セメスター制
学びのスタイルを自由に設計できる
セメスター制とは、従来の通年授業による学年制度とは異なり、半年を1セメスター(学期)としてカリキュラム・授業が完結し、単位を修得する仕組みのこと。
2期制(にきせい)、前後期制(ぜんこうきせい)とも言われることもあるが、セメスター制と2学期制では厳密には制度に違いがある。
しかし、日本では意義が曖昧になっており、同じ意味ととらえられている。
諸外国の大学では導入されているところがほとんどであり、近年は日本でもセメスター制を採用する大学が増えている。
通年で開講されていた週1回の授業は、セメスター制のもとでは半年間、週2回の授業になり、短期集中で効果的な学習が期待できる。
期間
1年のうち春学期(4~9月)、秋学期(10~3月)で区切られていることが多い。
大学4年間は合計8つのセメスターで構成される。
メリット
●学生の科目選択・履修計画を見直す機会が増え、選択授業の自由度が増す
●科目履修登録でミスマッチ(途中で興味や関心が変化)があった場合、次の半年間でキャリア形成の方向修正が可能になる
●セメスター制は欧米の大学スタイルと同様のため、海外留学が実現しやすい
(大学によっては、留学先で習得した単位を卒業要件単位として認定する場合もある)
●希望の授業の開講時間が重複しても、セメスターをずらして履修するチャンスが増える
●他大学との単位互換制度や交流を円滑にしやすい
クォータ制
セメスター制が主流になってきた一方で、最近では1年間を4学期に分け、セメスター制と同様、学期ごとに科目が完結するクォータ制を導入する大学が増え始め、注目を浴びている。
5/22更新
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