森住 康弘
薬剤師
東海大学医学部付属病院
薬剤師
東海大学医学部付属病院
私は5歳の時、抗がん剤による治療を経験しました。その苦しみは、今でも鮮明に覚えています。自身の経験から、「病気で苦しんでいる患者さんを支える存在」としての薬剤師を目指すように。現在は大学病院の調剤室で、内服薬に関する調剤・監査等を行っています。同じ疾患でも、患者さんの状態に合わせて薬を調整する場面が多々あります。このような場面 で、「病態を理解し、薬理へつなげる」考え方が、薬効のスムーズな理解に役立っています。薬剤師には臨床的な知識と、状況に合わせた応用力が必須。その道のりは険しいものです。困難に直面したときは「なぜ薬剤師を目指したいと思ったのか」という原点に立ち 返ってみてください。その強い気持ちをモチ ベーションにすれば、困難も乗り越えられるはずです。