富山福祉短期大学の評判(卒業生)
卒業生の声
風呂谷 由依さん
幼児教育学科
2016年度
失敗しても、また挑戦すればいいと学んだ
初実習では絵本の読み聞かせをしましたが、子どもたちの前に立つと頭が真っ白に。 その後の授業で人前に立つ機会が多くあり、練習を重ねて次の実習では無事に発表ができました。そこから「失敗してもまた挑戦すればいい」とポジティブな考え方に。授業は現場で役立つ実践的な内容で、作ったエプロンシアターなどを実習に持っていけるので自信がつきました。これらの経験の延長線上に今の現場があると実感しています。
重平 茉帆さん
幼児教育学科
2017年度卒業
保育士
保育所
毎日子どもたちと楽しく過ごせるよう、学び続けたい
「ふくたん」で学んだ歌や手遊びは、毎日披露する機会があります。子どもたちは一緒に体を揺らしたり手を叩いたり、自分から「この絵本を読んで」と指差ししてくれたりして、その度に「可愛いなあ」と感じています。最初は知識、技術の足りない状態で不安でしたが、ようやく不安よりも「楽しい」が勝ってきました。毎日子どもたちと楽しく過ごせるよう、これからもたくさん学びたいです。
砂原 風香さん
看護学科
2018年度卒業
看護師
病院
「ふくたん」で身につけた学ぶ方法が、今も役立っている
高校時代、病気の祖父を自宅で看るために、家庭で訪問看護や訪問診療、訪問入浴を利用していました。自宅に多くの看護師さんが出入りする中で、その姿を見て看護師を志しました。
今役立っているのは、「ふくたん」時代に身につけた勉強法です。国家試験に臨む際、自分で調べ、かつ、わからなかったら聞く方法を先生に教わりました。私はイメージを膨らませると覚えやすいので、スマホで動画を見たり、図書館で図版の多い本を利用したりしました。
看護師として関わる時間が短くても、患者さんやご家族に「この人でよかった」と思ってもらえる看護師を目指しています。
西田 裕弥さん
社会福祉学科 社会福祉専攻
2018年度卒業
介護施設職員
介護施設
心のケアがしたくて、看護学科から転向
当初は看護学科に在籍していましたが、看護師の仕事は主に体のケア。授業で社会福祉専攻と関わったとき、自分がしたいのは心のケアであり、相手と密接に関わることだと気付き、社会福祉専攻へ転向しました。様々な学科が集まる「ふくたん」だからこそできたことです。
谷口 珠嬉 さん
幼児教育学科
平成26年度卒業
保育士になり3年目ですが、いかがですか。
まだまだ学ぶべきことがたくさんです。運動会など大きな行事がある時は大変ですが、私たち保育士以上に、 子どもたちが毎日目標に向かって頑張って練習している姿に勇気づけられます。本番当日、ドキドキする気持ちを ぐっとこらえて、大勢の人の前で輝く子どもたちを見ると、大変だという思いがやりがいへと変わります。
保育に対する心境は変わりましたか?
ふくたん時代は私自身の主体性を磨くことを大事にしていましたが、保育士になってからは、 “私が考えた”と思うのではなく、全ては「子どもたちあってのこと。保育士は黒子」という気持ちが強くなりました。
ふくたんの授業が活かされていると感じることはありますか?
5歳児のクラスでは、私のピアノ伴奏でメロディオン演奏をするのが朝の日課です。 きっかけはふくたん時代の音楽の授業。「ピアノを弾いた時に、子どもたちが駆け寄ってきてくれたらすごく素敵だよね」という 先生の言葉がとても印象的で、それ以来「ピアノで子どもたちを惹きつけられる保育士になりたい」と思うようになりました。 毎朝子どもたちの前でピアノを弾いているのは、そんなふくたん時代の経験があったからです。
後輩の皆さんにメッセージをお願いします。
保育の知識はもちろん大事ですが、人間関係が特に大切。子どもたちや仕事仲間から 「あの先生話しかけやすいね」と思ってもらえる人でありたいと常に考えています。 ふくたんは、先生や仲間との出会いを通してコミュニケーションを学ぶ場だと考え、 学生生活を過ごしてみてください。
エルデネ・ オユンエルデネ さん
看護学科
平成27年度卒業
現在のお仕事はいかがですか?
