須河 篤志さん
2007年度卒業
まんが家
2007年度卒業
まんが家
考え抜いて生み出した作品が達成感や喜びを与えてくれます。
mdc卒業後、すぐに青年向けの月刊誌『コミックフラッパー』のコンペで佳作に入選、その後、編集部の担当者が付き、1年後には晴れて連載デビューをすることが出来ました。今日までの約10年間で、多くの単行本も出版され、現在は、Webの月間連載ものを手がけています。この仕事の大変なところは、なんといってもネーム制作と打合せです。連載が1本終わるたびに編集の方と1週間から10日くらいかけて念入りに打合せを行いますが、場所、設定、読みやすさ、せりふなど、読者がどういうものを求めているかを考え抜き、描いていきます。この作業は本当に難しくて大変ですが、この生みの苦しみを超えた先に、自分の描いたものが完成するという、安堵感や達成感が待っていますし、さらに読者の感想や、自分の本をたくさんの人が買ってくれたなどの大きな喜びが待っています。
この分野を選んだきっかけは?
小さい頃からモノ作りが好きでその中に絵を描くことも入っていました。小学校2年生の頃、友達からまんが家という仕事があることを知らされ、漠然ではありましたが、将来まんが家になるのかなと思っていました。高校に入学してから本格的に将来の進路を決めるにあたり、やはり小さい頃から思っていたまんが家を目指そうと決め、mdcに入学しました。
これからこの分野を目指す人へ
専門学校に入って、ただ漠然と勉強するといった受身の姿勢ではなく、まんがの勉強をしながら、例えば年に何回投稿しようという目標を立てる等、未来を見据えて具体的な目標を立てて、取り組んでいくことが大切であると思います。
5/17更新
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