プロデューサー・新井順子さん
00年度卒
プロデューサー
(株)TBSスパークル
00年度卒
プロデューサー
(株)TBSスパークル
【おもな番組】TBS系 日曜劇場『下剋上球児』TBS系『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』TBS系『最愛』TBS系『MIU404』
海外に通用する作品をつくりたい
プロデューサーとはどんな仕事ですか?
企画を立てて、スタッフを集めて、キャスティングして、台本をつくって、編集チェックして、予算管理をして、宣伝を考えて…たくさんありますね。ひと言で表すと、0を1にするのがプロデューサーで、1を2にするのが監督(ディレクター)というイメージ。常時3~4企画を動かしながら、いっぱい種を蒔いて、それが2年後、3年後にどう花開くかという仕事です。最近は配信などもあって、視聴率だけで価値を測れない時代になってきたので、ドラマ終了後の二次展開も考えます。先日も『MIU404』(TBS系)で使用したメロンパン号が全国をまわったんですが、「この車もったいないので展示とかできないですか?」と提案したら、いろんな人が動いてくれて。採用されるかはわからないけれど、とにかくアイデアを出すようにしています。
この仕事をめざすうえで大事なことはなんですか?
自分の意見をちゃんと持っていること。こういうものがつくりたいという強い意志を持って、旗を振っていかないと誰もついてこないので。役者さんはものすごく考えて現場に入られるので、それ以上に台本を読み込んで全体を考えることが必要です。現場は、監督や役者とどうセッションして、どこに落とし込んでいくかっていう勝負の場でもあるんです。あとはやっぱり人柄ですね。プロデューサーに限らず、次も一緒に仕事がしたいと思ってもらうことは大切ですね。