アニメプロデューサー・磯部真彩さん
07年卒
アニメプロデューサー
(株)プロダクション・アイジー
07年卒
アニメプロデューサー
(株)プロダクション・アイジー
アニメ『銀河英雄伝説 Die Neue These』 アニメ『黒子のバスケ』
“プロデューサーに向いている”という先生のひと言で道が開けた
アニメプロデューサーをめざしたキッカケは?
幼少期からずっとアニメ好き。最初はアニメーターをめざし東放学園に入学しましたが、画力が伸びず悩んでいて…。そんなとき先生から「人をまとめるのがうまいからプロデューサーに向いている」といわれ、アニメ制作に関わるにはそういう道もあるのか、と志望を“制作進行”に切りかえたんです。
プロデューサーとはどんな仕事なのですか?
たとえば現在担当している『銀河英雄伝説 Die Neue These』は、多くのスタッフが関わる大作です。制作スタッフの中にも田中芳樹先生の原作小説や30年前に制作されたアニメシリーズの熱いファンがたくさんいて、きっと、それぞれの方の『銀河英雄伝説』の解釈があると思います。多田俊介監督の解釈を重んじながらも、クリエイター個々人々の思いや得意分野をうまく組み合わせて1本のアニメをつくりあげる、その調整はものすごく大変ですが、カチッとハマったときには言葉にならない喜びがあります。
アニメ業界をめざす人にアドバイスを!
私は東放学園入学当初に思い描いていた夢からは、少し違う方向へ舵を切りましたが、アニメの仕事が今も大好きです。そう思えるのも、アニメーターの道につまずいたとき、「別の方法があるかも」と発想を切りかえたことで、アニメプロデューサーへの道が開けたから。東放学園は作画だけでなく幅広く学べる場所なので、自分の中にある新しい才能や可能性にオープンな気持ちで学べば、学生時代の想像を越えた形でアニメと関わる未来が開けるかもしれませんよ!