関本 豊
調理師
明治記念館 洋食部
調理師
明治記念館 洋食部
何事にも積極的に取り組む姿勢が重要です。
「いい後輩になれ。」これは私が在学中に先生方から言われて一番印象に残っている言葉です。とは言っても、当時は正直意味を全然理解していませんでしたけどね(笑)。ただ、こうして実際に自分が料理人として現場に立ち、ようやくその意味が分かりつつあるんです。今の私が考える“いい後輩”の条件とは噛み砕いて言うと「よく気が利き」「自分から質問をしに行き」「常にやる気を持っている」人のこと。これは料理人の仕事に限ったことではないでしょうが、黙っていても教えてもらえる学生時代とは違い、自分から積極的に覚えにいかないといけないんだと思うんです。だからこそ、身の回りの些細なことにも気を配り、自分から聞きにいく姿勢が大事なんです。
私は入社してもうすぐ10年になりますが、毎日勉強の日々であることに何の変わりもありません。新しい知識を吸収することは料理人である自分にとって、とても楽しいことです。しかし、お客様からお金を頂いている以上、得た知識や技術はお客様の満足に繋げなくてはなりません。そのことが大変であり、自分の努力の源にもなっていますね。
「入学資格は食いしん坊である」こと。これって町調のキャッチコピーですよね。料理人を目指す皆さんに、これは必要なことだと思います。美味しいものを作るには、やはり美味しいものを食べないと。これは学生時代から心掛けておくべきです。皆さんも貴重な学生時代ですから、何事にも積極的に取り組む姿勢を持って過ごして下さい。