HAL大阪の卒業生からの評判

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HAL大阪の評判(卒業生)

卒業生の声

一瀬 泰範さん

マルチメディア学科(現:ゲーム4年制学科 ゲーム企画コース)
1998年
ゲームディレクター
(株)カプコン勤務

この仕事の魅力・やりがい

カプコンの中で企画担当だった頃、『モンスターハンター ポータブル』について自分なりのプランを考え、企画書にまとめてプロデューサーに読んでもらったら、「じゃあ、おまえがディレクターをやれ」と。ですから、日本ゲーム大賞2006の特別賞をいただいた同作が、ディレクターとしてのデビュー作なのです。クリエイターとしての「勘」と、会社の方針とが、ちょうどいいタイミングで一致したわけですね。仕事って、人と人とのコミュニケーションじゃないかと思うんです。意見と意見がぶつかって、いいものができていく。このチームも、開発者同士はもちろんですが、営業管理部門などとも社内連携が素晴らしく、それが大きな魅力といえます。

学校で学んだこと・学生時代

高校3年の夏ごろから、漠然とゲーム関係の業界に進みたいと考えはじめました。それで大学受験から進路を変えて、専門学校を探し、HALに入学しました。HALは自由な感じで、学生と先生の距離が比較的近いところも良いと思いました。授業では、業界の第一線のプロを招いたスペシャルゼミの影響もかなり大きかったですね。現役クリエイターの講義を聞き、それまでは漠然と『面白いもの』としか捉えていなかったゲームについて、『なぜ面白いのか?』と考えられるようになりました。就職担当の先生が熱心にいろいろと相談にのってくださったのも良かったですね。学校へ通う最終目的は就職することだと思いますので。

これからかなえたい夢・目標

夢は、ユーザーが何年経っても熱く語れる作品を残すこと。『あのゲーム、面白かったな…』と言ってもらえる作品が創りたいです。僕自身、今でも熱く語れるゲームといえば、やはり子供の頃に遊んだゲームですから。その意味で『モンスターハンター』が、より多くのユーザーの方に楽しんでもらえたらいいなぁと思っています。ゲーム開発を学ぶ学生たちには、学生生活のうちに、たった一つでよいので、自分の『武器』となりえるものを持てるようになってくださいと言いたいです。絵でも音楽でも、映画の知識でもスポーツでも、なんでもよいです。それさえあれば、社会のどんな場に出ても、自分を十分表現することができると思います。

中村 貴英さん

CG映像学科(現・CG・デザイン・アニメ4年制学科 CG映像コース)
2014年

この仕事の魅力・やりがい

ロサンゼルスのLola VFXで、コンポジターとして働いています。コンポジターとは、CGや撮影データなどの素材を合成して、色調や解像度などを調整し、最終的な仕上げをする仕事です。DCコミックオリジナルでワーナーブラザーズ配給の「ブラックアダム」やDisney+で配信中の「オビ=ワン・ケノービ」など、アクション・SF・ファンタジーを中心にジャンルを問わず、これまで40作品以上に携わりました。

学校で学んだこと・学生時代

映像の仕事を目指すようになったそもそものきっかけは、子どもの頃にディズニー映画のファンタジーな世界に夢中になったことです。「ハリー・ポッター」や「トランスフォーマー」など色々な映画を観るうちに、VFXの存在を知り、空想の世界をリアルに表現する映像を自分でもつくりたいと思うように。映像制作はもちろん、数学が得意だったのでプログラミングも勉強したいと考え、両方学べるHALに入学を決めました。
在学中は、授業の課題通りにつくるだけではなく、プラスアルファの工夫をするようにしていましたね。あとは、映像制作中にリファレンスになる資料を集めたり、色々な映像を観て自分だったらどうつくるのか考えたりしていました。映像制作の仕事に明確な答えはありません。自分で徹底的に考えて映像をつくった経験は、今の仕事でもとても役立っています。また、リファレンスをたくさん集めることで、引き出しが増えました。

これからかなえたい夢・目標

僕の強みは、学生時代からリファレンスを多く収集する習慣をつけていたので、映像の不自然な部分にすぐ気づき修正できる点です。また、CG制作をしていた経験を活かし、他のコンポジターと比べて、幅広い解決策を提示できます。今後の目標は、みんなが想像もできないような映像をたくさんの人に届けることです。新しい技術がどんどん出てきているので、しっかり学び、クライアントや観客の期待を超えたものをつくりたいですね。