「進学ナビ職業図鑑」シリーズ
CADオペレーター(2013.08.29UP)

どんな仕事?

●CADって何?
CAD(キャド)とは、Computer Aided Designの略名で、コンピュータを使って建築・機械部品などの設計や、製図を行うシステムのことです。CADオペレーターは、コンピュータでCADソフトを使って建築・機械関連の製図をします。
CADは、設計したものを3次元CGで再現することもできます。画面の中で数値に基づく正確な3次元模型を見ながら、デザインの改善点を検討します。CADは建設業界での需要が最も高くなっていますが、ほかに家電メーカー、自動車業界、航空機業界などでも需要が高く、CADオペレーターの活躍の場はますます広がっています。
また、熟練者になれば、インストラクターとしての道も開けています。

CADオペレーターの役割

【コンピュータを使ったデザイン(設計)】
コンピュータでCADソフトを使って建築・機械関連の製図をします。細やかな神経が求められ、根気強く作業を進めます。

【デザインの改善点の検討】
CADは、設計したものを3次元CGで再現できます。画面の中で数値に基づく正確な3次元模型を見ながら、デザインの改善点を検討します。

【設計部門と関連部門の情報交換】
CADシステムで設計し、コンピュータシュミレーションで製品テストした図面をデータベースとして、関連部門に活用してもらいます。

CADオペレーターになるには?
【資格を取得して即戦力に】
製図に関する知識がない人は、専門学校などでみっちり勉強するのが確実な道です。1~2年のカリキュラムで、製図の基礎知識やオペレーション技術、3次元立体図や感性予想図などの描き方までマスターできます。関連資格には、(社)日本パーソナルコンピュータソフトウェア協会のCAD利用技術者試験をはじめ、CAD実務キャリア認定制度、CADトレース技能審査、建築CAD検定試験などがあります。

CADオペレーターの現状・将来性

3D(3次元)デザインによるCADシステムの導入は、より幅広い分野で活用され、CADオペレーターの職域も広がっています。設計分野以外でも、商品パッケージの作成、アパレルのパターニング、靴やアクセサリーのデザイン等、様々な分野に活躍の場が広がっています。仕事の形態では、CADソフト価格のダウンで、パソコンがあれば自宅をベースにしたSOHOスタイルでの仕事が可能です。

お仕事DATA

【平均収入】
未経験者では月収20万円ぐらい。経験者では年収400万円ぐらい。

【勤務時間】
各企業により規定が異なります。パソコンとCADソフトがあれば、自宅での作業も可能です。

【必要資格】
関連資格として、CAD利用技術者試験、CAD実務キャリア認定制度などがあります。

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