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古田 七瀬 評判・口コミ

古田 七瀬

評判・口コミ・評価・レビュー星5つ

文化服装学院 アパレルデザイン科メンズデザインコース
2005年
コスチューム担当
“劇団四季”

コスチュームにまつわる幅広い業務を担当

日本が誇る演劇とミュージカルの殿堂「劇団四季」で、コスチュームのプロデュースを担当している古田七瀬さん。ひと口にコスチュームといっても、衣裳だけでなく小物や靴に至るまで、身につけるもの全般に携わっており、ときには舞台裏で衣裳の早変えのサポートをするなど担当業務は幅広い。「演目によっては劇場に常駐し、衣裳の準備や片づけ、クリーニングなどを行います。特にダンスパフォーマンスのある演目では、衣裳がやぶれたりペイントが薄くなったりしやすく、毎日メンテナンス作業に追われることになります」

場面に合ったリアルな衣裳作りを

取材に伺ったときは、東京の四季劇場[秋]で公演されている“ウェストサイド物語”の準備の真っただ中。古田さんは色とりどりの衣裳が置かれたコスチュームルームで、2名のスタッフとともに作業を行っていた。「今回は再演なので、新しく衣裳を作るというよりは、既存の衣裳の染め直しや修繕、サイズ直しをメインに行っています」。また、ストーリーや役柄に合わせて、衣裳にリアル感を出すのも大切な仕事のひとつ。「新しいシャツを購入したときなどは、洗いをかけたりベージュに染めたりして、わざと着古した感じを出すのはコスチュームならでは、です」

舞台衣裳ならではのさまざまな事情

デザイン画を元に素材を選び、自らミシンを踏むこともあれば、外部の職人に縫製をオーダーすることもあるなど、衣裳制作のやり方は演目によってさまざま。「まず生地選びをするところから、衣裳制作が始まります。イメージ通りのものがない場合は自分たちで染めたり、既製品に加工を施したりします」。さらに、コスチューム担当を悩ませるのが“照明”の影響。「照明ひとつで、衣裳が全然違って見えるものです。例えば、明るい照明の下ではピンクも白に見えてしまうので、客席から衣裳がどう見えるかを常に考える必要があります」

求められるオールマイティーな知識・技術

文化に入学してまもなく、舞台衣裳の道を志したという古田さん。アパレルデザイン科のメンズコースを選んだのも、舞台衣裳をやるならレディースだけでなく、メンズも学んでおきたいと思ったからだとか。「私は前衛的で非日常的な洋服を作っていたので、周りから“舞台衣裳をやったほうがいいよ”と言われることが多く、自分でも意識するようになりました。でも、舞台衣裳にここまで幅広い知識や技術が求められるとは知らなかったので、今振り返ると服装史や素材、染色など、学生時代にもっと勉強しておけばよかったと思うことが一杯あります」

俳優から信頼されるコスチューム担当になりたい

イメージ通りのコスチュームを準備しても、いざ通し稽古をしてみると「靴の音が大きい」「脱ぎ着に時間がかかる」など、細かい問題が発生する舞台の世界。本番はやり直しがきかないだけに、さまざまな状況を想定した的確な判断・調整能力が求められる。「俳優さんが“袖をタイトにしたい”と言っても、機能性などの理由から要望に応えられないこともあります。衣裳の数だけ試行錯誤があり、経験がものをいう厳しい世界ですが、俳優さんに“古田さんに任せておいたら安心”と信頼されるようなコスチューム担当になれたらいいですね」
※この取材内容は2009年11月時点のものです。

【参照元】文化服装学院HP Next

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