会計士「進学ナビ職業図鑑」シリーズ

会計士になるには、大学の法学部、経済学部、商学部、経営学部、あるいは、短大や専門学校の同様の系統の学科で学ぶという進路が有利です。第2次試験に合格すると、「会計士補」という称号が与えられ、会計士の卵として、会計補助を行うことができます。
企業経営に関わる専門家には、会計士のほか、税理士、中小企業診断士、MBA(経営学修士)、各種コンサルタント等があります。会計士をはじめ、これらの職業は、社会的にも重要な立場にあり、高度で専門的な知識や能力を必要とします。

もともとは理系でしたが、会計士は、多くの人に出会い、広い知識をつけられると思って、この仕事を選びました。法律や規則がどんどん変化しますから、最新の情報をキャッチすることが一番難しいです。会計士は男女の区別なく仕事はやりやすい職業だと思います。

クライアントから感謝されるときに一番充実感が持てます。また、会計士という肩書きのおかげで、プライドを持って仕事ができるのも嬉しいことです。私は計算が苦手なのですが、会計士として大切なのは、論理性と考え方だと思っています。

国際会計士連盟の活動に参加すると、外国企業など、いろいろな意見の交換ができます。外国のアイデアや企業運営の仕方は、大変参考になります。会計士は、細かい計算を追い求めるのではなく、むしろ全体的なチェックをすることが任務だと思っています。