フィールドワーク
フィールドワークとは
フィールドワークとは「現地調査」「野外調査」を意味し、通常大教室・講義室(デスク)等で行われる講義とは異なり、学科や研究室を問わず、キャンパス外の現場(フィールド)で行う調査や聞き取り活動などのリサーチの手法のこと。キャンパスではわからない研究対象の現場(フィールド)を訪れることで、本や講義では学ぶことの出来ない生の情報を直接集めることができる。
大学におけるフィールドワーク
フィールドワークは野外での調査活動を中心とした、体験学習型の授業として位置づけられる。自分の目で見て現場の情報を収集し、学び、考えることが大切な文化人類学・社会系・地理学系や環境系の専攻で必修科目として実施されることが多い。フィールドスタディと呼ばれることもあり、春季や夏季の長期休暇を利用して国内・海外で数日間のフィールドワークを行うこともある。
フィールドワークで養われる力
◆コミュニケーション能力
◆問題発見能力
◆現地調査・判断能力
◆資料・情報収集力
◆情報分析・集約・発信力
フィールドワークでは、学生が自分たちでテーマ・課題を見つけ、事前に学習したうえで調査の企画立案を行う。現場の聞き取りや調査で得た生の情報を学問的知見に照らし合わせ、プレゼンやレポートなどでまとめて報告を行うため、現地の方との対話・聞き取りを通してコミュニケーション能力、現地の調査能力、情報の分析・発信する力を養うことができる。