東條 力
統括エンジニア
株式会社ルーキーレーシング
統括エンジニア
株式会社ルーキーレーシング
学生時代の学びや経験が今の自分の基礎となり、生涯の宝になる。
私は車が好きで、整備士になるためにトヨタ東自大へ入学しました。卒業後はディーラー整備士を経て、現在はスーパーGTやスーパーフォーミュラのレースエンジニアをしています。
レースエンジニアは、勝てるマシンを効率よく仕上げる役割を担います。レースやテストの現場では、ドライバーが感じたことを詳細に聞き出し、マシンやタイヤの状況をよく見て、においや環境の変化を感じ取る事がとても大切です。それをもとにデータ解析を行い、ラップタイムと照らし合わせ、セッティングを決めてゆきます。地道な作業を何度も繰り返して、ようやくスタートラインにマシンを並べることが出来るのです。
トヨタ東自大では実習の時間が多くあり、分解した後に時間をかけて観察する時間がありました。その後手順に沿って丁寧に組み上げて、翌日には日報として提出していました。学生時代に得られた知識や考え方は、レースエンジニアとしての基盤となり、生涯の宝となっています。
4/13更新
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