2013年3月
エグゼクティブシェフ(料理長)
natuRe waikiki (ハワイ)
海外で活躍することが夢だった小川さん。2013年3月に服部学園の調理師本科を卒業後、2015年に渡米し「Bouley」(アメリカ・ニューヨーク)に就職。その後、2016年に「La bourse et la vie」(フランス・パリ)に転職し、2017年より「Paris.Hawaii.」 (アメリカ・ハワイ)のスーシェフ、2021年より「natuRe waikiki」(アメリカ・ハワイ)のエグゼクティブシェフ(料理長)として活躍中。
学校選びの際、服部学園を選んだ理由は何ですか?
料理人になりたいと思った高校時代のアルバイト先のシェフに、調理師専門学校に行くなら有名なところに行くべきとアドバイスされたからです。社会に出てから、服部を卒業しましたと言うとみなさんわかっていただけるので、今でもそうして良かったと思います。
印象に残っている授業を教えてください。
学生当時は料理の技術を上げたかったので調理実習が好きでしたが、料理人になってから、技術はもちろん、食を突き詰めようとすると食品学や栄養学など、基礎となる知識があるとまた自分が作る料理も変わってきます。レストランで働き出すと学科を学ぶ機会はなかなかないので、食品学や栄養学などの座学が今とても役に立っています。
また、私は卒業後フレンチの道を選びましたが、幅広く教えていただいた他ジャンルの日本食や中華などからヒントを得ることもあります。
担任の菊池先生からは、料理以外にもほんとうにたくさんのことを学びました。
就職先を選んだ理由はなんですか?また、ハワイで仕事をすることになった経緯について教えてください。
ずっと海外に出ることが夢でした。 ニューヨーク、パリ、と2カ国で働いて、同じフレンチでも場所によって変わる料理の楽しさを知りました。パリにいるときに、ハワイにフレンチレストランがオープンするというお話があり、新しい場所で挑戦してみたいと思い、スーシェフを任せていただくことになりました。仕込みや発注、部下の教育など、キッチン内の全てを管理し、シェフのアイデアを形にしたレシピを作成したり、メニューの考案をしたりもしています。
平均的な1日のタイムスケジュールを教えてください。
毎日12時に出勤し、16時半までに仕込みや発注などを終わらせ、賄いを作ります。16時半から17時までの30分賄いを食べて休憩です。17時にレストランオープン。ディナー中は調理、盛り付け、部下への支持をし、22時頃ディナーサービスが終わり、片付けと次の日の仕込みリストを作成し、23時頃帰宅します。
日々の仕事のなかで心がけていることは何ですか。
どの仕事でも大事なことだと思いますが、お客様に対しても、同じ仕事仲間に対しても、相手の気持ちを考えることをいつも大切にしています。