新潟薬科大学附属医療技術専門学校
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五十嵐 和哲先生

五十嵐 和哲先生
救急救命士科
専任教員

令和3年5月21日に医療法等の一部を改正する法律案が可決(令和3年5月28日・公布)され、本年10月1日から医療機関に勤務する救急救命士の救急救命処置が認められます。
救急救命士の活躍の場といえば消防職員が一般的でしたが近年、活躍の場が広がりつつあり、医療機関への就職が増えております。
今まで救急救命士は、重度傷病者を医療機関に搬送するまでの間、救急現場と救急車内でしか業務が許されていませんでしたが、法改正により医療機関に勤務する救命士は重度傷病者が搬送先医療機関に入院するまでの間、または入院を要さない場合はその医療機関に滞在している間、特定行為を含む救急救命処置を実施する事ができることになります。(厚生労働省令で定める事項に関する研修を受けなければならない。)
医療機関での業務としては、救急外来受診患者の緊急度判定、院外・院内心肺停止における蘇生チームへの参加、病院間の患者転院搬送やドクターカーの運用など、医療機関によって活躍の場に差があるようですが、今後は更に院内での救急救命士の存在意義が高まることでしょう。
新型コロナウイルスのワクチン接種について、医師や看護師、特例で歯科医師が接種を行うことが認められております。集団接種会場での担い手として集団接種に必要な医師などを確保できない場合などにかぎりという条件付きではありますが、救急救命士と臨床検査技師が接種を行えることが認められました。このように救急救命士はますます社会になくてはならない存在になっています。
社会の期待に応えるためには、現状に満足することなく、生涯にわたり新しい知識・技術を修得し続けていく必要があります。同時に、多種多様な職種の医療人が連携して協同するチーム医療をおこなうために、他職種を尊重し、チームワーク力を備え、相手を労う気持ちなど、医療者としての人格の形成も必要となります。
多くの人命にかかわる救急救命士の職は、決して生易しいものではありませんが、厳しいからこそ得られる充実感、達成感があります。
これからも次の日本の救急医療、チーム医療の担い手となるプロフェッショナルな医療人、救急救命士の育成に取り組んでまいります。
皆さん、救急救命士になりたいという夢を共に実現しましょう!

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