2007年卒業
市立函館病院 医局中央医療技術部 臨床工学科
現在の仕事内容を教えてください。
幅広く臨床業務ができ、地元にあるという理由から当院を選択し、臨床工学技士として勤務しています。就職してから最初の2年間は透析業務を担当しました。その後、集中治療室業務、人工心肺業務をそれぞれ2年ずつ経験し、現在は手術室機器管理業務を担当しています。医療機器を通じて医師や看護師、理学療法士、診療放射線技師など多くの職種の方々とコミュニケーションを取りながら、患者さんの治療・救命にあたることに大きなやりがいを感じています。
この大学で学んでよかったことは?
早朝から資格取得を後押しするカリキュラムがあったり、教授陣の手厚いサポートが受けられたり、安心して学べる環境があったのは、将来の目標を達成する上で、本当に心強かったと思います。勉学と就職活動を両立することができたので、研究にも集中することができました。特に、卒業研究で医療機器に関する学会発表ができたことは、今でも大きな財産です。アメリカの医療現場を視察する研修プログラムもよい経験になりました。
学生時代の学びで役に立っていることは??
臨床工学技士はもちろん、その他にも資格取得のために勉強を重ねる中でたくさんの発見があり、今につながっていると思います。例えば、情報技術関連の資格である初級システムアドミニストレータ試験(現 ITパスポート試験)で培った知識が、現在のパソコン業務に直結していたり、ホームヘルパー2級の資格取得に向けて、介護する側とされる側の双方の気持ちを学んだことも現場で役に立っています。
これからの目標を教えてください。
現在は手術室に勤務しているため、手術医学会で発表することが目標です。また、緊急の呼び出し業務もある中で、人員が不足していることから、後輩の指導に力を入れ、少しでもみんなにとって働きやすい環境を築けるようにしていくことも大きな目標です。現在の医療現場では、精密機器が欠かせません。臨床工学技士の資格が取得できる、研究もできる本学はとても魅力的な大学だと思います。