進学先の選び方「栄養士」
(2017.06.15UP)
なりたい職業で比較する進学先の選び方「栄養士の場合」
●朝一番、動物舎の掃除から
動物園飼育係の仕事は、動物園の動物を愛情をもって世話をします。一般的には数人でグループを作り、交代で勤務します。
飼育係は、朝一番に動物舎の掃除から仕事が始まります。掃除をしながら餌の食べ残しや糞の状態をチェックすることによって、動物の健康状態を確認します。
●動物の小さな変化もチェック
餌作りは、動物の習性によって食べ方が異なるため、餌の中身や量、与える時間などを調整します。特に、食べた餌の量が動物の健康のバロメーターになるため、小さな変化も見逃さずにチェックします。
異変に気がついたら、素早く対応しなければなりません。動物によっては、夜間に記録したビデオを見て行動に異常がないかを観察します。
飼育係は1日の終わりに飼育日誌を付けますが、そこに餌の量や体調の変化、機嫌の善し悪しなどを記録します。
飼育係の愛情は動物にも伝わりますが、時には危険をともなうことも忘れてはならないでしょう。
動物園飼育係になるには、特に資格は問われません。公営も民営も飼育係の定期的採用は少なく、欠員募集で採用されることがほとんどです。
採用は、技術者系と技能労務系の形態があります。技術者系は高校卒、大学卒で採用されます。技能労務系は、学歴は問われません。単純労働として採用され、一定年限の経験を経た後、技術者として処遇されることになります。
公営の採用に関しては、その地方自治体の人事部が技術系の採用試験を行います。それには、地方公務員採用試験の場合と、別途に公募して試験を行う場合とがあります。
飼育係に求められる絶対条件は“動物好きであること”です。しかし、動物園の動物はペットではありません。単なる動物好きでは、動物園の飼育係は務まりません。
かつては、重労働や夜間作業、宿直制度があったため、男性の飼育係がほとんどでした。近年、これらの悪条件は改善されてきましたが、肉体的頑健さは多少なりとも必要です。
何より動物に愛情をもって接し、糞尿の世話なども積極的にできることが求められます。
今日、地球の温暖化・環境汚染が進み、ある種の野生動物は絶滅の危機にさらされてます。
飼育係には、このような生物界の現状を正しく把握し、動物の種の保存に対して敏感であることが必要です。
小さい頃から動物には人一倍興味があり、動物園にもたびたび行きました。
高校の頃に動物園で実習できる機会に恵まれ、サークルでも動物研究会に入って、そこで野生動物などを観察しました。
就職して観察が大事なことを知りました。動物にはそれぞれ日々新しい発見があります。
最初の頃、朝も早いし帰りも遅く、肉体的にもハードでどうしてこんな仕事を、と思いました。
しかし、その時期を過ぎると担当の動物は家族同然で、生命を預かっているという責任感が湧いてきます。
動物の家族を増やす時期には長期的な視野に立ち、エサなども前年から気をつかいます。
ただ動物が好き、という人にこの仕事は不向きです。飼育係はチームを組んで仕事をしますから、人との協調性が大事です。
相手の動物は毎日毎日が違います。係は情報の交換を密にして飼育に当たります。
また、自分自身の健康管理も大変重要です。動物にも同僚にも迷惑をかけないためにも。
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