レコーディングエンジニア/サウンドクリエイター・松本靖雄さん
88年度卒
レコーディングエンジニア・サウンドクリエイター
ZeeQ CO.,LTD.
88年度卒
レコーディングエンジニア・サウンドクリエイター
ZeeQ CO.,LTD.
【おもな仕事】櫻坂46『I want tomorrow to come』 乃木坂46『歩道橋』 日向坂46『絶対的第六感』 V from BTS - Slow Dancing / THE FIRST TAKE
目に見えない“音”が相手。だからこそ、面白い
松本さんがレコーディング業界への一歩を踏み出したきっかけは?
当時、学校で配られた就職希望調査票があって、私は“希望する勤務地”の欄に、いきなり“ソニー・ミュージックスタジオ”と書いたんです。ふつうは“東京都”とか地名を書く欄なんですけどね(笑)。でも、先生がそれを頭の片隅で覚えてくれていて、学校にソニー・ミュージックスタジオからアルバイトの求人があった際に、真っ先に私にそのアルバイトを紹介してくれたんです。それが業界に入ったきっかけです。
松本さんが現在手がけているお仕事は?
レコーディングの仕事といっても、実際にマイクを立てて歌や楽器の音を収録する“録り”、収録された複数音声をひとつのLR音源にまとめる“ミックス”、総仕上げとして楽曲の音量や音圧(聴き応え)を整える“マスタリング”などのさまざまな作業があります。近年、私はミックスとマスタリングを手がけることが多く、乃木坂46や櫻坂46、AKB48のほか、K-POPアーティストが中心です。
このお仕事の醍醐味は?
一流のアーティストと出会い、彼らの感性を目の当たりにしながら、音で会話ができること。目に見えない音で評価されるのがこの仕事で、なかなか評価が目に見えないけれどアーティスト本人やわかる人には確実に伝わっている、そこが面白い。レコーディングにチャレンジするなら、ぜひその奥深さを味わってください。