2005年
ウェブ制作・編集
日本ファッション協会
東京のファッションシーン見つめ続けてきたサイト
東京のリアルなストリートファッションを観測し発信し続けているウェブサイト「スタイルアリーナ」。その制作と編集業務を行っている久岡さん。このサイトを運営しているのは、色彩検定などでもおなじみの、日本ファッション協会だ。そう聞くと敷居が高そうなイメージがあったが、サイトを覗いてみると、お堅い感じは全くなく、ストリートスナップをはじめ、現在の日本のファッションシーンを見つめることの出来る興味深いサイトだ。「当初からストリート系なんですよ。ユーザーさんも若いので。何年も続いているサイトなので、あとから見返してみたときに、『こんなのが流行っていたんだ』というのがわかっておもしろいですね」。
デザイナーアシスタントとしての経験
文化ではアパレル総合科でデザインやパターン、MDなど幅広く学んだという。そして卒業が間近に迫った頃に、装苑を見ていて目に留まったブランドに電話をして売り込み、アシスタントとして就くことに。アシスタント業務は大変なこともあったようだが、その経験は久岡さんにとって決して無駄ではなかったようだ。「アシスタントをしていた時の経験がすごく今の生活に役に立っていると思います。学ぶことも多くて、いい経験が出来たと思っています」。アシスタントを2年ほど続けた後も、別ブランドのデザイナーアシスタントをするなどして過ごすが、興味は編集の仕事へと向いていた。
夢だった編集の世界へ
「本が好きだったのもあって、編集の仕事がしたかったんです」。アシスタントやアルバイトをしながら就職活動もしていた久岡さん。その時に、日本ファッション協会でストリートスナップのアシスタントの募集を見つけ、応募したのがきっかけだ。そしてアルバイトとして在籍した後に現在は契約社員として働いている。「正社員ではないので、他の仕事もやってもいいということにはなっているんですけど、忙しいので結局社員みたいに毎日ここにいますね(笑)」。仕事内容としては、画像処理やウェブの素材を作ったり、アポ入れから取材、撮影、記事のライティングまでをこなし、現在は「SHOP STYLE」というショップ紹介のコーナーと、東京コレクションのレポートを担当している。
1人で回す大変さとやりがいを実感
「最初は何を書いたらいいのかもわからなかったし、だけど人も少ないので一からじっくり教えてくれるわけでもなく…。自分で本を読んだりしながら学んでいきました。もちろん参考になるウェブマガジンやブログもマメにチェックしています」。1人で一通りの業務を行っていることもあり、やはり大変なこともあるようだ。「スナップもショップ取材も毎週更新なので止められないんですよ。アポも自分で行かないといけないので、アポが取れない時はちょっと滅入ることもありますね」。しかしもちろんやりがいもある。「まず取材先の人に『取材してくれて嬉しい』と言われたらこちらも嬉しいです。それからユーザーさんから『いつも見てます』と言われるのも嬉しいですね」。
興味のあることを発信していきたい
ずっと憧れだった編集の仕事に就いた久岡さん、しばらくはこの仕事を続けていくそう。他にやってみたいことを聞いてみると、「やっぱり雑誌の編集がやりたいですね。本が好きなので。できればファッション誌がやりたいです」。さらに友人達と計画中のものがあるようで、「ウェブマガジンみたいなちゃんとしたブログをやりたいと思っているんです。音楽やアートなど、気になるカルチャーを発信していきたい」。久岡さんは新しいものが好きで私生活でもネットを多用しているそう。最近は海外のブログを見たり、ツイッターなどのSNSサイトを通じて情報収集をしているとのこと。「この先何をするかはまだわからないけど、色んなことに興味があるので、それを発信できる何かができたらいいなと思っています」。
※この取材内容は2010年3月時点のものです。
【参照元】文化服装学院HP Next