「進学ナビ職業図鑑」シリーズ
バイヤー(2013.08.28UP)

どんな仕事?

●バイヤーの実際
会社の方針・意向に沿って、ショップで販売するための商品を選び、メーカーや問屋から仕入れる仕事です。
バイヤーはショップに商品が並ぶ半年前から仕事が始まります。現場であるショップ・会社・そして独自に集めた情報などに基づき、これからのシーズンに向けた商品の品揃えについて計画を立てるのです。
半年先の流行を予測することも大切ですが、各ショップそれぞれの客層による売れ筋・顧客の好みにまで配慮した商品セレクトが求められます。そのため、売場担当者と日頃から意見交換することも重要に。
店長や販売員との関係が密であればあるほど、そのショップにとって強い(良く売れる)商品アイテムを揃えられる確率は高くなると言えるのです。
このようにバイヤーは、ただ流行を読んで商品を選ぶだけではなく、常にショップにおける商品の流れを把握しておく必要があります。
また、シーズンが近づいてくると、半年前の計画では充分でなかった点や不要な点をチェック。状況の変化にもいち早く対応し、時には決断を迫られることも。扱う商品によって売上が変わることも多く、責任あるポジションなのです。

●CHECK POINT!
【ライバル店に関する情報をキャッチするのも任務の一つ】
ライバル店の動向に注意することもバイヤーにとっては大事な仕事。
どんな目玉商品を用意しているのか、ライバル店の類似品の価格はどれくらいなのか、演出には何をコーディネイトするつもりかなど、ライバル店の動きを常にチェック。その上で取扱商品や揃えるカラーバリエーションを決断していくのです。
ファッションビルの場合、ターゲットの年代を揃えて、似たテイストのショップが多く入っているので、ショップ同志の競争は現場だけでなく、バイヤーにとっても激しいのです。

バイヤーの1日

【PM2:00】商品チェック
メーカーに行って商品をチェックします。午後はたいてい展示会やメーカーをまわることが多いです。

【PM5:00】入荷確認
明日の入荷状況を仕入れ先に確認します。売上によっては入荷量を追加することも。

【PM7:00】企画会議
オリジナル商品発表に向けて、デザイナーと打ち合わせ。時にはバイヤーとしての仕事だけでなく商品開発に携わることもあるのです。

バイヤーになるには?
【販売経験を積む】
アパレルメーカーに就職し、バイヤーとして配属されることを目指すわけですが、入社後はまず、販売を数年経験することになるでしょう。消費者に接することで、お客の購買意職やニーズを感じ取るという、バイヤーにとって必要な能力が身につくからです。仕入れ商品の品揃えや量など、現場を経験することで市場の動向をつかむための知識を修得することもできます。特に資格は必要ありませんが、売れ筋商品を見つける目と市場感覚、センスは重要です。情報収集や市場調査など地味な作業も多くありますが、自分が選び、買い付けた商品がヒットする喜びはバイヤーにしか味わえません。

バイヤーの現状・将来性

最近のショップは、一定の顧客から支持されるオリジナリティがないと、生き残りが難しくなっているのが現状。だからこそ、ショップ・ブランドのコンセプトやカラーを持ったセレクトショップが、不振にあえぐファッション業界において比較的業績を伸ばしているのです。消費者に支持される商品を多く取り揃え、売上に繋げられるのは、優秀なバイヤーがいるから。ニーズを把握するだけでなく、時にはショップ側から提案するくらいの勝負ができるバイヤーを、各メーカーは求めていると言えるでしょう。確かな情報収集力と市場の動向を見極める力、そして感性を磨くことが有能バイヤーの条件です。

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