【プロジェクトベースドラーニング】プロジェクトの進行、課題解決に必要な科目を学ぶ
御茶の美術専門学校では、産学連携を主軸としたプロジェクトベースドラーニング(課題解決型学習)を実施しています。従来の教育が、教員が設定した問題を、学生が解答することで習熟度を高めていくのに対し、プロジェクトベースドラーニングでは学生自身で設定した課題を、学生自身が解決するために教員や授業を利用する点で異なります。本校では、まず必修である産学連携授業で、複数の企業や団体から出題が発表されます。次に、学生同士でプロジェクトチームを編成し、課題発見から課題解決までを取り組んでいきます。ここでは、難解なビジネス用語もチームで教え合うピアラーニングによって理解することができます。また、選択必修であるクリエイティブ系授業では、学生がプロジェクトを遂行するのに必要なデザインスキルを身につけることができます。
【プレゼンテーション】自分たちのプロジェクトについてクライアントと意見交換できる
御茶の水美術専門学校の産学連携授業では、出題内容や連携先との意見交換を通じて、多様な業種、業態のマーケティングや、それぞれに必要とされているビジネススキルを学ぶことができます。またプレゼンテーションでは自分のプロジェクトの実現可能性について、企業や団体の当事者から現実的な意見を聞くことができます。
※2022年度産学連携出題実例:
【アミタ株式会社】循環していないモノ、将来循環させるべきモノを特定し、みんなから愛されるサーキュラーエコノミービジネスを考え、発表してください。
【株式会社資生堂】クリーン&ビューティーのコンセプトを Z 世代で浸透させるためにどのようなプロモーションが考えられるか。
【持続可能な開発のための教育】 プロジェクトの判断基準に、持続可能な開発目標をすえる。
御茶の水美術専門学校は、SDGs(持続可能な開発目標)を支援する国連グローバルコンパクトの会員です。
ESD(持続可能な開発のための教育)は必修、選択必修を問わず全ての科目の基礎と位置付けられています。例えば必修の産学連携授業では、プロジェクト別に食品を扱うなら「2.飢餓をゼロに」で食品ロスを、商品を扱うなら「13.気候変動に具体的な対策を」や「14.海の豊かさを守ろう」などへの影響を考えます。選択必修のクリエイティブ系授業でも、パッケージデザインなら「12.つくる責任、つかう責任」で廃プラスチック問題を考えます。こうして日常から「よりよい環境や社会の実現」に貢献するプロジェクトを、企業の「利益」と相反さない形で考えることができるようになります。
【持続可能な開発目標】 御茶の水美術専門学校は、持続可能な開発目標を支援しています。
SDGs(持続可能な開発目標)とは、2015年に国際連合によってさだめられた掲げられた世界規模のアジェンダ(検討課題)で、私たちの生きる地球をよりよく変革するための17の開発目標が掲げられています。特に貧困の根絶、持続可能な社会の実現、不平等の是正は大きな課題であり、国連グローバルコンパクトの加盟校である御茶の水美術専門学校も「4.質の高い教育をみんなに」を通じて、教育格差の解消をはじめとする社会課題に取り組んでいます。また産学連携授業では、出自やジェンダー、学歴を問わずに人材を評価する優良なパートナーを探し、学生と社会人、企業とのコミュニケーションが活性化される環境づくりに取り組んでいます。
【職業実践専門課程】クリエイティブを企業やフリーランスの仕事に活かす「実学」中心の授業編成
御茶の水美術専門学校は、文部科学省より「職業実践専門課程」の認定を全学科が受けています。
すべての授業が社会に在る問題の発見、および解決を最終的な目的としてカリキュラム・マネジメント(授業編成)されており、入学から卒業まで短い期間の中で、効果的に仕事に繋がるクリエイティブを学べます。
特に産学、官学連携授業では、何が問題で何が解決方法なのかわからない「ゼロ地点」から価値のある商品やサービスをデザインすること、つまりクリエイティブ(創造)をロジカル(論理的)に学んでいきます。
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