「進学ナビ職業図鑑」シリーズ
スタイリスト(2013.08.28UP)

どんな仕事?

●スタイリストの実際
テレビドラマや映画、ポスターやグラビアなどの制作において、イメージに合った小道具類や衣装を調達。画面にあるすべての形や色彩の調和を図り演出する仕事です。まず、制作のコンセプトを十分確認・把握して、どのような衣装や小道具が必要であるかを決めていきます。この時、決められた予算内ですべての物を揃えるよう素早く頭の中で計算することが大切です。また、経費をできる限り安く抑えて、小道具・衣裳を調達することも大きな役割。雑誌の場合は、提供した店の名前を出すことによって無料で貸してもらえることが比較的多いのですが、コマーシャルの場合は、無料で借りられないことも。メーカーやショップから有料で借りるか、買い上げるか、または専門のレンタルショップで適当なものがあるかどうかを検討することになります。既製のものでイメージに合うものがない時には、特別注文したり、自ら手作りすることもあります。撮影が始まっても、カメラの位置やライティングの関係などで、よりよい状況・雰囲気をつくるため、小物を減らしてみたり、スカートの裾にひと工夫加えるなど臨機応変に対応することが要求されます。

スタイリストの仕事内容

【洋服や小物を揃える】
撮影のコンセプトに自分のイメージをプラス。企業の広報部などから商品をレンタルする段取りを整えます。

【貸出リストの作成】
ブランド・商品名・数量・返却期日などを一覧にしたリストをつくります。トラブルが起こった時に役立つので、欠かせない作業のひとつです。

【撮影当日】
撮影の合間にスタイリング。靴が借り物の場合は底張りをして汚れを防いだり、洋服のアイロンがけをしたりもします。

スタイリストになるには?
【実力と人脈がモノをいう】
資格や試験は必要ありませんが、スタイリストの専門学校で学ぶと良いでしょう。テレビ制作やマスコミ業界における知識を身に付けたり、企画力や創造力が養えます。スタイリストの世界は、フリーランスで活躍している人が多いのも特徴的。始めは広告プロダクションやテレビ局など企業と契約したり、有名なスタイリストのアシスタントとして修行を積んでから独立するのが一般的です。ここでどれだけ多くの人脈をつくるかが、今後フリーランスとして仕事する上で重要になると言えます。また、ハードな撮影スケジュールや重い荷物を運ぶことが多いため体力が必要という一面も。

スタイリストの現状・将来性

人気の高いファッション業界においても、特に花形職業として憧れの対象となるスタイリスト。ファッションに携わりながら、マスコミや芸能業界との関わりも深く、華やかに見えるからでしょう。しかし実際はハードで地道な仕事。使用商品の調達や返却の際には何キロにも及ぶ荷物を運ばなくてはなりませんし、フリーランスで活躍するにしても実力によって仕事量の違いに大きな差がでてくる厳しい世界なのです。反対に、人脈と経験・実力を持っていれば大きな成功を納める可能性もあります。競争の激しい中で生き残るには、しっかりとした「定評」を持たれることが必要です。

お仕事DATA

【平均収入】
契約や人によって大幅に違ってきます。

【勤務時間】
撮影スケジュールに左右されるため不規則です。深夜まで準備に追われたり撮影現場にいたりすることも。

【必要資格】
特にありませんが、カラーコーディネイター資格を取得するスタイリストが増えています。

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