ティーチング・アシスタント(TA)

ティーチング・アシスタント(TA)

ティーチング・アシスタントとは、大学などで担当教員の授業の補助や運営支援を行う学生のことをいう。大学院生であることが多く、ティーチング・アシスタントの主な業務としては、講習の際などに生徒からの個別の質問に応じることや、レポートの採点があげられる。通称TAとも呼ばれる。

日本における大学院生のティーチング・アシスタントは、アルバイトの一環として行われる場合もある。尚、欧米などはティーチング・アシスタントをすることによって、授業料全額免除などの支援を受けられることも多い。また、学生が担当教員の代わりに教壇に立ち、授業を行うこともある。

また、ヨーロッパではもともと授業料がほぼ無料のところも多い。アメリカにおいては大学院生を経済的に支援する制度であり、業務をおこなう必要はなかったが、仕事の対価として授業料免除という制度に置き換わった。同じような職位では、実質的にやることはほとんど普通の院生と変わらず、研究のみ業務を行う「リサーチアシスタント」(通称RA)や、レポートの採点などのみ業務を行う「グレーディング」がある大学院もある。

ティーチング・アシスタント制度の目的

ティーチング・アシスタント制度の目的として、優秀な大学院学生に対し、教育補助業務を行わせることによって、教育における細やかな点にも行き届いた指導の実現と授業の改善、向上がある。さらに将来教員や研究者になるためのトレーニングの場として提供し、これに対しての手当の支給にて大学院学生の処遇の改善の一助とすることある。大学院生はティーチング・アシスタントの経験を通して、自らの教育力を高めることで、自身のキャリア向上にも繋がる。

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