まえだ たかひろ さん
漫画家
漫画家
自分の壁を越えたときの爽快感が楽しい!
漫画家。学生の時から積極的に持ち込みをおこない、奨励賞や佳作を受賞している。月刊スピリッツに掲載された読切り作品「ピーMAN」でデビュー。小学館のマンガアプリ「マンガワン」で「ハルスケル」を連載。
プロになって大変なのが、とにかくネームが通らない!週刊連載は、ネームにかけられる猶予は3日。この限られた時間でネームを作り担当に送ると、焦って妥協した部分を見抜かれてしまい、それを直していると、なぜ好きなものさえ伝えられないんだと、未熟で無知な自分を突きつけられた気分になります。それと向き合い、認めなければ先へ進めません。ネーム作業は本当に大変で、上っ面の物語を作ってても漫画にはなりません。キャラクターは己の分身ですので自分と向き合い、問題と向き合う先にネームは完成します。ですので、悩み、考え、修正したのちにネームが完成すると、昨日の自分よりも少しだけ漫画的にも、人間的にも進歩したってことなんじゃないかと思います。そんな自分の壁を超えた時の爽快感が仕事をしていてとても楽しい瞬間です。