■大自然、生産現場に学ぶ
北海道の豊かな環境に身を置き、農学、畜産学、生態学、生命科学などを総合的に学びます。研究フィールドは広大な自然と現実の生産現場。大学のみならず、森や牧場・畑までもがキャンパスです。森林や湿原で行う実習を通じて生態系の仕組みを探究し、保全・再生策を模索します。実績として、エゾシカの生態データや千羽を超えるエミュー飼育の発展など、本学科にしかない研究成果が多くあります。
■生産者や地域の人も先生になる
農業生産、畜産、環境保全への携わりを志向する学生にとって、学びの可能性は無限に広がります。農業者や地域住民との協働作業も多く、そうした交流から得られる知識も研究を進める上で大きな役割を果たします。地域振興や環境保全を実行するために必要な行動力や独立心を養うことで、卒業後リーダーとして事業や活動をけん引することができる力を身につけることができるでしょう。
ここがポイント
■網走寒冷地農場
営農・教育・研究三位一体の実学主義を具現化
北海道網走市音根内の約21haの地で他の大学農場にはみられない農場運営方式を導入。地元営農集団組織の一員として、農業機械・施設の共同所有・利用、生産物販売等の共同経営を行う。農場は、実習場であると同時に地域に生じる生産現場の課題を解決するための、産官学連携の試験・研究場としての役割も果たしている。
学費について
初年度納付金:1,538,800円 入学金270,000円を含む
就職・進路
【主な進路先】
[農林・畜産関連企業]
日本ホワイトファーム、東京動物協会、日新丸紅飼料、丹波屋、日本中央競馬会、トキタ種苗、丸玉木材、ヤンマーアグリジャパン、北海道クボタ、井関農機、ヤマタネ、トップファーム
[食品関連企業]
日清食品、伊藤園、日本食研ホールディングス、マルハニチロ、ニチレイフーズ、横浜丸中青果、山崎製パン、ユーシーシーフードサービスシステムズ、ミツハシ、筑波乳業、北海道糖業、満天屋ストア、雪国まいたけ、石屋製菓、ヤクルト、理研ビタミン、グルメデリカ
[医療]
生殖医療機関(ファティリティクリニック東京、神戸ARTレディスクリニックなど)
[環境コンサルタント、環境・保全NPO]
建設環境研究所、サロベツ・エコ・ネットワーク、環境テクニカルサービス、特種東海フォレスト
[公務員・教員]
北海道庁・普及職員(農業)、林業職(北海道庁、青森県庁、群馬県庁、秩父市)、福島県庁、警視庁、南相馬市役所、八丈町役場、埼玉県羽生実業高等学校、静岡県立磐田農業高等学校
[農協・団体]
全国農業協同組合連合会、全国酪農業協同組合連合会、ホクレン農業協同組合連合会、各農業協同組合(JAオホーツク網走、JAしれとこ斜里など)、農畜産業振興機構、北海道立総合研究機構
[その他の企業]
京葉銀行、農林中央金庫、東日本旅客鉄道、ツムラ、コメリ、DCMホールディングス、星野リゾート