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文化服装学院

横山 智和 評判・口コミ

横山 智和

評判・口コミ・評価・レビュー星5つ

文化服装学院 ファッションクラフトデザイン科
2008年
帽子作家

模索しながらの帽子作り

帽子作家として日々帽子制作をこなしている“nokkuの帽子屋”こと横山さん。帽子作家になるからには、もともと帽子が好きだったのだろうか。「小さい頃から帽子を被るのが習慣にはありました。ハットやハンチングなど。でも今は自分の帽子は2つくらいしか持っていませんね」。文化に通いながら帽子作りのノウハウを習得していったのかと思いきや、実はそういうわけでもなかったようだ。「文化に入る前から帽子をやりたかったんですけど、実際は文化では帽子専門というよりもバッグや手芸、刺しゅうなど、総合的に帽子に必要なことを学びました。」。文化では帽子作りの基礎を学び、さまざまな知識と技術を身につけていったようだ。しかし今もまだまだ勉強中なのだとか。

物作りの中で最終的に残ったのが帽子だった

文化在学中から帽子作りを始めてそのまま現在に至っているという横山さん。「学生時代から少しずつ作り始めて、そのまま卒業して帽子作りをコツコツ続けています。将来はどうしようかなぁと思っていたら卒業していた感じです(笑)。何も考えてなかったと思います」。もともと何かを作る作業、物作りが好きで、そういった中で自分が続けていけるのは何かを考えたときに残ったのが、帽子だったのだとか。「文化に入る前に文化学院という美術系の学校に通っていました。油絵を描いたり鉄を削ったり、木を削ったり。そういうことが好きだったんですよね。そしていろいろと消去法をしていって残ったのが、帽子だった。だから続けているのだと思います」

人と人との縁でオーダーを受けるように

今、横山さんの作る帽子はショップで取り扱っているのではなく(募集中)、独自のルートで販売をしている。「即売会みたいなものを喫茶店とかでやったり、展示会をしたり、ミュージシャンに頼まれて作ったり。卒業してすぐに一人でやっているのでノウハウも手探りで、今自分に出来ることをしています」。様々な縁があって受注を受ける機会があり、そこでオーダーを受けて作ることが多いようだ。先月はイラストレーターたちと一緒に韓国で展示会をしてきたのだとか。さらにはミュージシャンのライブで関西へついて行き、そこで即売会をしたりも。オーダーはミュージシャンから受けることが多いようで、「欲しいけど実際はお店では売っていないようなものを求められますね」

被ってもらうことが一番大事

帽子作りの魅力については、何よりも需要があることが一番だという。とにかく被ってもらいたい。それがあるからこそ帽子を作っているという横山さん。「この作品(帽子)を買ってほしいというよりは、『欲しいという帽子を作りたい』という感覚ですかね。あまり自分のブランドとしてやっている感覚がないですね。買ってくれて毎日被ってくれれば嬉しいです」。では帽子を作るにあたってのインスピレーションはどこから来るのだろうか。「そこにいる誰かに被ってもらうイメージをして作ることがほとんどです。需要があっての帽子作りなので」。それでは横山さんなりのこだわりは?「シンプルだけど一捻りあるくらいの帽子が好きですね」

気張らずに入ってもらえる店で帽子を売りたい

横山さんの作る帽子は一見シンプルに見えるが、裏地には派手でかわいらしい布地を使っているものが多い。裏地はヨーロッパで買い付けてきたのだとか。もともと旅行が好きなこともあり、よく国内外問わず旅行に行くのだそう。「行ったことのない所に行くのが好きなんです。あとは美味しいものを食べるのが楽しみですね」。そんな横山さんの将来の野望が実に興味深い。「将来は煮込み屋をやりたいんですよ。牛モツ煮込みをやりながら、帽子も売るんです。ファッションの敷居の高い感じがあまり好きじゃないので、煮込み屋なら気張らずに入ってもらえるじゃないですか。それに向けて今お金を貯めてます」。『煮込みと帽子のお店 ノック』、今から開店が楽しみだ。
※この取材内容は2009年11月時点のものです。

【参照元】文化服装学院HP Next

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