看護職は患者さんの診療や治療の補助を行ったり、病気やケガなどで不自由な生活を送る患者さんに対して、日常生活の援助を行ったりして回復を助けます。
看護学科では、医療現場の多様なニーズに対応できる看護職の育成をめざし、徹底した「基礎教育」に力を注いでいます。教育経験だけではなく、医療機関はもちろん、福祉施設・行政など現場での豊かな経験を持つ教員陣による講義に加え、連携病院の医師・看護師を招いて、現場で生きる講義をリレー形式で実施するなど、常に実践を意識した教育を行っています。
また、患者さんや生死についてなどヒューマンケアの基本である「人」についての深い学びが多岐にわたり、看護職に不可欠な倫理観や人間性を磨いていきます。
看護学は「実践の学問」と言われ、その学びは学内だけではなく、医療・福祉施設、地域社会の中で行われます。本学科の実習先病院の多くは病床数400床以上の基幹病院となっており、大阪急性期・総合医療センター、大阪公立大学医学部附属病院、阪和記念病院など、大阪府内を中心に確保しています。
【看護学科】WEBキャンパスツアー動画
【看護学科】授業潜入レポート
ここがポイント
●学科の枠を超えて学ぶ“チーム医療”
複数の医療系学科がそろう本学では、医療系総合大学だからこそできる、多学科の学生とともに“チーム医療”を学び合う環境が整っています。「チーム医療見学実習」や、多学科合同で「ケースカンファレンス(症例検討会)」を行う「IPW論」の科目を設置し、チーム医療を学びます。これにより、チーム医療全体の中で、看護職の役割を確認できるだけでなく、多職種を理解した人材を養成します。
就職・進路
●安心の就職サポート
本学では、さまざまなサポート体制と個別面談による就職指導を行っています。
就職支援の基本方針は、それぞれの学生の個性と就職志望先に即した就職指導、それに基づく医療系の施設・機関の就職先開拓、および就職斡旋です。
学生には、専門技術とともに社会人に必要な知識を教育することで、現代社会に対応できる「医療者」としての資質を養成。
卒業後は円滑にキャリアをスタートさせ、医療業界をはじめ、さまざまな分野で力を発揮できるよう、多面的で持続可能な支援体制を整えています。
【過去3年間の主な就職実績】(2022年~2024年3月卒業生)
大阪急性期・総合医療センター、大阪市立総合医療センター、大阪母子医療センター、国立循環器病センター、堺市立総合医療センター、大阪公立大学医学部附属病院、関西医科大学附属病院、日本生命病院、JR大阪鉄道病院、大阪府済生会千里病院、兵庫県立尼崎総合医療センター、兵庫県立子ども病院、奈良県立医科大学附属病院、京都府立医科大学附属病院、保健師(大阪市、東大阪市) ほか
学べる学問
目標とする資格
●7年連続100%の快挙!高い合格率を誇る国家試験結果
国家試験に必要な学力はもちろん、医療者としての豊かな力を育成するために1年次から実践的な内容を取り入れ、総合力を養成していきます。
また、自分の学力を客観的に把握するために模擬試験なども実施。試験結果の分析から個人面談や対策講座を行い、学修支援センターと協力して一人ひとりの目標や学修進度に応じたサポートを行っています。
そのため2024年3月卒業生の結果だけでなく、過去数年間にわたっても高い合格率を誇っています。特に看護師国家試験では、西日本の私立大学で唯一、7年連続合格率100%を達成しています。
・看護師〈国〉2024年3月卒業生 国家試験合格率 100%(受験者80名、合格者80名)※全国平均87.8%
・看護師〈国〉過去7年間の平均合格率 100%(受験者580名、合格者580名)※全国平均90.0%
・保健師〈国〉2024年3月卒業生 国家試験合格率 100%(受験者10名、合格者10名)※全国平均95.7%
・保健師〈国〉過去5年間の平均合格率 97.8%(受験者46名、合格者45名)※全国平均92.9%
取得可能な資格
●取得可能な資格・免許
本学では看護師に加え、選考制により保健師や養護教諭一種免許状を取得することができます。
また、助産学専攻科(1年課程)に進学することによって、「助産師」の国家資格も取得可能です。