コンシェルジュ
(2013.07.30UP)
ホテルの設備についての説明から、周辺の観光案内、食事や交通機関の予約、手紙の代筆まで執り行うコンシェルジュ。接客の仕事だけにとどまらず、宿泊客にとっての秘書のような役割とも言えます。
●テーマに合わせてシナリオづくり
ハラハラドキドキのサスペンスドラマ、話題の人気俳優が顔を揃えたラブストーリーやアクションドラマ。これらさまざまなジャンルのストーリーをつくっているのが脚本家(シナリオライター)です。会議で何度も手直しされた企画書をもとに、場面設定や登場人物のセリフを作成していくのです。連続ドラマの場合、プロットが完成すれば、放映されるシーンの順番どおりに並びかえられ、ストーリーの内容を分かりやすくします。午後8時から11時台のプライムタイムといわれる時間帯のドラマはほとんど実績のあるメインライターが担当しますが、深夜枠のドラマや一話完結の単発ドラマに新人のライターが起用されるケースもあります。そこで評判が良ければ、プライムタイムのドラマに抜擢されることもあります。シナリオはドラマが始まる前に出来上がっているのが条件なのですが、出演者の思わぬ事故や事件、スポンサーの要望などによって突然の書き直しをしなくてはいけない場合もあるのです。実際にドラマが始まっても、出演者サイドのスケジュールの都合で突然どこかに転勤させたり、不意の事故で死ぬ設定にしてしまったりと、それはそれで大変な作業なのです。とにかく忍耐力と根性が必要とされる仕事といえるでしょう。
●CHECK POINT!
1本当たれば高収入 時代を読んで作品づくり脚本家には、ドラマをヒットさせなければ一流とは言われず、失敗すればどこからも二度とお呼びが掛からなくなることも。そのかわり1本でも大ヒットすれば、基本の脚本料以外に原作本やビデオの印税、再放送料などが入ります。その後にも何本もヒットが続けば、年収も大幅にアップするでしょう。しかし、現在、売れっ子と呼ばれるライターはほんの一握り。それだけ競争の激しい世界なのです。ここ最近は、出演者に人気アイドルを起用しても必ずしも高視聴率に結びつくとは限らなくなりました。やはり重要なのは脚本であるといえるでしょう。
【番組制作者との打ち合わせ】
プロデューサーを始めとする番組制作担当者と打ち合わせ。ストーリーの軸や時代背景、主人公や登場人物などの設定を考えます。
【企画】
連続ドラマの場合は、大体は番組の担当プロデューサーが企画書を創ってくれますが、脚本家が考えることもあります。
【ミーティング】
企画書を何度も練り直し、設定、シチュエーションなどを決めます。またどんな視聴者をターゲットにするか、どの時間帯に放映するかを確定します。
脚本を立ち上げる
企画が通ったあとが、脚本づくりの本格的なスタートです。しっかりとした人物設定とプロットを決めて、台本に肉付けしていくのです。
テレビの放送スタート当初は、プロのライターはまだいなく映画や舞台の台本を書いていた人に頼んでいました。テレビが本格的に家庭の娯楽となった頃には、本格的にプロとして通用する脚本家を育成するようになったのです。ドラマの世界も時代劇からホームドラマ、必ず当たるといわれる刑事もの、医療ものなど、多くの題材にあふれています。連続ドラマのほとんどはワンクールと呼ばれる3ヶ月単位のもの、2時間ドラマも単発のものもあれば、シリーズ化されているものもありと様々です。ここ最近は、女性の脚本家の活躍が目覚ましく、いずれの番組も高視聴率をキープしているようです。多チャンネル時代の到来により、脚本家としての人材も増えることでしょう。
【平均収入】
経験と実績によりますが、現在NHK、民放連と取り決めた脚本の最低料金は、テレビドラマ30分ものでNHK475,000円、民放163,000円です。
【勤務時間】
2~3日は徹夜も当たり前という世界ですから特に作業時間は決まっていません。番組放送に合わせてスケジュールをチェックすればOKです。
【必要資格】
資格は特にありません。独自のアイデアと想像力を生かして良い作品を書いてください。
ホテルの設備についての説明から、周辺の観光案内、食事や交通機関の予約、手紙の代筆まで執り行うコンシェルジュ。接客の仕事だけにとどまらず、宿泊客にとっての秘書のような役割とも言えます。
ホテルの玄関ロビーのカウンターにおいて、ホテルを利用するお客様に最初に接し、宿泊の手続きから、部屋の手配、宿泊中の手紙や伝言の受付、観光の案内、宿泊料の収受など、お客様に対する窓口となっている仕事です。あ
編集者の仕事は、多くの人手が携わる編集作業において個性豊かなスタッフをとりまとめる、コーディネーターの役割なのです。従来は編集者自らが執筆する機会も多かったのですが、近年では文章を書かないケースも見受けられるようになってきました。
カメラマンは、広告・宣伝用の作品を専門的に撮る広告カメラマンと、報道や記録を主として撮る報道カメラマンとに大きく分類されます。その対象物は人物・商品・自然・風景などさまざまです。
雑誌ライターの場合、出版社に所属しているかフリーランスか、どちらかの立場が一般的。依頼を受けて記事を制作するという仕事ですが、取材を行うことも多くあります。
マンガのジャンルは多岐にわたり、現代劇から時代劇、まじめなものからギャグ、ホラーなど題材も様々です。マンガ制作は雑誌などの担当編集者が「こういうテーマで描いてくれ」という依頼がない限り、各マンガ家の自由な発想で選べるのです。
今まではアニメーション作家と呼ばれていたジャンルの職業です。あらゆるシチュエーションでアニメが必要とされる現代においては、『作家』よりも「クリエイター」という表現の方が良いということで、アニメクリエイターとなったのです。
声優はその名の通り、声によって俳優のように演技をする職業です。テレビや映画の主人公や登場人物に合わせて、アニメなら声を加えて、外国映画なら日本語に声の吹き替えをします。
テレビディレクターは実質的な番組制作の責任者であり、指揮者の役割をする仕事です。制作現場で、カメラマン・音響。照明・ビデオエンジニアなどさまざまな専門スタッフを指揮しながら、プロデューサーが意図する企画や方向性、放送作家が書いた台本に沿った番組作りをしていきます。
音楽業界は華やかなイメージがありますが、CDという商品の制作・卸しという意味では、アート感覚よりもメーカー的性格が強いレコード会社。生産したCDをいかに多く販売するかが主な業務になります。
コンサートホールなどイベント会場で音を追求するのが仕事です。規模の大きいイベントの場合、チーフオペレーター・サブオペレーター・アシスタントなどでチーム構成し、音づくりを行います。
ゲームや映画、ドラマなどに流れる音楽や効果音を創り出す、サウンドクリエイターの仕事は大きく分けて2つあります。ひとつは、作曲家がつくった曲のデータを楽譜コンバータを使って、プラットホーム用のデータに変換することです。もうひとつは、効果音を作成することです。生の音にコンピューターやシンセサイザーで電気...
CDをリリースする場合などに、総合的な指揮をとるのが音楽プロデューサーの仕事です。企画プランニングの段階はもちろん、資金や人材管理といったマネジメント部分の責任者でもあり、クリエイティブな制作部分では各パートの連携を円滑に進める、極めて重要な役割。