卒業レポート 2024 安価な航空運賃の仕組み
2025年2月20日更新日
皆さんこんにちは!2年の久野です。
私の卒業論文は「安価な航空運賃の仕組み」に焦点を当て作成しました。
皆さんは旅行などで飛行機を予約する際、航空運賃や航空会社のブランドイメージ、フライトの時間、手荷物の規定、機内サービスなど様々な判断要素がある中で何を一番重視して航空券を購入していますか?
「飛行機を予約する際に重視すること」を男女61名からアンケートを取った結果、44名もの方々が値段を重視して航空券を購入していることが分かりました。この結果よりお客様から需要のある安価な航空運賃で搭乗することができる方法を3つの異なる運賃の差から調査しました。
①LCC、MCC、FSCの差
まず一般的に安い航空会社といえばLCCが思い浮かびました。LCCというのは“Low Cost Carrier”の略であり格安航空会社を意味しています。効率化によって低い運航費用を実現し、サービスが簡素化されている航空会社のことを指します。

LCC、MCC、FSCでは実際にどれくらいの値段の差があるのか調べた結果、LCCがFSCと比べるとかなり安く乗れることが分かりました。
しかしながら値段の安さに応じて提供されるサービスがかなり異なるため、安さ重視の方でも次に重視している判断要素によってはMCCやFSCも選択肢に挙げられるだろうと考えました。
②早割りによる差
調査していくと同じ航空会社の同じ便で同じクラスであるのに予約する日によって値段が違うことに気づきました。FSCとMCCでは、早割額がありかなり格安で購入することが出来ると分かりました。LCCではもともと格安で航空券を販売しているため早期運賃を実施していませんでした。しかしLCCの最安値の運賃をFSCやMCCの早期価格を上回ることはほとんどないため早割額を利用してもやはり一番安く購入できるのはLCCです。また、FSCを利用したい場合には早割りを使いJALを利用することが本来の値段と比べて1番お得であると調査より分かりました。
③格安セールの利用による差
航空券の価格は年間を通して変動します。時期やフライトにもよりますが特に2月、6月、11月のタイミングで安くなる傾向があります。これらの月はホリデーシーズンが始まる前や終わった後の期間となります。航空券の需要が一時的に下がってしまうため、価格も下がりやすいのです。これらの時期には航空券の価格が下がる傾向があるため、計画的な旅行の場合はこのタイミングを狙って予約すると良いです。
一見利益が減ってしまうように見える格安セールを行う意図はお客様の需要に合わせた値段の設定にするためです。航空会社は今までの航空券の需要の統計を取っており、時期ごとの空席数を把握しています。その過去の記録を元にして少しでも多く売り切れるように、空席が出ないように安売りをすることで空席での利益の低下を防ぐことが出来るのです。
[まとめ]
安価な航空運賃の仕組みについて調査し、分析をしていく中で私たちが値段を重視した航空券を手に入れるためにはオフシーズンに旅行の計画を立てできるだけ早く航空券の予約をすることで早期割引を利用してMCCを利用する、またはギリギリの予約でも安く利用することのできるLCCを利用することで比較的安く手に入れることができると分かりました。今回の調査を経て航空会社の取り組みは幅広く、顧客のニーズに応えるために様々なサービスやセールを行っていることが分かりました。私たち顧客はこれからもこうした航空会社の取り組みを上手く活用することで顧客と航空会社の互恵関係を築いていくことができるでしょう🤝
以上が私の卒業レポートでした!
最後までお読みいただきありがとうございました✨️
4/12更新
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