レジュメ
レジュメとは
レジュメとは、フランス語の「resume」が語源の要旨・要約・概要という意味の言葉。レジメとも言う。ビジネスでは履歴書や経歴書の意味で使用されることもあるが、大学や研究機関においては講義・論文・研究発表の場で配布用に発表内容をまとめ、紙に印刷したものをレジュメと呼ぶ。教員が講義内容の要点をまとめ、わかりやすく説明するために学生に配布したり、ホームページ上で公開、ダウンロードできるようにしていたり、学生がゼミなどで自身の研究発表の際に補助手段として配布する目的で作成される。ハンドアウトと呼ばれることも。
レジュメの目的
・口頭の説明だけでは聴き逃しがちな重要なポイントやキーワード等を視覚的に補う
・発表/講義の全体の流れを見えやすくする
・グラフや図などの詳細な情報を資料として提示する
レジュメは聴取者が内容をより理解できるようにするための手段の一つであり、簡潔かつ客観的にわかりやすく伝える工夫が必要である。
レジュメ作成時の注意
聴取者が発表内容についての知識がある場合(同じ参考文献を読んでいる等)と聴取者が発表内容についての知識がほとんどない場合(ゼミ等で個人の研究発表を行う)では必要な情報量も違っているため、発表の場に合わせて必要な情報を含んだレジュメを用意する必要がある。
<記載内容>
■演習などの科目名、日付、発表テーマ、報告者名
■発表の構成や要点
■説明の流れに沿った項目
■資料・データ
■参考にした文献の目録
レジュメの形式は所属するゼミや学部、専門分野によって適切なスタイルがあるため、その形式に沿ったレジュメを作成することが望ましい。入学時やゼミの初回でレジュメの作成方法について説明がある場合もある。