげるのもトリマーの仕事です。
お客様とのコミュニケーションも大変ですが、犬とのコミュニケーションが一番大変です。目を見て犬の気持ちを理解するアイコンタクトをしたり、優しく話しかけてなだめたり、ときには怒ったり、子どもに接するのと同じ気持ちでいるのですが、あまり優しくすると今度は犬に馬鹿にされることもあり、とにかく大変です。
専門学校で勉強し、動物病院で働いています。獣医の先生は、バリカンでカットすると皮膚が荒れるのでだめだと言うし、飼い主は思い切り短くカットして欲しいと要望するし、獣医師と飼い主、飼い主と犬、犬と獣医師、すべての間に立って仕事をしています。
私が表現したいカットをお客様が許してくだされば、ハサミ一つで思ったようにトリミングできます。それでお客様が喜んでくださり、指導してくださった先生に上手になったと誉めていただければ、いくつになっても気分は最高です。
トリマーという職業が広く一般的に知られるようになったのは最近のこと。そのぶん需要が高まっていると言えます。街では美しくカットされた犬からカラーリングを施された犬まで見かけるようになりました。サロンの場所もおしゃれなデザイナーズホテルの一角やショッピングセンターの敷地内など、飼主がほかの目的で利用するところに進出し、マーケットは拡大しつつあると言えるでしょう。これからますます期待される職業の一つですが、トリマーを目指す人・特に若い女性が増えているので、今後は需要と供給のバランスがキーポイントになってくるでしょう。
【平均収入】
(社)ジャパンケネルクラブ・トリマーB級ライセンス資格者の場合、13万円くらいからとなっています。就職先によって異なります。
【勤務時間】
8時間くらい。お休みは平日が多いようです。
【必要資格】
特に必要ではありませんが、(社)ジャパンケネルクラブ発行「公認トリマー」のライセンスが有効です。
ヘアスタイルは、トータルファッションの一部です。お客様の好みに合わせて、個性豊かなヘアスタイルを作り上げていくため、カットやパーマ、カラーなどを行うのが美容師の仕事です。
日本料理には懐石・会席料理のほか、天ぷらやうなぎなど、さまざまな料理があります。そうした料理を提供する日本料理店や料亭、旅館、ホテルなどで調理の腕をふるうのが調理師(日本料理)で、一般的には「板前」と呼ばれます。食材を最大限に生かしながら、おいしく、美しく、安全な日本料理をつくるのが、仕事です。
調理師の仕事は、レストランやホテルで調理の腕をふるい、工夫を凝らした料理をお客様に提供し、優れた料理に必要とされる味覚、嗅覚、視覚のすべてについてお客様を満足させることです。一般的に調理師(西洋料理)は、「コック」と呼ばれています。
子どもたちの保護者に代わって、ゼロ歳児から小学校入学前の子どもたちに基本的な生活習慣を身につけさせ、心身ともに健やかに育てる手助けをするのが保育士の仕事です。
3歳から5歳の幼児の心とからだの発達は、目を見張るものがあります。公立や私立の幼稚園に勤務して、こうした幼児たちを対象に、その発達を伸ばす幼児教育を行うのが幼稚園教諭の仕事です。教員は、園児たちを観察し、一人ひとりの性格や特質にあった指導をします。
化粧品売場の客や、結婚式場の花嫁、テレビや映画の出演者、雑誌やポスターなどのモデルの顔などにファンデーションや口紅などをつけて化粧し、その人の顔を美しく見せるようにするのがメイクの仕事です。
爪を美しく彩り、爪の美容サービスに携わる人がネイルアーティストで、ネイリストとも呼ばれます。手や足の爪の手入れやカラーリング、おしゃれ感覚にあふれたデザインを施す仕事をしています。職場は、ネイル専門のサロン、美容室などのネイル部門が一般的です。
高速道路や鉄道、橋、河川、公園など、私たちの生活基盤を作る土木事業。これらの土木工事で施工計画を作成し、現場での工程・品質・原価・安全管理などを行うのが土木施工管理技術者の仕事です。
学校や病院、劇場、ビルなどさまざまな建物を、その用途に応じて、設計図を作り、その設計図をもとに、建築現場で実際の作業員を指揮・監督するのが、建築設計技術者です。
いつまでも美しくありたい。これは女性にとって永遠の願望です。そんな女性の願いを叶えながら、肌を美しく整えるのがエステティシャンの仕事です。仕事は大きく分けて、カウンセリング、フェイシャルトリートメント、ボディケア、脱毛があります。
医療事務員の仕事は、診療の終わった患者について、点数(1点=10円)の早見表を見ながら診療・検査・投薬料などの内容をカルテ内の所定の欄に転記することです。転記とは、たとえば薬が投与された場合、投与したグラム数から何点かを早見表で計算し、その点数をカルテに記入することです。この点数をもとに、患者負担分...
私たちは、虫歯になった時、歯科医院で治療を受けます。治療では、歯が欠けたり抜けたりした部分を、金属やプラスチックなどでできた入れ歯や差し歯、詰め物で補います。こうした人工的な歯や詰め物を製作するのが、歯科技工士の仕事です。
歯科衛生士は、医師と看護婦・看護士の関係のように、歯科医師の治療を補助したり、歯の病気の予防にあたります。歯科衛生士の仕事は、歯科医師の指示で行われ、診療補助、予防処置、保健指導の大きく3つに分けられます。
福祉施設や在宅で、日常生活を営むことに支障があるお年寄りや障害者が、少しでも自立できるように、専門的に日常生活を介護し、本人や家族などに指導するのが介護福祉士です。介護福祉士の活動の場は、福祉施設(福祉施設介護職員など)や自宅への訪問(ホームヘルパーなど)に分かれます。
体の中の見えない部分を画像化するX線写真は、病気の早期発見などに欠かせません。X線撮影(レントゲン)をはじめ、幅広く利用されている放射線を、病院や検診センターなど医療の現場で取り扱うのが診療放射線技師です。
理学療法士は、病院やリハビリテーションなどに勤務し、身体に障害を持つ人、あるいは障害を持つ危険性がある人に対し、医師をはじめとする医療スタッフと協力し、運動療法や物理療法による治療、訓練、指導を行う専門家です。
体や精神に障害をもつ人たちが、医師の指示のもと木工、手芸、園芸などの作業活動を通じて、機能の回復を図り、自立的な生活ができるように訓練や指導・援助を行うのが、作業療法士です。病院だけでなく、地域の保健福祉の場でも活躍しています。