HAL名古屋の卒業生からの評判

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HAL名古屋の評判(卒業生)

卒業生の声

高橋 陸さん

ゲーム制作学科(現:ゲーム4年制学科 ゲーム制作コース)
2018年
プログラマー
株式会社セガ ゲームコンテンツ&サービス事業本部 第3事業部 勤務

この仕事の魅力・やりがい

現在、プログラマーとして、オンラインRPG『PSO2 ニュージェネシス』の開発に携わっています。入社以来、ゲーム内でも重要なアクションパートにおいて、プレイヤーやエネミー(敵キャラクター)の実装を担当しています。子どもの頃から慣れ親しんできたオンラインゲームで「遊ぶ側」から、「開発側」になることが夢でした。今、実際にその仕事に携わり、アップデートによって、毎週のようにユーザーに新しい体験を届けることができること。そして実装したコンテンツをユーザーと一緒に遊べることにやりがいを感じています。

学校で学んだこと・学生時代

HALでは、ゲーム制作の基礎から始まり、プロレベルの“こだわり”まで身につけることができました。特に、ゲーム会社と連携したプロジェクトで実際にゲーム制作を行えたことがとても大きな経験でした。マイルストーン毎にプロ目線での厳しいコメントをいただき、一緒にプロジェクトを進めていけたことは、今の仕事でもそのまま役立っています。この他にも、長期のインターンシップや就職指導、社会人としてのマナー教育まで、HALに用意されているカリキュラムやサポートを最大限に活用し、技術力だけではなく、プロの現場でも通用する「実践力」が身につきました。

この分野・仕事を選んだきっかけ

色々な人と繋がることができるオンラインゲームが好きで、子どもの頃から遊んでいました。そこから好きなことを仕事にしたい、自分と同じようにオンラインゲームが好きな人に良いゲームを提供したいと思うようになり、今の仕事を志望。ゲーム制作を学べる学校を比べたときHALにはゲームの学科だけではなく、様々な学科があることに興味をもちました。実際、通常授業の他に、IT分野の科目をお得に受講できたのがよかったです。おかげで、国家資格「情報処理技術者試験」の上位資格「データベーススペシャリスト」も在学中に取得できました。ゲーム制作においてもデータベースは必要な知識なので、勉強できてよかったと実感しています。

桶狭間 ありささん

ミュージック学科
2015年
作曲家
『呪術廻戦』で世界でも話題に、音楽で作品の世界を広げる
子どもの頃からピアノを習うなど音楽に親しみ、自然に音楽の道を志すように。作曲を学ぶために、HALのミュージック学科に入学した。作曲のみならず、レコーディングなど音楽制作の基礎を修得。3年生の時に、ドラマや映画をはじめとする映像作品の世界観を音楽で広げたいと思い、劇伴作曲家を志す。
卒業後は、劇伴作曲家のアシスタントを約6年経験し、劇伴作曲家としての基礎を身につける。現在はフリーランスとして、株式会社ホリプロなど数社と業務提携。
人気アニメ「呪術廻戦」「劇場版呪術廻戦0」の劇伴音楽の作曲をはじめ、様々なアニメ・実写作品に携わる。劇伴を担当したアニメ作品が今後続々と公開予定。

この仕事や研究の魅力・やりがい

作品の世界に合わせて音楽のジャンルや楽器を選択し、だんだん狭めていく作曲スタイルをとっています。私は好奇心が旺盛なので、色々なジャンルを聴き、新しいソフトはすぐに試すタイプです。様々なものに積極的に触れることが、引き出しの多さにつながっていると感じています。
作曲における一番のこだわりは、いかに作品の世界観を広げられるかです。「呪術廻戦」であれば、かっこよさはもちろん、作品全体に漂う不穏さも表現するよう意識。少し暗めの音を使うなど工夫しました。独特で荒々しいタッチの絵が持つ魅力を音に落とし込めるよう作曲しています。SNSを通して、海外のファンの方からも良い反応をいただけて嬉しかったです。

学校で学んだこと・学生時代

ピアノを習うなど、幼いころから音楽が身近だったので、自然な流れで音楽関係の仕事を目指すようになりました。一番興味があった作曲を学ぶため、HALに入学。レコーディングやゲームの効果音の作成など、他の学校の作曲コースにはない授業があるのが魅力でした。特にレコーディングの授業は作曲家としてお願いする立場になった今、具体的な提案ができるので役立っています。
劇伴作曲家になると決めたのは、3年生の頃です。進路に悩んでいた時に、色々な映画やドラマを見て感動し、音楽を通して世界観を表現したいと考えたんです。なかでも印象的だったのは「図書館戦争」という映画。物語のクライマックスを音楽がグッと引き立てていて、すごく心を動かされました。

この分野・仕事を選んだきっかけ

HALを卒業した後は、劇伴作曲家のアシスタントとして修行しました。アシスタント時代は、業界のことを一から学べ、全てが勉強でした。50以上の作品に参加し、作品の世界にあった表現を学んでいきました。
その後、思い切ってフリーランスとして活動を開始。日本ではフリーランスの劇伴作曲家は珍しいのですが、海外ではエージェント制度が一般的です。私のように業務提携で仕事をしている人が多く、もしかしたら将来的には日本でも一般的になっていくかもしれないと考えました。

これからかなえたい夢・目標

不安定な面もあるフリーランスだからこそ、目の前にある仕事の質をできるだけ高めるようにしています。リテイクがあった時には、クライアントの要望を再確認し、何が求められているのかを考え、より作品に合った曲になるよう意識していますね。そうした積み重ねが、次の仕事につながっているのだと思います。
今の目標は、毎クール1本、担当した作品がオンエアされるよう、コンスタントに仕事をすること。ひとつ1つの作品をしっかり仕上げ、その積み重ねでステップアップを目指しています。今はアニメ作品に携わる機会が多いですが、ドラマや映画といった実写の劇伴もどんどん手掛けていきたいですね。