酒井 春菜さん
「おいしさ」という曖昧な概念を物理で考え数値化する挑戦が楽しい
高校時代に食品について学び、パウンドケーキやレトルト食品、ラム肉のソーセージなど実際に加工・販売し、作物や家畜が食品として加工され消費者の手にわたっていくところに面白さを感じました。商品開発の経験をきっかけに、「おいしさとは何だろう?その要因を研究したい」と思うようになり、食と健康学類にある食品物理学研究室の「おいしさを物理で考える」というキャッチコピーに魅かれて本学に進学を決めました。
「おいしさ」はとても複雑な概念で数値化することが難しいとされていますが、食品物理学研究室では物理の指標を使って「おいしさ」を数値で表すことを試みています。曖昧な概念をどこまですっきりと数字で説明できるか、という挑戦が楽しいです。
私は食品原料等を製造している企業に就職することが決まりました。大学で得た知識や研究に取り組む基本姿勢を仕事に活かしながら、営業や品質管理などさまざまな業務にマルチに挑戦し、会社にとって不可欠な存在になることが目標です。