建築士「進学ナビ職業図鑑」シリーズ

【建築物の設計、見積、積算、計画作成】
注文主の依頼を受け、建築物の調査打ち合わせ（用途、規模、デザイン、予算、工期、立地条件等）をし、建築物の設計を行います。

【建築工事の進行管理】
設計終了後、工事を請け負った建設業者が工事に取りかかります。建築士は工事が設計図通りに行われているか監理します。

【建築物の維持管理】
工事中、周辺に悪い影響を与えないように考慮します。また、工事を行う施設や作業方法を事前に検討し、仕事に携わる人々の監理もします。

建築士の就業先は建築士事務所、ハウスメーカーなどの専門企業のほか、地方公共団体、各種の公団などの公共機関など多方面にわたっています。今後の建築業界は、高齢化社会を見据えたバリアフリー住宅や、エネルギー問題を緩和するソーラーハウスなど、現代人の生活環境の変化に対応した家づくりも、より必要とされてきます。そのため、女性の豊かな感性が重視され、女性建築士も増える傾向です。

【平均収入】
未経験者では月収20万円程度。建築士等の有資格者は待遇や給与面で有利になります。

【勤務時間】
工期の制約や工事作業の進行具合により、勤務時間は不規則になりやすく、時間外勤務や休日労働も他の産業に比べて多いです。

【必要資格】
建築士（1級・2級・木造）の資格認定がありますが、それと併せて建築施工管理技士、建築設備士、インテリアプランナーなどの複数の資格を持つ人が多いです。