ふくたん時代、アルバイトとして当病院で働いていた際は、患者さんの移動や食事の介助をしていましたが、 現在は看護師として患者さんの命を預かって仕事をしているので緊張感と責任感を日々感じています。
日本語がとても上手ですね。日本で働く大変さはありますか?
日本語はモンゴルでも勉強していましたが、看護学生になって最初の1年目は専門用語が多くて大変でした。 けれども、外国人であることを特権だと考え、遠慮せず先生に質問することで、2年目から少し楽になってきました。 学校も病院も、周りの人がとても優しいので安心して過ごすことができています。
ふくたんを卒業して、現在思っていることを教えてください。
ふくたんの実習時、先生や現場の指導者から「学生にしかできないことがある」とよく言われました。 当時は、「そんな事があるわけない。学生はできないことばかり」と思っていましたが、看護師として働くと、様々な業務に追われて、 患者さん一人ひとりの要望に答える時間がないことが多々あります。学生時代は受け持ちの患者さんはひとり。 学生にしかできない援助や、患者さんとの時間の使い方があったのではないかと、今になって思います。
後輩の皆さんにメッセージをお願いします。
今日の努力は、明日の自分を作ります。努力は裏切らないということを特に伝えたいです。 ふくたんにはAD制度というものがあり、授業の相談から人生の相談まで、親身になって聞いていくれる先生がいます。 研究室をたくさん訪ねると良いと思います。
中田 伶奈 さん
介護福祉専攻
平成21年度卒業
現在のお仕事はいかがですか?
とても楽しいです。病院なので看護師さんとの関わりもありますし、医療・リハビリの知識を幅広く学ぶことができています。 患者さんから笑顔で「ありがとう」と声を掛けていただけたときには、「明日もがんばろう!」と元気が湧いてきます。
介護福祉士になろうと思ったきっかけを教えてください。
はじめは漠然と「人と関わる仕事がしたい」と考えていましたが、中学・高校と様々なボランティア活動を行うなかで、福祉の道に興味を抱くようになりました。 介護福祉士を選んだのは、祖父の認知症が発覚したことや、「介護職は利用者さん、患者さんに一番近い存在」というふくたんの先生の言葉が強く印象に残ったからです。
施設ではなく病院で介護福祉士として働くことについて教えてください。
施設勤務と比べ、看護・医療としての仕事が多く、介護の仕事は少ないかもしれません。 けれども、看護師さんと連携を密にとることができるので、とても心強く、安心して介護に集中できる良い環境です。
介護福祉士を目指す後輩にメッセージをお願いします。
2年間はあっという間に過ぎてしまいます。介護の知識・技術などふくたんで基本をしっかりと身につけ、 応用は現場にて少しずつ覚えていけばよいと思います。先生や仲間とコミュニケーションをたくさんとって、 2年間を満喫してください。
福田 春翔 さん
社会福祉専攻
平成23年度卒業
現在のお仕事はいかがですか?
「工房 風のたより」に異動して早や数年が経ちました。お菓子作りなど慣れないことが多くて大変ですが、利用者さんたちが優しく教えてくださるので楽しく働けています。
サポートという面では、障がいも個性もそれぞれ異なる皆さんが、どんな作業なら楽しくできるか、どうしたら作業がやりやすいかなど、課題はたくさんありますが、皆さんの能力を作業の中で見つけられた時はとても感動します。
ふくたんで得たことが活かされていると感じることはありますか?
福祉は「あったかいこと」が一番。ふくたんでは、知識や技術だけでなく、「あったかさ」を学べた気がします。
また、現場に入って思うことは、障がいの分野は、“横のつながり”が強く、多いこと。他の施設で働いている先輩や後輩と交流する機会も多くあります。 先生方は、地域での現場経験や太いパイプを様々なところに持っているので、分野を問わず色々な方とご縁、関係を作ることができています。 そんなところもふくたん生が長く活躍できるヒケツなのかもしれません。
これからの想い、目標をきかせてください。
職業を聞かれた際、「福祉職」と答えると大抵「介護?」と言われます。 「障がい」の分野はまだまだ認知度が低く、偏見もあり、なかなか思うように理解してもらえません。 もっと若い人にこの業界に入ってもらい、どんどん盛り上げていくことで「福祉職」という言葉を聞いた時に「障がい」の分野が一番にあがるようにしていきたいです。
また、スクーリングで精神保健福祉士の資格を取りたいと考えています。 その際は、ふくたんの卒業生をサポートする制度「ウカーロ」にお世話になろうと思います。